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長らく国内盤DVDが廃盤、中古価格が高騰していたピエール・グラニエ=ドフェール監督の『離愁』が、いつの間にか”復刻シネマライブラリー”で再発されていたという嬉しいニュースです。

この映画も以前記事を書いていますが(リンク)、主演のジャン=ルイ・トランティニャンロミー・シュナイダーがあまりにも素晴らしいこの映画、この機会を逃しますとまたいつ廃盤の憂き目に逢うかもしれませんので、お持ちでない方には是非お早目のご購入をお勧め致します!

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コスタ=ガヴラス監督の『Z』(69年)を再見。
この映画については以前記事を書いています。(リンク

最近、少々映画不感症気味で、DVDを観始めても途中でやめてしまったり、寝てしまったりと、観る機会が減りました。
こういう時は、文句なしに面白い映画を観るに限る!ということで観たのが『Z』というわけです。

今回再見して、改めて痛感しましたが、この映画の面白さは無類です
久しぶりに観たせいか結構細部を忘れているもので、かえって新鮮に観ることができました。

ざっとした感想は、以前書いた記事にほとんど書き尽くしている感じなのですが、やっぱり予審判事役のジャン=ルイ・トランティニャンが良過ぎますね。
彼が出ているシーンは、すべて名演技と言ってよいくらい素晴らしいです。
無表情一つで、あるいは、ちょっと表情を変えるだけでここまで魅せることができる演技力の凄さに圧倒されます。

また、この映画の豪華キャスティングにも改めて驚きますね。
イヴ・モンタン、イレーネ・パパス、ジャン=ルイ・トランティニャン、ジャック・ぺラン、フランソワ・ペリエ、ベルナール・フレッソン、シャルル・デネ、クロチルド・ジョアーノ、ピエール・デュ、ジュリアン・ギオマール、レナート・サルヴァトーリ、マルセル・ボズフィ・・・とイレーネ・パパスとレナート・サルヴァトーリ以外は当時のフランス映画のスターが揃った様は壮観としか言いようがなく、もうすべて印象的な役と言ってよいと思います。

長官役のピエール・デュ、次官役のジュリアン・ギオマールレナート・サルヴァトーリマルセル・ボズフィといった悪役連中のアクの強さが映画の面白さに多大な貢献をしています。
Z氏側でも、側近役のベルナール・フレッソンも良い味を出していますし、いくつかのトリュフォー作品で滑稽な役柄を演じているシャルル・デネが、ここではシリアスな役柄を見事に演じています。
また、シャブロルの『気のいい女たち』でのクール・ビューティーぶりが印象的だったクロチルド・ジョアーノが、こういった映画には意外なくらい良い収まり具合です。
映画の製作も担当したジャック・ぺランの新聞記者役も良かったですし、フランソワ・ペリエの貫禄、存在感の凄さは今さら言うまでもないでしょう。

前回私がこの映画の記事を書いたのが2008年で、その頃にはすでにDVDは廃盤になっていましたが、あれから8年たっても情けないことにいまだに廃盤のままです。(DVDのプレミアも上がっています)
そろそろいい加減ブルーレイあたり出てもいい頃だと思いますが、『告白』、『戒厳令』と続くモンタン三部作のこの冷遇ぶり、なんとかならないものでしょうか?

フランシス・レイの映画音楽の業績を集めた決定版4枚組CDボックス『フランシス・レイ 映画音楽集成』が9月28日に発売されます。

フランシス・レイのサントラCDはこれまで数多く発売されていますが、今回のボックスは【ほとんどがオリジナル音源】、【フランシス・レイ本人の全面協力】という点がミソ。
また、【日本のみ発売楽曲の世界初CD化曲を収録】とのことですので、国内盤のみの発売なのではないかと思われます。

フランシス・レイのCDボックスといえば、今年の春に海外で7枚組CDボックス、その名も『Anthology』が発売されたばかりでした。
どちらにせよ、収録曲のリストを見るだけでもフランシス・レイの世界にどっぷり浸れそうな圧巻の内容と言えそうです。

