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ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『旅路の果て』を国内盤ブルーレイ(IVC)で観た感想。

この映画については何度も書いているので、内容の素晴らしさについては今さら言うまでもないが、今回は待望のブルーレイでの視聴。
実際、映像もフランス・パテ社が2015年に修復したマスターが使われているようで(冒頭にクレジットが出てくる)、これまで観ていたIVC盤DVDとは比べ物にならないくらい画質が良く、大変満足である。
全く、これまでひどい画質のDVDを有難がって観ていたのが夢のようだ。

良い画質で観ると映画がさらに魅力的に写るのは当然で、これまで観た時に比べ、脇役陣の好演ぶりがことに印象深い。
もちろん、ヴィクトル・フランサンルイ・ジューヴェミシェル・シモンの主演3人の演技の素晴らしさには改めて感銘を受けた。
ラストは涙無くしては観られない。

戦前のフランス映画ファンには絶対オススメの逸品である。

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ジュリアン・デュヴィヴィエ監督のBlu-rayといえば、先日『我等の仲間』『旅路の果て』の2作のBlu-rayが発売されたばかりですが(私も買いましたがまだ観ていません)、12月23日にはなんと『舞踏会の手帖』 のBlu-rayも発売されます。
発売元は今回もIVC

舞踏会の手帖』は『望郷』等と並んでデュヴィヴィエ監督の代表作とも目される作品ですが、私はこれまで一度しか観ていません。
以前IVCから発売されたDVDを観たのですが、画質が悪く、あまり楽しめなかった覚えがあります。
今回のBlu-rayはHDマスターを謳っていますので、画質は期待できるでしょう。
この作品をBlu-rayで再見するのが楽しみです。

個人的に大ニュースです!

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の映画史に残る名作『旅路の果て』と『我等の仲間』のBlu-rayDVDが10月28日に発売されます。
発売元はやはりIVC

デュヴィヴィエの日本盤ブルーレイが出るって、初めてじゃないですか!?
しかも、私の最愛の映画の一本『旅路の果て』のブルーレイが出るなんて夢のようです・・・。
しかも、『我等の仲間』のブルーレイまで出るなんて、嬉しくて仕方ありません(涙)。
以前書いた『旅路の果て』の記事
以前書いた『我等の仲間』の記事

この二つの映画とも、やはり同じIVCからDVDがかなり以前に出ていました。
私は両方とも所有していますが・・・画質はひどかったです
いわば、最高の映画を最低の画質で我慢して観ていました。
それからいよいよ解放されると思うと、喜びの念に堪えません。
今回のブルーレイはHDマスターと謳っているくらいですから期待大ですし、もし裏切られたら許しません(笑)。

例によって、お得な初回限定のBlu-rayツインパックも出ますので、これはもうツインパックを購入決定です。

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『パニック』(46年)を国内盤DVDで観た感想。

フィルム・ノワール  ベスト・セレクション フランス映画篇 DVD-BOX1』の中の一篇。
第二次大戦中にハリウッドで映画を撮らざるを得なかったデュヴィヴィエの、戦後フランス映画復帰第1作。
ジョルジュ・シムノン原作であり(原作は未読)、後にパトリス・ルコント監督に『仕立て屋の恋』(89年)としてリメイクされているという。

仕立て屋の恋』は当時かなり世評の高かった映画で、私はレンタルで観たが、あまり好きな映画ではなかったような記憶がある。
サンドリーヌ・ボネールはキレイだったが、主人公に共感できなかったし、ノワール的な雰囲気もなかったと思う。

それに比べると、この映画がノワール的な雰囲気が濃いのはヒロインを演じたヴィヴィアーヌ・ロマンスが典型的なファム・ファタールとして描かれているからである。
しかし、どこか憎めないキャラクターなのはこの女優の持ち味のせいか。

主演のミシェル・シモンも必ずしも単純なキャラクターではなく、興味と共感を惹きつける魅力がある。
後半などまるでラングの『M』のようだ。

ラストで真犯人が分かる設定はルイ・マルが『死刑台のエレベーター』(58年)で拝借したのではないだろうか。



ここ一年ばかりブログをほったらかしにしていたわけですが、理由は簡単で、メルヴィル、というより映画そのものに対する興味がほとんど失われたからでした。
 実際、この一年映画を観る時間も心理的余裕もありませんでした。
では、それが今戻ってきたのかと問われれば困りますが、少しはマシになりつつあるという状態。
以前のような状態に戻すには、未見の映画を観るよりも好きな映画を観る方が良さそうというわけで、先日観たのがジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『埋れた青春』(54)。
この作品については以前レビューを書いています。(リンク

