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ジャン・ルノワール監督の『黄金の馬車』と『草の上の昼食』がブルーレイ化されます。
発売元はIVC(DVDも発売)。

どちらもルノワールの傑作で、美しいカラー映像の印象的な作品ですから、今度のブルーレイ化は楽しみですね。

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ジャン・ルノワール監督、イングリッド・バーグマン主演の『恋多き女』(デジタル修復版)が3月3日より川崎アートシアター他で全国順次公開されます。(リンク
『恋多き女』について以前書いた記事

先日お知らせしたように、川崎アートシアターでは現在『大いなる幻影』が上映されていますが、それを引継いでルノワール作品が上映されることになります。
これはテクニカラーの美しい、いかにもスクリーン向きの作品ですね。



ジャン・ルノワール監督の不朽の名作『大いなる幻影デジタル修復版が2月3日より川崎市アートセンター他で全国公開されます。(リンク

数年前に出たブルーレイを買ったまま観ていませんが、リンク先の予告編を観ると画質の良さに驚かされます。
このような名作がスクリーンで観られたら素晴らしい映画体験ができそうです。

ジャン・ルノワール監督の『ゲームの規則』のBlu-rayが11月25日に発売されます。
発売元はやはりIVC
既に発売されている『大いなる幻影』とのお得なツインパックも発売されます。

作品は今さら言うまでもなく映画史に残る大傑作です。
それにしても、なんだかんだいってもジャン・ルノワール監督の作品はBlu-rayが次々と出ますね。(当然と言えば当然ですが)
こちらのブログではお知らせしていませんでしたが、10月28日には『素晴らしき放浪者』のBlu-rayも発売されます。

これで『素晴らしき放浪者』『大いなる幻影』『ピクニック』『ゲームの規則』と30年代の主だったところはBlu-rayで発売されることになりますので、次は『どん底』のBlu-rayを期待したいですね!
個人的にルノワールのベスト作品なので。

ジャン・ルノワール監督の『十字路の夜』を国内盤DVD(ブロードウェイ『世界の推理小説 傑作映画 DVD-BOX』)で観た感想。

LA NUIT DU CARREFOUR』(32年)
原作:ジョルジュ・シムノン
脚本:ジャン・ルノワール
出演:ピエール・ルノワール、ジョルジュ・テロフ、ヴィンナ・ヴィニフリート

ジョルジュ・シムノン原作「メグレと深夜の十字路」を初めて映画化した作品とのこと。
助監督にジャック・ベッケル

amazonを見ているとチラチラこのDVDの宣伝が出るので、いつの間に国内盤DVDが発売されてたんだーと調べたら、先日発売されたばかりの『世界の推理小説 傑作映画 DVD-BOX』(ブロードウェイ)に収録されていた。(8月にバラでも発売予定)
他にもいくつか観たい作品が収録されていたのでこのBOXを無理して購入。
一番最初に観たのはやっぱりこれだった。

まず、1932年の映画にしては画質が良いのに驚いた。
いくら映画が良くても画質が劣悪だと観る気を無くすから(ブロードウェイのこの種のBOXにはたまにハズレがある)、これは嬉しい。
正直言って、中盤から後半にかけてストーリーについていけない部分があったが(今残っているプリントはどうもカットがあるらしい)、それでもこの映画がとんでもなく凄い映画であることはよく分かった。
もっとも、ルノワールが凄いのかシムノンが凄いのかは分からないが、後半の畳みかけるような展開は圧倒的。
後の『ゲームの規則』(39)なんかもそうだが、ジャン・ルノワールはサスペンスを撮っても超一流である。
それにしてもルノワールの映画で銃撃戦やカーチェイスが見られるとは・・・。
助監督のジャック・ベッケルが後に撮ったノワールの名作『現金に手を出すな』(54)にはこれらのシーンの影響が如実に表れていると思う。

シムノンのメグレものではどうしても後のジャン・ギャバンのイメージが強いわけだが、この映画のピエール・ルノワール(監督の実兄)も決して悪くない。
スター性は皆無に等しいが、演技は達者だし、体格が立派なので存在感もある。

一方で、ヴィナ・ヴィンフリードのファム・ファタールぶりがたまらない。
彼女の存在がこの映画の大きな魅力の一つである。
同じ年(1932年)に撮られたハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』に出ていたアン・ドヴォラック(チェスカ役)を思い出してしまった。

ジャン・ルノワール監督の『ピクニック』(HDリマスター版)のブルーレイが来年の3月16日に発売されます。(DVDも同時発売)

前回のDVDは紀伊国屋書店からの発売でしたが、今回はポニーキャニオンからの発売です。

作品は言うまでもない大傑作ですのでブルーレイ化は嬉しいですね。(以前この映画について書いた記事
以前のDVDの画質も良かったですが、ブルーレイになってどれだけ画質が向上しているか楽しみです。

ジャン・ルノワール監督の『恋多き女』(56年)を国内盤ブルーレイ(紀伊国屋書店)で観た感想。

原題は『エレナと男たち』(『ELENA ET LES HOMMES』)。
当然のことながら原題の方が映画の内容にニュアンスが合っている。

ジャン・ルノワール監督×イングリッド・バーグマン主演作は後にも先にもこれだけだが、この奇跡的な組み合わせが実現したことを心から感謝したくなる映画である。

なんといってもバーグマンが素晴らしい!
齢40歳の頃の映画だが、スタイルは抜群、お肌はツルッツル、容姿に衰えは全く見られず、とにかく美しい。
テクニカラーによって、その美貌が一層光り輝いている印象だ。
バーグマンの主演作を観るのは本当に久しぶりだが、改めてこの大女優の魅力を再確認した。

特に印象的なのが気品ある笑顔で、ここまでバーグマンの笑顔が数多く見られる映画が他にあるだろうか?
それだけでもこの映画は不滅の価値を持つだろう。
その存在感もクールビューティー的な印象とは異なり、意外にも人間的な温かさを感じさせるのはルノワールの演出の賜物か。
しかも、胸の谷間を惜しげもなく(?)露出し、男どもにキスされまくるのである。
これはバーグマンのファンには堪らない映画であろう。

映画の内容としては、『ゲームの規則』(39年)を彷彿とさせるような、いかにもルノワール的なドタバタコメディである。(『ゲームの規則』とはヒロインの魅力が段違いだが)
始終群集がワイワイ騒いでいるような印象で、時代背景的なものがあまり分からないこともあって、観ていて落ち着かない部分もあるが、結局バーグマンの魅力で最後まで魅せてしまう。

バーグマンに惚れる男たちにジャン・マレーメル・ファーラーとスターを配しており、登場シーンも多いのだが、驚くほど印象に残らない。
女給役のマガリ・ノエルは前半で小悪魔的な魅力を発揮しているが、バーグマンと並ぶと女優としてのオーラの違いが気の毒なほど顕著。
むしろ後半に登場するジプシーの歌手役のジュリエット・グレコがクールな持ち味を出して印象に残る。

全体的に、いかにもルノワールらしい色彩感覚に優れた映画なので、紀伊国屋の高画質のブルーレイで観られて良かった。

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マサヤ
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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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