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クロード・シャブロル監督の『二重の鍵』(59年)を国内盤ブルーレイ(紀伊国屋書店)で観た感想。

この映画を観るのは3回目くらいだと思うが、初めて観た時は正直つまんない映画だなーと思った記憶がある。(以前書いたレビュー

この映画の難点(?)は、登場人物にまともな人物がほとんど一人もおらず、誰に感情移入して観れば良いか分からない点であろう。(一体主役は誰なのだろう?)
もっとも、それを難点と取るか面白さと取るかは観る人次第で、シュブロル独特?のモニョモニョ感が楽しめる人には面白い映画なのかもしれない。
サスペンス映画として観ようとすると肩透かしを食らうが、私自身はそのモニョモニョ感をそれなりに楽しめるようになってきたから、この映画も徐々に面白みを感じられるようになった気がする。

撮影はアンリ・ドカ、音楽はポール・ミスラキ
アンリ・ドカによる暖色系の映像の色彩感覚は鮮烈だし、ポール・ミスラキの少々大袈裟な音楽も印象的である。

ブルーレイの画質は必ずしも鮮明とは言いがたく、ちょっとガッカリ。
DVDで観てもあまり印象は変らないしもしれない。

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先日、ヴィム・ヴェンダース監督の『アメリカの友人』にジェラール・ブランが出演していたことに驚きましたが、そのジェラール・ブラン主演、クロード・シャブロル初期の監督作『美しきセルジュ』『いとこ同志』のBlu-rayが12月23日に発売されるというニュースです。
発売元はこれまたIVC

この二つの作品、確かDVDもIVCから出ていたはずです。
私の記憶ではDVDの画質はまあまあ。
今回のブルーレイは”初HDマスター”と謳っておりますので、当然のことながら期待できそうです。(DVDも同時発売)

作品は今さら言うまでもないヌーヴェル・ヴァーグ初期の傑作。
どちらもジェラール・ブランジャン=クロード・ブリアリの主演ですが、双方の持ち味が十分に発揮されていると思います。
そして、忘れてはならないのがアンリ・ドカのカメラ!

アンスティチュ・フランセ東京で『WEEKEND CINEMA vol.6 サスペンスの巨匠、クロード・シャブロル』が開催されます。

期間:2016年1月15日 - 2016年1月17日
上映作品:『悪の華』『引き裂かれた女』『刑事ベラミー

上映後にトークイベントも開催されます。

クロード・シャブロル監督の『嘘の心』(99年)を国内盤DVDで観た感想。

久しぶりのシャブロル映画は、やっぱりシャブロルと言いたくなるようなヘンな映画であった。
決して退屈な映画ではないし、映像はさすがに魅力的。
しかし、悪く言えばかなり中途半端で、その半端加減がシャブロルらしいのかもしれない。

画家役のジャック・カンブランほか俳優陣は皆好演だが、妻役のサンドリーヌ・ボネールの演じた役柄がどう理解すればよいのか一番よく分からなかった。

脇役にビュル・オジエが出ていて、それなりに見せ場(というほどのものでもないが)があるのが嬉しい。

DVD(廃盤)の画質は良。

クロード・シャブロル監督の『主婦マリーがしたこと』を国内盤DVDで観た感想。

UNE AFFAIRE DE FEMMES』(88年)
監督:クロード・シャブロル
脚本:クロード・シャブロル、コロ・タヴェルニエ・オアガン
撮影:ジャン・ラビエ
音楽:マチュー・シャブロル
出演:イザベル・ユペール、フランソワ・クリュゼ、マリー・トランティニャン、ドミニク・ブラン

初見。
第二次大戦中の実話の映画化だが、これはどうも題材が好きになれない。
当然主人公にも感情移入できず、物語にも乗れない。
そのせいか、思ったよりイザベル・ユペールの魅力も感じなかった。
重苦しくなりがちな題材を淡々と描いているのはシャブロルらしいが…。

クロード・シャブロル監督の『刑事ベラミー』を国内盤DVDで観た感想。

BELLAMY』(09年)
監督:クロード・シャブロル
脚本:クロード・シャブロル、オディール・バルスキ
撮影:エドゥアルド・セラ
音楽:マチュー・シャブロル
出演:ジェラール・ドパルデュー、クロヴィス・コルニアック、ジャック・ガンブラン、マリー・ビュネル、ヴァイナ・ジョカンテ、マリー・マテロン

初見。
残念ながらクロード・シャブロル監督の遺作となってしまった作品だが、衰えは全く感じられない。

この作品は殺人事件を題材として割にサスペンス的要素は薄い。
ほとんど途中でネタバレしてしまっているし、ジェラール・ドパルデュー演じるベラミー刑事の行動を淡々と追っているだけの映画なのにどうしてこんなに面白いのだろう。
妻役のマリー・ビュネル、犯人の妻役のマリー・マテロン、音楽のマチュー・シャブロルも含め、すべてが印象的。

ところで、ジェラール・ドパルデューの出演作を観るのは久々なのだが、大いに見直した。
伊達に30年以上フランス映画の主役を張っていない。
巨体が欠点になるどころか、見事に人間的魅力と化しているところなど、さすがの存在感である。
シャブロル作品に出演するのは意外にも今作が最初で最後になってしまったというが、相性はバッチリ。
もっとこの二人のコラボレーションを観たかったと同時に、つくづく監督の死が惜しまれてならない。

クロード・シャブロル監督の『沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇』を国内盤DVDで観た感想。

LA CEREMONIE』(95年)
監督:クロード・シャブロル
脚本:クロード・シャブロル、カロリーヌ・エリアシェフ 
撮影:ベルナール・ジツェルマン 
音楽:マチュー・シャブロル 
出演:イザベル・ユペール、サンドリーヌ・ボネール、ジャクリーン・ビセット、ジャン=ピエール・カッセル、ヴィルジニー・ルドワイヤン

初見。
ろくに出演者も確認せずに観始めたものだから、まず映画の冒頭で出てきたオバサンがあのジャクリーン・ビセットであることに気づいてビックリ。
しかも、ジャン=ピエール・カッセル(『影の軍隊』)とヴィルジニー・ルドワイヤンまで出ているではないか!
さすがシャブロルというべきか、なんたる豪華キャスト!

主演はイザベル・ユペールサンドリーヌ・ボネールの二人だが、二人の名コンビっぷり、弾けっぷりがかなりの見もの。
というか、イザベル・ユペール、やっぱりすごい。
この人はなんでもできるんじゃないだろうか。
それにしてもこんな役のオファー、よく受けたな。
サンドリーヌ・ボネールはもともと美人だと思うけど、この映画では美人に見えたり見えなかったりと微妙。
でも、それがこの映画の役柄によく合っていた。

後半はなんでこうなっちゃうの?という展開なのだが、力技でねじ伏せられちゃった感じ。
それも、テクニックがあまりに鮮やかなので見ている側は啞然呆然という感じなのだ。
間違いなくこれもシャブロルの傑作

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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