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マルセル・カルネ監督『嘆きのテレーズ』の国内盤Blu-rayアネックより1月21日に発売されます。
DVDも同時発売ですが、現時点でamazonにおけるBlu-rayとDVDの価格はほぼ一緒です。

まさかこの映画のBlu-rayが・・・という驚きと嬉しさでいっぱいです。
この映画について以前書いた記事

amazonの内容紹介を読んで驚いたのですが、1954年度キネマ旬報・外国映画ベストテンでは『恐怖の報酬』『ローマの休日』等を抑えて、第1位に選出されていたのですね。
特に『ローマの休日』より上というのは信じられません。
それだけ、当時の観客に強烈な印象を与えたのでしょう。

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マルセル・カルネ監督の『北ホテル』の国内盤ブルーレイが6月30日に発売されます。
DVDも同時発売で、発売元はこれまたIVC

今更言うまでもない戦前フランス映画の名作中の名作で、私も好きで何度も観た映画ですが、なぜかこれまでこの映画に関する記事を書いておりませんでした。
ちなみに、これまで国内盤DVDは随分前からIVCから出ておりますが、画質はそれなり?です。(当時のIVCにしてはマシな方かも)
この映画も、是非ともブルーレイの高画質で味わいたい作品の一つですから、今回のブルーレイの発売は嬉しいです。

今年最初に観た映画は『霧の波止場』(IVC盤ブルーレイ)であった。

この映画を観るのはいったい何度目か分からないがやはり素晴らしく、この時代のフランス映画の魅力を充分に堪能した。
『霧の波止場』について以前書いた記事

今回この映画を観たのには、先月亡くなったミシェル・モルガン追悼という意味合いもある。
とにかくこの映画におけるミシェル・モルガンは最高に美しく、最高にお洒落で、最高に情感に富んでいる。(なんでもこの映画がきっかけでギャバンと本当にイイ仲になってしまったのだとか)
とりわけ前半の登場シーンが印象的だが、これほどインパクトのある女優の登場シーンというのもなかなか他にないのではないか。

それにしても、この頃のフランス映画は芸達者な脇役が豊富である。
この映画でも、小さい役に至るまで印象的な役柄だらけだ。

マルセル・カルネ監督の『陽は昇る』を国内盤DVD(コスミック出版)で観た感想。

Le jour se leve』(39年)
脚本:ジャック・ビオ
台詞:ジャック・プレヴェール
音楽:モーリス・ジョベール
出演:ジャン・ギャバン、ジャクリーヌ・ローラン、アルレッティ、ジュール・ベリ

正規盤としてはいまだにDVD化されていない映画だが、コスミック出版から発売されていいる『フランス映画 名作コレクション 2 DVD10枚組』(本屋でよく販売されている)の中に収録されていたので観ることができた。
というか、この作品以外の作品はほとんど正規盤で持っているから、この映画目当てでこの10枚組を買ったと言っていい。
なにしろ正規盤ではないので、画質等のクオリティが劣るのは致し方ないが、10枚組としては驚異的な廉価だし、この作品のように正規盤では出ていない作品も入ってたりするから侮れない。

実はこの作品をリメイクした『長い夜』(アナトール・リトヴァク監督、ヘンリー・フォンダ主演)の方を先に観ていたので、途中でだいたいの展開が分かってしまったのだが、それでもこの映画は面白かったし、充分に惹き付けられた。
なにしろ30年代、監督マルセル・カルネ、台詞ジャック・プレヴェール、主演ジャン・ギャバンなのだから悪かろうはずがないのだが、『天井桟敷の人々』(45年)のヒロイン、アルレッティまで出ているのだ。
芸人役のジュール・ベリも好演。

画質、字幕も映画を楽しむのにはさほど気にならなかった。

マルセル・カルネ監督の『マンハッタンの哀愁』(65年)を再見。

メルヴィル監督にも因縁のあるこの映画については、以前2度記事を書いているので、今回が3回目の記事となる。
自分でもこの映画が本当に好きなのだなあと改めて思う。
以前書いた記事1)(以前書いた記事2

内容はなんてことはなくて、夜のマンハッタンでふとしたきっかけで知り合った男女が、酒を飲んでタバコを吸って語り合って愛し合うというものである。
もちろん、それだけではなく、それなりのストーリー展開があるのだが、ざっと観た印象としてはそんな感じである。
いかにもといったドラマティックな展開もないので、つまらない人にはつまらない映画なのだろうと思う。

しかし、私はとにかくこの映画が大好きだ
バーで男女が酒を飲みながら語り合うところなど、アラン・レネ監督の『二十四時間の情事』にも重なる雰囲気があるが、全体として何とも言えない大人の風情があり、味わい深いのである。

何度観てもアニー・ジラルドが素晴らしい。
2011年に亡くなった彼女は、70年代のフランスで誰よりも人気のあった女優だったというが(カトリーヌ・ドヌーヴロミー・シュナイダーより人気があったという)、この映画を観るとそれも分かる気がする。
彼女の代表作としてはヴィスコンティ監督の『若者のすべて』(60年)ということになるのだろうが、その他の彼女の出演作が日本でほとんどDVD化されていないのは残念としか言いようがない。

相手役のモーリス・ロネもまるで彼自身のような役柄を全く隙のない演技で演じている。
ルイ・マル監督の『鬼火』(63年)もそうだったが、孤独な影を湛えた男性を演じるとこの人は絶品である。
全編を彩るマル・ウォルドロンのジャズ(オール・アローン)もやはり良いものである。

それにしても、こういった映画をサラッと(?)撮ってしまうマルセル・カルネ監督の底力は凄い。
さすがにあの『天井桟敷の人々』(45年)の監督である。

マルセル・カルネ監督、ジャック・プレヴェール脚本、イヴ・モンタン主演による『枯葉~夜の門~』のBlu-rayとDVDが10月28日に発売されます。
発売元はIVC。(この映画について以前書いた記事

この映画はかなり以前に同じIVCからDVDが発売されていましたが(CDサイズ)、すぐに廃盤となり、中古価格もそれなりに高騰していました。
この映画について以前書いたレビューもレンタルVHSを観て書きましたので、旧DVDの画質云々は語れませんが、IVCのCDサイズのDVDの画質は推して知るべしで、まぁ良かった試しはありません。

今回は初HD化ということで、特にBlu-rayの画質は期待大ですね。

皆様、ご無沙汰いたしております。
多忙のため、3月以降はろくに映画を観ていないのですが、メルヴィル以外のDVD発売情報などでお茶を濁しつつ、また徐々に更新していきたいと思っております。

最近、マルセル・カルネ監督の不朽の名作『霧の波止場』がブルーレイで発売されました。
この映画について以前書いた記事
好きな作品ですので、時間があったらまた再見したい映画の一つです。


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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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