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ジャック・ベッケル監督の『七月のランデヴー』を国内盤DVD(『珠玉のフランス映画名作選 DVD-BOX Vol.1』)で観た感想。

RENDEZ-VOUS DE JUILLET』(49年)
脚本:ジャック・ベッケル、モーリス・グリフ
撮影:クロード・ルノワール
音楽:ジャン・ヴィエネル
出演:ダニエル・ジェラン、ブリジット・オーベール、ニコール・クルーセル、モーリス・ロネ

戦後フランスの若者たちの日常を生き生きと描いた作品で、ジャック・ベッケルに駄作無しを証明する傑作である。
1949年の映画だが、こうした若者の群像劇を描いた映画は当時はまだ珍しかったのではないか?
この作品の作風は、シャブロルの『いとこ同志』、ロメールの『獅子座』、ゴダールの『女は女である』、『男性・女性』等、後のヌーヴェルヴァーグの作品にも大きな影響を与えたのではないかと思われる。

ダニエル・ジェランモーリス・ロネ等を始めとするキャスティングも素晴らしく、ブリジット・オーベールニコール・クルーセルといった女優陣も魅力的。
また、モーリス・ロネがジャズ・バンドでバイトする役柄を演じるなど、ベッケルのジャズ好きを表した作品である点にも注目。

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ジャック・ベッケル監督の言わずと知れた超名作『現金に手を出すな』『』の2作がBlu-rayツインパックとして6月24日に発売されます。
発売元はIVCで、以前単品で発売されたブルーレイのツインパック化と思われます。
ちなみに私は単品で揃えましたが、画質は問題ありません。

IVCから出ているジャック・ベッケル監督のブルーレイといえば、『モンパルナスの灯』も発売中です。
そろそろ『肉体の冠』のブルーレイ化も期待したいですね…。

ジャック・ベッケル監督の『最後の切り札』(42年)を国内盤DVDで観た感想。

フィルム・ノワール  ベスト・セレクション フランス映画篇 DVD-BOX1』の中の一篇で、ジャック・ベッケル監督の長編デビュー作

2008年に開催された映画祭『フランス映画の秘宝』で本邦初公開されたが、私は時間の都合で見逃していた。
それ以来ずっと観たかった作品なので、今回この作品を観ることができたのは良かった。

しかし、いくらなんでもDVDの画質が悪過ぎる
それは映画に集中して観るのが困難なほどであり、実際、何度も睡魔に襲われた。
なんというか映画の画面を視覚で捉え切れない感じなのである。
撮られた年代の関係もあるだろうが、VHS以下と言ってよいような画質の悪さであり、とてもDVDで観ているという感じがしなかった。

おかげで、作品の面白さを充分に享受できたとはとても言い難い。
理解できた範囲内だけでも、すこぶる面白かった(たぶん)映画だけに大変残念である。(とりわけギャングの親玉を演じたピエール・ルノワールが絶品)



ジャック・ベッケル監督の『現金に手を出すな』と『』が国内盤Blu-rayとして来年の1月25日に発売されます。
発売元はIVC。(DVDも同時発売)

この2作は以前東北新社からDVDとして発売されていましたが、現在は廃盤。
私も当然それらを所有しておりますが、画質的には満足できるレベルでした。
今回Blu-ray化ということでどれだけ画質の向上が見られるか興味深いところです。

言うまでもなく、どちらも映画史上に残る大傑作
個人的にも大好きな作品2作ですので、Blu-rayで観直すことを心から楽しみにしております。

ところで、ジャック・ベッケルといえば、『モンパルナスの灯』もすでにIVCからBlu-rayが発売されており、『幸福の設計』という作品(未見)もジュネス企画から最近DVDが発売されたばかりです。


東京日仏学院で2012年05月13日 (日) 12時30分からジャック・ベッケル監督の『エストラパード街』が上映されます。
リンク

エストラパード街 RUE DE L'ESTRAPADE』(52年/109分/35ミリ/モノクロ/英語字幕付)
監督:ジャック・ベッケル
出演:アンヌ・ヴェルノン、ダニエル・ジェラン、ルイ・ジュールダン、ジャン・セルヴェ

例によって英語字幕というのが残念ですが、ジャック・ベッケル監督の作品中でもほとんど上映されることのない作品ですので、これは大変貴重な機会となりそうです。

ジャック・ベッケル監督の『エドワールとキャロリーヌ』をレンタルビデオで観た感想。

『EDOUARD ET CAROLINE』(51年)
監督:ジャック・ベッケル 
脚本:アネット・ヴァドマン 
撮影:ロベール・ルフェーヴル 
音楽:ジャン=ジャック・グリューネンヴァルト 
出演:アンヌ・ヴェルノン、ダニエル・ジェラン、ジャック・フランソワ、エリナ・ラブルデット、ベティ・ストックフェルド 
 
初見。
以前からずっと観たかった映画。
夫婦喧嘩を描いたこの作品はジャンルとしてはコメディに分けられるだろうが、こういった作品を観ると、ジャック・ベッケルという監督は本当にいろんなジャンルの映画を、しかも高水準で撮った監督なのだと実感する。
大傑作とまではいえないが、相当に見応えのある秀作である。

ヒロインのアンヌ・ヴェルノンはあの『シェルブールの雨傘』(64)でカトリーヌ・ドヌーヴの母親役を演じていた女優だと知ってまたビックリ。
あの作品でも美しかったが、それより10数年前のこの作品でも当然のことながらさらに美しい。
そして、夫役のダニエル・ジェランはいつもながらいい。

ジャック・ベッケル監督の『赤い手のグッピー』を国内盤DVD(東北新社)で観た感想です。

9ffdc9bd.jpegGOUPI-MAINS ROUGES』(44年)
監督:ジャック・ベッケル
原作・脚本:ピエール・ヴェリ
撮影:ピエール・モンタゼル
音楽:ジャン・アルファロ
出演:フェルナン・ルドー、ロベール・ル・ヴィギャン、ブランシェット・ブリュノワ、リーヌ・ノロ

初見。
ジャック・ベッケル監督の長編第2作で、やはり、というべきかこれも傑作。
殺人事件を巡るサスペンスと、コメディが渾然一体となった、なんとも不思議な作品です。

b7bf2f1d.jpeg舞台がフランスの田舎町ということもあり、パリを舞台とした映画とはまた違った、いかにもそれらしい長閑な雰囲気もあり、その意味でも、この時代のフランス映画らしい雰囲気を味わえる作品だと思います。
大家族がお互いをそれぞれ渾名で呼び合うという設定も面白いのですが、その一人一人のキャラもなかなか魅力的に描かれています。
大家族が誰が誰なのか分かりにくいのが玉に疵ではありますが…。

中でも、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『地の果てを行く』(35)でも印象的だったロベール・ル・ヴィギャンのキャラクターがここでもなかなか強烈。

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マサヤ
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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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