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HPのBBSに寄せられた情報です。

7月1日~14日にかけて、東京・渋谷『Bunkamura ル・シネマ』にて『俳優生活60周年記念特集上映 アラン・ドロンに魅せられて』という特集上映が行われます。
リンク

上映作品は『冒険者たち』『山猫』『スワンの恋』『地下室のメロディー』『太陽が知っている』『リスボン特急』。

スワンの恋』と『太陽が知っている』がスクリーンで上映されるのも珍しいですが、メルヴィル・ファンとしては、なんといっても『リスボン特急』の上映に注目!
スクリーンで観られる機会は極めて少ない作品だけに、大変貴重な機会になりそうです。

先ごろ俳優活動の引退を表明されたアラン・ドロン氏ですが、日本とのかかわりが大変深かった人だけに、今後このような催しが増えてくることを期待しています。

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以前このブログでもお知らせしましたように、シネフィル・イマジカでは今月もメルヴィル特集が放送されていますが(放送される作品は『影の軍隊』『リスボン特急』『勝手にしやがれ』)、同時に『2×10』と題された10か月にも及ぶアラン・ドロンの特集も2か月目に入っています。

その関係で『リスボン特急』が両特集にリンクする形で放送されていたりもしていますが、シネフィル・イマジカのドロン特集のページでは“メルヴィルと真冬の友情”と題された、杉原賢彦氏によるコラムを読むことができます。(リンク

image9.gif昨年フランスで発売されたDVDBOX『Coffret Jean-Pierre Melville』についての情報です。

これは『賭博師ボブ』『モラン神父』『いぬ』『影の軍隊』『仁義』『リスボン特急』の6作品に、オリヴィエ・ボレール監督のドキュメンタリー『コードネームはメルヴィル』を加えた7枚組DVDBOXです。
ちなみにフランス盤ということもあってか字幕はありません

そんなこともあり、私は昨年購入してからろくに内容も確認せずにおりましたが、最近になってようやく内容をチェックしてみてビックリ。
リスボン特急』の特典になんとドキュメンタリー映像が入っていました。

ドキュメンタリーの内容は、助監督ジャン=フランソワ・ドロン記録係スクリプトガールフロランス・モンコルジェという二人の裏方のインタビューです。
収録時間は24分で、2004年に製作された映像のようです。
中には貴重な当時の撮影現場の映像もあります。

ご存知のように、『リスボン特急』に関するドキュメンタリーは、これまで海外盤、国内盤含め、全くといってよいくらいありませんでした。
それだけにこれは大変貴重な映像資料だと思います。
二人の裏方のインタビューは(大部分がフロランス・モンコルジェのインタビュー)撮影秘話満載のようです。もちろん、すべてフランス語なので、話の内容は全く理解できませんが…。

f4d16468.gif当時の撮影現場の映像は決して多くないのですが、当然のことながら初めて観る映像ばかりで観ていて興奮しました。
特にアラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーヴのラヴシーンをメルヴィルが演出(相談?)するシーンまで観られるなんてビックリ!
特に、ドヌーヴとメルヴィルが一つのカットに収まっている写真は、これまで一枚も見たことありませんでしたからね…。

ところで、ここに登場したフロランス・モンコルジェという女性ですが、撮影当時はFlorence Moncorgé、このインタビューではFlorence Moncorgé-Gabinという名前になっていました。

3c843fd2.gifモンコルジェ…ギャバン…という名前が引っ掛かって調べてみましたら、なんと!あのジャン・ギャバンの娘でした。(ジャン・ギャバンの本名はジャン・アレクシス・モンコルジェです)
そのつもりで見ると、確かにお父さんに似ていないこともありません。
彼女は1949年生まれのようですから、『リスボン特急』撮影時は23歳だったことになります。
もしかしたらインタビューではそのあたりの事情も語られているかもしれません。

メルヴィル映画にジャン・ギャバンが出演する機会はついにありませんでしたが、意外なところで二人の接点が見つかりました。

ジャン=ピエール・メルヴィル監督の遺作『リスボン特急』(72)のラストシーンは、凱旋門そばのホテル『SPLENDID HOTEL』前が舞台となります。
ここでコールマン警部(アラン・ドロン)は、友人であり犯罪者でもあるシモン(リチャード・クレンナ)と相対するわけです。
シモンはこのホテルの最上階、凱旋門の見える南側の部屋に宿泊しているという設定です。
このホテルは、シャンゼリゼ大通りから凱旋門に向かって、右側の奥、つまり方角的には北側に位置しています。(地図

