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先日お知らせした『サムライ』の新サントラと同時に、『仁義』の新サントラも発売されています。

『仁義』のサントラは前作の『影の軍隊』に引き続きエリック・ド・マルサンが担当しておりますが、実はあのミシェル・ルグランが担当する予定で、曲もできていました。
しかし、ルグランの音楽に満足にできなかったメルヴィルはルグランを解雇し、ド・マルサンに再び依頼することになったのです。(そのあたりの事情については手前味噌ですが、こちらを参照)

今回のサントラは、『サムライ』同様、DSDマスタリングを謳っており、音質がどうなっているかという点も気になります。

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仁義』(70年)撮影時のメルヴィル監督とアラン・ドロンをメインにしたメイキング映像です。
2分強の短いものですが、海外盤DVDのメイキング等にも入っていない貴重な映像となります。



映像を観て何か違和感を感じたという方、正解です。
なんと映像が左右逆(裏焼き?)なのです。(ドロンさんの髪の分け目やトレンチコートの合わせ方で判断できます)

なんにせよ、メルヴィルとドロンの雰囲気の良さが、当時の二人の関係の良好さを示していますね。

もとは8月に出た情報なので、ちょっと古い話で恐縮なのですが、メルヴィルの『仁義リメイク情報です。(関連記事はこちら

これまで『仁義』のリメイク情報といえば、ここ数年だけでも、ジョニー・トー監督、ジョン・ウー監督、はてはジャウマ・コレット=セラ監督と、次々と名前が挙がっては消えました。(リンク先の記事にはジョン・ヒルコート監督という名も挙がっています)
ですから正直、またか!という思いの方が強いわけですが、今度のリメイクはジェームズ・マンゴールドという監督で、個人的にはこれまで以上にピンとこない感じです。

調べてみると、この監督はさまざまなジャンルの作品をそつなくこなすハリウッドの職人監督らしく、トム・クルーズとキャメロン・ディアス主演の『ナイト&デイ』(10年)、ラッセル・クロウ主演の『3時10分、決断のとき』(07年)、シルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロ主演『コップランド』といった作品を監督しているようですが、どれも未見。

よって、現段階で良いか悪いかといった判断は当然できませんが(なにしろ実現するか否かも未知数)、映画のロケは香港とマカオという、いつか聞いたような場所で行われるようですので、どういったキャスティングになるかも含め、とりあえず続報を待ちたいと思います。
メルヴィルの『仁義』の国内盤DVDが9月22日にユニバーサルから再発されます。
昨年発売された新品は市場からほぼ消えつつありますし、今回も価格が価格ですので、未所有の方には絶対のおススメです。
もちろん画質は良好、特典映像も入っています。

 

INAフランス国立視聴覚研究所)で公開されている『仁義』(70)についてのジャン=ピエール・メルヴィル監督、アラン・ドロン二人揃ってテレビのスタジオでのインタビュー映像です。(3分41秒)

日時は70年10月21日。
『仁義』の公開日は70年10月25日ですから、やはりこれも映画の宣伝を兼ねてのインタビューなのでしょう。
二人揃ってのインタビュー映像は当然のことながら大変貴重です。
このたび発売された『仁義』のクライテリオン版ブルーレイ、DVDにはこの映像が特典映像として収録されています。

 

CriterionのHPを久しぶりに見ていましたら仁義』のブルーレイが4月に発売することを知りました。
やはり今月、同じCriterionから影の軍隊』のブルーレイが出たばかりですので、引き続きのメルヴィル作品のブルーレイ化、ということになります。

既報の通り『仁義』のブルーレイは昨年Studio Canalからも発売されましたが、こちらはヨーロッパ盤のため日本とはリージョンが異なるため、通常のブルーレイプレーヤーでは再生は不可能でした。
その意味では今度のCriterionのブルーレイはリージョンが日本のそれと同一なので存在価値は十分ありますし、なにより特典映像が見応えがありますので、是非ともそれをブルーレイで観てみたいという思いもあります。

他にCriterionから出ているメルヴィル作品は『恐るべき子供たち』『賭博師ボブ』『いぬ』『ギャング』『サムライ』がありますので、是非とも次回は『サムライ』あたりのブルーレイ化を期待したいところです。

ユニバーサル盤DVD『仁義』をやっと観終わりました。

この作品を通して観るのは本当に久々なのですが、新しい字幕で映画を観るとこれまで観てきたIVC盤の字幕との違いがいろいろと気になって、まるで初めてこの作品を観るような印象を持ちました。
字幕の違い等の細かい検証はいずれ時間の取れた時にやりたいと思いますが(我ながら半信半疑)、とりあえず、DVDの仕様等についての簡単な雑感はファンサイトのDVDのページに書きました。

それにしても静かな印象を与える作品です。
音楽らしい音楽が鳴るのはサンティのクラブのシーンとエンドクレジットだけですし、メルヴィル映画らしくセリフも少ない。
登場人物も声高に声を張り上げることはほとんどなく、皆つぶやくようにボソボソ言うばかり。

それに、改めて気づかされましたが、他の映画でなら『ストーリーに直接関係ない!』とプロデューサーに削除されてしまいそうな細かい描写が数多くあります。
よくもまあ、プロデューサー(ロベール・ドルフマン)が認めたなぁという感じ。
そういったシーンをちょこちょこと削除すれば、映画は楽々2時間以内で収まったでしょうからね。(実際は2時間20分)
それでいて、ストーリーの分かりやすさを補完するような描写や説明は最低限に抑えられています。
こういったところを押し切れるのは、やはり、監督の力なのでしょうか。
または、それを認めたプロデューサーに見る目があったということなのか。
おそらくはその両方なのでしょうが、そういったいわゆる“無駄”や“難解さ”によって、作品に深いコクが加味されていることは紛れもない事実だと思います。
それらの要素もあってか、この作品は繰り返し観ても、全く飽きることがありません。

それでも、このような、決して通俗的とも思えない作品が公開時にフランス国内で400万人を超える記録的な大ヒットだったという事実には驚かされます。(あの『ボルサリーノ』と並ぶ観客動員)

公開直前に亡くなったブールヴィル(マテイ警視役で、もともとはフランスの大コメディアン兼俳優兼歌手)の遺作となったことも大きな理由の一つでしょうが、それだけではここまで当たらないでしょう。
アラン・ドロンイヴ・モンタンといったスターの出演も当然大きな要素の一つでしょうが、やはり、映画の内容そのものが当時のフランスの大衆にウケなければ、ここまでの大当たりにはならなかったはずです。

こういった地味で静かな映画が1970年当時のフランスの大衆に支持されたという事実は今日の我々からすると不可思議ではありますが、今日の日本では決してありえない状況であるだけに(もしや今日のフランスでも?)、その時代の受容風土というか、精神状況?をどこか羨ましく感じてしまいます。

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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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