今回改めて観直してみて、この大傑作を始めとする往年のフランス映画の名作のDVDが、ここ数年、ほとんど再発、あるいは国内ブルーレイ化されていない現状に言いようのない怒りを憶えました。(デュヴィヴィエ監督の映画で国内ブルーレイ化されたものってありますか?)

『埋れた青春』は内容はもちろん、エレオノラ・ロッシ=ドラゴという超絶美人イタリア人女優のおそらくは代表作の一篇でもあるので、映画ファンに絶対に知られて欲しい作品ですが、国内DVDは例によって廃盤で中古品は価格高騰しています。(彼女の主演作だとミケランジェロ・アントニオーニ監督の『女ともだち』、ヴァレリオ・ズルリーニ監督の『激しい季節』も必見)

また、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の戦後の作品では『埋れた青春』と並ぶ傑作がサスペンスタッチの密室劇『自殺への契約書』(59)。
これも国内DVD化されておりません。(以前書いた記事

そして、個人的に戦前の最高傑作と思っている『旅路の果て』(39)。
これはもうデュヴィヴィエのみならず、戦前戦後と通じてのフランス映画の最高傑作のひとつでしょう。(以前書いた記事
これも一向に国内DVDが再発されませんし、以前発売されていたIVC盤DVDも画質はお世辞にも良いとは言えないものでした(それでも私には宝物ですが)ので、是非ともブルーレイの高画質で堪能したい作品です。

 

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『並木道』を国内盤DVDで観た感想。

BOULEVARD』(60年)
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ、ルネ・バルジャヴェル
撮影:ロジュ・ドルモイ
出演:ジャン=ピエール・レオー、マガリ・ノエル、モニク・ブリエンヌ、ピエール・モンディ

 
初見。
トリュフォー監督のあの『大人は判ってくれない』から約1年後にジャン=ピエール・レオーが主演した作品だけあって、内容もまるで『大人は判ってくれない』を継承したかのような青春映画である。

ところで、個人的にジュリアン・デュヴィヴィエ監督といえば、このブログでもよく書いているように、戦前は『旅路の果て』、戦後は『埋れた青春』『自殺への契約書』など、最良のフランス映画を撮った名監督という認識なのだが、この作品は彼の監督作の中では残念ながら中の下くらいに位置する作品という印象だ。

決して退屈したわけでもないし、つまらないわけでもないが、観ていてどうも主人公に感情移入しづらいのと、ストーリー的な起伏も少ないのが欠点だろうか。
もちろん、マガリ・ノエルが印象的な役柄で出ていたりとか、モンマルトルのどこかノスタルジックな描写など、好きな部分ももちろんあるのだが。

それはそうと、冒頭のピガールの描写などはメルヴィルの『賭博師ボブ』(55)にビックリするくらいそっくりだ。

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『商船テナシチー』をレンタルビデオで観た感想。

LE PAQUEBOT TENACITY』(34年)
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ 
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ、シャルル・ビルドラク 
撮影:ニコラ・エイエ 
音楽:ジャン・ウィエネル 
出演:アルベール・プレジャン、ユベール・プレリエ、マリー・グローリー、マディ・ベリー、ピエール・ローレル、ニタ・アルヴァレス、レイモン・エイムス 
 
初見。
港町を舞台に友情と恋愛、運命の残酷さを描いたメロドラマ。
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督らしい作品であると同時に、いかにもこの時代のフランス映画らしい作品である。

脇役に至るまで俳優陣が皆いい。
アルベール・プレジャンといえば、『巴里の屋根の下』(30)などルネ・クレール作品というイメージが強いが、デュヴィヴィエ作品にも違和感なく収まっている。
ヒロイン役のマリー・グローリーの容姿も決して古臭くないのがいい。
撮影は後にメルヴィルの『いぬ』(62)も担当することになる名手ニコラ・エイエ

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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