私は2年前にパリを訪れた際、その舞台となったホテルが現存していることをこの目で確認しました。
パリ旅行の際に書いた記事
その際、いろいろ写真も撮りました。

左側が『リスボン特急』のワンシーン、右側が私がその時に撮影した写真です。
よろしければクリックして画像を拡大して見比べて下さい。

image54.jpg
入り口こそ変わっていますが、建物そのものは変わっていません。

3611c750.jpeg
ドロンに声を掛けられ振り向くクレンナ。左向こうにはドヌーヴの車が停まっています。

image57.jpg
上の写真の反対側の風景。クレンナに拳銃を向けたドロンが立っていた場所のすぐ近くです。

image58.jpg
ホテルの北側。ポール・クローシェの後ろに微かに“BAR”の文字が。現在はレストランのようです。

画像をご覧になっていただくとよく分かりますが、写真の構図は違いや、建物の細部の違いはあるものの、舞台となったホテルと全く同じホテルであることが御確認できるでしょう。
名称は『HOTEL SPLENDID ETOILE』と変わったようです。
ホテルのホームページ
ちなみに、凱旋門前の広場の名称は、現在『シャルル・ド・ゴール広場』ですが、1970年以前は『エトワール広場Place de l'Etoile)』と呼ばれており、現在もそう呼ばれることが多いそうです。

この地で『リスボン特急』が撮影されたのは1972年のことです。
それから35年経っても、舞台となったホテルがほぼそのままの姿で残っていることに私は密かに感動しました。
こういった古い建物がそのまま残っている点がいかにもパリらしい、といえるかもしれません。

51mushKKl0L.jpg昨日13日は、『リスボン特急』の国内初となるDVDの発売日でした。
買われた方はいらっしゃいますか?
私はもちろん勇んで購入した次第です。

本来であれば、こういった商品は12日には店頭に置かれていますから、私も12日に購入予定でしたが、いろいろ事情が許さず、13日に。
仕事の都合で新宿のヨドバシカメラに行ったのは閉店間際の夜10時近く。
しかし、どこをどう見ても見つからず。
店員さんに尋ねたら丁寧に調べてくれたのですが、『今日発売でしたが、売り切れました』とのお話!
残念というより、一ファンとして、嬉しい気持ちの方が大きかったかもです。

その話を聞いて、以前の『影の軍隊』のユニバーサル盤DVDが速攻で売り切れたことを思い出し、どうしても今日中に欲しくなり、ちょっと足を伸ばして新宿のタワーレコードへ。

そこにはまだ2枚ばかり店頭に在庫がありましたので、無事購入できたのでした。

さきほどまで映画の冒頭の20分ほどをパソコンで観たのですが、画質はまず問題ないと思います。
PAL盤のようなので(まだUS盤との比較はしていませんので未確認)、波の音のピッチが少々高く感じられる気がしましたが、普通はまず気づかない範囲でしょう。

トンデモ字幕がお家芸となっているユニバーサル盤ということで、発売前から不安だった字幕は、実際のところ、いかにも直訳調で、こなれた感じがあまりないです。
不安が的中した格好ですが、VHSビデオの字幕では意図がよく伝わらなかったところが、このDVDの字幕で伝わってきていると思われる部分もあります。(ジャン・ドサイーの登場場面など)

あと、パッケージのタイトルが、原題の『Un Flic』ではなく、『DIRTY MONEY』とアメリカ版タイトルになっているのは残念ですね。
とりあえず、全篇を観てから、このDVDをまた改めて検証してみたいと思います。

image68.gifHPのBBSでも指摘されておりますが、『リスボン特急』のワンシーンに、『サムライ』の主人公ジェフ・コステロの名が登場するシーンがあります。

映画前半でアラン・ドロン演じるコールマン刑事が、安ホテルで売春婦と思われる女性の殺害現場の検証を行うシーンがありますが、部屋を立ち去る際に見つめる壁の落書の中にジェフ・コステロの名が登場するのです。(右画像参照、赤の囲ってある部分、クリックすると拡大します)

メルヴィル監督というと、シリアス一辺倒な監督と思いがちですが、このような目立たないところに、意外とお茶目といいますか、ユーモラス(?)なシーンも撮っていたりするのですね。

image39.gif再び、INA(フランス国立視聴覚研究所)が公開している無料映像から、『リスボン特急』編集中のメルヴィル監督の様子が観られるインタビュー映像を紹介します。(3分ほど)
リンクはこちら。(右の画像は実際の映画のもの)

『リスボン特急』の撮影の様子が映像で観らないのは残念ですが、この作品についてメルヴィルが語った資料は少ないので、貴重です。

また、ジェンネル撮影所での編集の様子が垣間見られることも興味深いのですが、撮影所に設置してあったという試写室と思われる映像が観られることがとにかく貴重です。
映画会社にコネがあったというメルヴィルは、上映の合間のプリントを借りてきては、試写室で映画を観ていたといいます。
筋金入りの“映画狂”であったメルヴィルにとって、どこよりも、ここが最も寛げる場所だったのではないでしょうか。

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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