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映画祭『フランス映画の秘宝』で観たロベール・ブレッソン監督の長編第1作『罪の天使たち』についてメモを残します。

『罪の天使たち』(1943年)
監督:ロベール・ブレッソン
出演:ルネ・フォール、ジャニー・オルト、シルヴィー

前回観た『曳き船』とは客層が全然違う。
今回は若い観客が多かったです。
あと、意外と空席が目に付いたのは、ブレッソン作品は人気が高いと思っていたので、ちょっと意外。

映画は素晴らしい。
私の想像では、多くの客はこの映画が“あの”ロベール・ブレッソンの作品だからこそ、足を運んだに違いないはず。
つまり、後年のブレッソン作品に何らかの魅力を感じているからこそ、この作品を観に来た客が多かったと思われるわけですが、この作品は、良い意味でブレッソンっぽくない。

修道院が舞台の作品にもかかわらず、ここには後年のブレッソン作品のような難解さや厳格さはほとんど感じられず、ストーリーは極めて明快、テキパキと進む展開の早さに驚かされます。
観ていて眠気を誘うようなところは全くなく、後年とは異なり、職業俳優を使ったキャストも魅力的。
ことに主人公のアンヌ=マリーを演じたルネ・フォールが美しく、修道院長役のシルヴィーも味のある存在感で良かった。
もちろん、ブレッソン作品らしい緊張感、画面構成の確かさ、無駄の無さも感じられましたが、それらも含め、個人的には、この作品、大いに気に入りました。

シネマテーク・フランセーズによって修復された映像もキレイで、とにかく、これは期待を遥かに上回る映画でしたね。

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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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