それにしても、国内DVD化されていない60~70年代のフランス映画がいかに多いことか・・・。

以前お知らせ致しました『珠玉のフランス映画名作選 DVD-BOX』に続いて『珠玉のフランス映画名作選 DVD-BOX 2』が9月2日に発売されます。

収録作品
●『あなたの目になりたい』(43)監督、出演:サッシャ・ギトリ
●『ショタール商会』(32)監督:ジャン・ルノワール
●『幻の馬車』(39)監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
●『高原の情熱』(43)監督:ジャン・グレミヨン
●『失楽園』(40)監督:アベル・ガンス

これは第一弾に劣らぬ物凄いラインナップ!!
幻の作品ばかりと言っても過言ではないでしょう。

パトリス・ルコント監督の『ハーフ・ア・チャンス』のHDリマスター版Blu-rayが9月2日に発売されます。
いうまでもなく、アラン・ドロンジャン=ポール・ベルモンドが『ボルサリーノ』以来28年ぶりの共演を果たした娯楽アクション作品。
以前書いたレビュー

既発DVDが画質イマイチだっただけに、今度のブルーレイ化は嬉しいです。
映画はもう理屈抜きに楽しめる内容ですので、ブルーレイで観直すのが本当に楽しみです。

珠玉のフランス映画名作選 DVD-BOX』が来年の2月3日に発売されます。

収録作品は
●『マイエルリンクからサラエヴォへ』(マックス・オフュルス監督)
●『白い足』(ジャン・グレミヨン監督)
●『七月のランデヴー』(ジャック・ベッケル監督)
●『罪の天使たち』(ロベール・ブレッソン監督)
●『乙女の星』(クロード・オータン・ララ監督)

これは凄いラインアップですね!
オフュルスの『マイエルリンクからサラエヴォへ』とブレッソンの『罪の天使たち』は2008年の映画祭『フランス映画の秘宝』で公開されましたが、もちろん本邦初DVD化。
『罪の天使たち』について当時書いた記事

ベッケルの『七月のランデヴー』のDVD化にも驚きましたが、グレミヨンの『白い足』も以前から観たい作品の一つ でした。
オータン・ララの『乙女の星』にはメルヴィル作品でもおなじみのジャン・ドサイーフランソワ・ペリエも出演しています。

突然のビッグ・ニュースです。

アンスティチュ・フランセ東京にて、東京国際映画祭提携企画「アラン・ドロン特集 唯一無二、そしてその分身」の開催が決定しました。(リンク)(チラシPDF

期間:10月23日(金)〜11月1日(日)
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ

【上映作品】
・『太陽がいっぱい』 (1959年/監督:ルネ・クレマン)
・『黒いチューリップ』(1963年/監督:クリスチャン=ジャック)
・『冒険者たち』(1967年/監督:ロベール・アンリコ)
・『サムライ』(1967年/監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
・『太陽が知っている』(1969年/監督:ジャック・ドレー)
・『仁義』 (1970年/監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
・『リスボン特急』(1972年/監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
・『パリの灯は遠く』(1976年/監督:ジョゼフ・ロージー)

【上映スケジュール】
10月23日(金) 19:00『パリの灯は遠く
10月24日(土) 12:00『太陽がいっぱい』 15:00『仁義』 18:30『太陽が知っている
10月25日(日) 12:00『太陽が知っている』 15:30『仁義
10月30日(金) 19:00『仁義
10月31日(土) 12:30『冒険者たち』 15:30『黒いチューリップ』 18:30『リスボン特急
11月01日(日) 11:30『リスボン特急』 14:00『サムライ』 16:30『パリの灯は遠く』※上映後トークショーあり(ゲスト:中原昌也)

いずれも日本語字幕(『仁義』のみ英語字幕)

なんと8作中3作がメルヴィル監督作
ドロン主演の3作品がすべて上映されるのはかなりの驚きですね。
サムライ』は1回きりの上映となりますので競争率高そうです。
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テンプレ作った人:おみそ
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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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