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ジョン・クロムウェル監督の『大いなる別れ』を国内盤DVDで観た感想。

ハンフリー・ボガート主演、リザベス・スコット共演の作品で、ハードボイルドな雰囲気が魅力的である。
内容もいい線を行っている…が、どこか物足りなさが残るのは、ボガートとリザベス・スコットの組合せが今一つしっくりこないせいかもしれない。
他に、ボギー演じるリップと戦友ジョニーの関係性の描写がどこか薄いというか物足りないのもそれに関係しているかもしれない。

もっともボガートの存在感はさすがなのだが、リザベス・スコットがファム・ファタール役はいかにも良さそうに見えて実際はあまり良くないという感じなのだ。
綺麗だが、この手の役柄に必要なアクが足りないのか。

一見の価値のある映画ではあるが。

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ちょっと時間は経ってしまったが、2月27日にオーチャードホールで行われた『Seiko Matsuda “SEIKO JAZZ 2” Concert Tour 2019』に行ってきた。

ツアーはまだ続行中だからして、内容については詳しく語ることはできないが、まずは現在の聖子さんの最上級の歌唱、歌声を堪能できたと言ってよいだろう。

ポップスのコンサートに比べると曲数は少なめ、時間も短いので物足りなさを感じる人もあるかもしれないが、すべて生歌であることを考慮すればこれは当然。
この年で”ガチンコ”に打って出た聖子さんの度胸、努力には全く敬服するしかない。

当然のことながら、フェイクの多いポップスコンサートより内容的にもよほど感動的であり、ジャンルがどうこうではなく、これこそが私の望む聖子さんの歌手としての姿だ
その意味でも、このJAZZコンサートはまさに願ってもない機会であり、こういう素晴らしい機会を与えてくれた聖子さんに心から感謝したい

2月20日、待望の『SEIKO JAZZ 2』が発売された。

もうこのブログで飽きるほど書いているが、前作『SEIKO JAZZ』が大絶賛、大感動のアルバムだっただけに、今回の第2弾に寄せる期待は果てしなく大きい。
今回も3種類の形態でCDが発売されたが、私はLPサイズのジャケット、SHM-CDであることに魅かれて初回限定盤Bを購入。

まだ2回ほどしか聴き返していないから、はっきりした評価はできないが、良くも悪くも前作とはだいぶ雰囲気が違う。
個人的には前作のイメージが好きだっただけに、正直とまどいもある。
しかし、はっきりしているのは聖子さんのヴォーカルが前作以上に堂々としていることである。
前作の成功でかなり自信を持ったのではないだろうか。

印象として聴き応えがあるのはアルバム後半。
特に、聖子さんの歌う『マイ・ファニー・バレンタイン』が聴けるのは感慨無量。
ヴォーカルも期待に違わぬ素晴らしい出来栄えである。

今月末には東京で『SEIKO JAZZ 2』コンサートもオーチャードホールで開催される。
私は27日のチケットを取った。
前回のジャズライヴには行けなかっただけに今度のライヴは本当に楽しみである。

溝口健二監督の『元禄忠臣蔵』を観た感想。

真山青果の原作を映画化したもので、前篇後篇の2作に分かれている。
まず始まって20分くらい、ほとんど台詞が聴き取れないほどDVDの音質が悪い。
作品に入りこめないほどで、これは大変残念。
是非ともその辺りを修正したブルーレイを将来期待したいところ。
しかし、そこを乗り越えると大変な感動が待っている。

まず、主だった役を前進座で固めたキャストが素晴らしい。
特に、内蔵助役の河原崎長十郎の存在感と口跡、台詞回しの巧みさには圧倒される。
歌舞伎でも有名な『御浜御殿』の場面では、市川右太衛門演じる綱豊と中村翫右衛門演じる富森助右衛門の対決の場面が溝口らしいリアルな演出で素晴らしい。

第2部の『大石最後の一日』になってからそれまでの緊張感が弛緩したようになるのが唯一の欠点か。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』(ブライアン・シンガー監督)を映画館(IMAX上映)で観た。

実は観たのは1月25日で、別にレビューを書く必要もないかと思っていたのだが、内容を忘れないうちに一応書いておこうと思う。

私自身はクイーンの大ファンだったというほどではないが、ほぼ”世代”であることもあって、普通レベル?のファンである。
当時(80年代前半)は”洋楽”とか”ロック”というものが、若者にとって今では考えられないくらい大きく、また魅力的な存在だった。
雑誌『ミュージック・ライフ』は我々にはまさに必読書とか教科書みたいなもので、その中で最も多く取り上げられていたのがクイーンであったこともあり、関心を持たないわけにはいかなかったのである。

ただ、映画を観た大雑把な印象としては、正直、そこまで良い映画か!?という感じで、何度も映画館に足を運ぼうという気にはとてもならなかった。
どちらかというと、”クイーンの映画”というよりは”フレディ・マーキュリーの映画”といった印象で、他のメンバーについてはほどんど描かれていないし、肝心の”クイーンの音楽”についてもあまり触れられていなかったのも個人的には期待外れであった。
フレディ役の俳優も、演出の問題もあるのだろうが、あまりに出っ歯を強調し過ぎだし、フレディ本人の醸し出していたなんとも言えない気品のようなものがあまり感じられなかった。

確かにライヴエイドに至るまでの展開はホロリとさせるものがあったし、ライヴの再現度もレベルが高い。
しかし、それならば、本人たちのパフォーマンスを動画で観た方が”本物”だけに、はるかに感動的、と思ってしまった。

映画に関してはとりあえずそんなところ。

もちろん、映画がイマイチだったからといって、クイーンというバンドが悪いわけでは決してない。
クイーンの音楽は今聴いても凄いと思うし、圧倒されることが多い
ただ、私自身は、普通レベルのファン、と書いたが、いわゆる”クイーンらしさ”がそれほど好きではなかった。
一通りアルバムは聴いているはずだが、好きなアルバムは『世界に捧ぐ』と『ジャズ』。
クイーンとしては”らしさ”の少ない軽めのアルバムである。
いかにもクイーンらしい重厚な音楽に溢れた『』『オペラ座の夜』『華麗なるレース』あたりは少々苦手であった。
フレディ・マーキュリーのヴォーカル、個性みたいなものも、どちらかというとそれほど好きだったわけではない。
ブライアン・メイのギター、ロジャー・テイラーのドラム、ジョン・ディーコンのベースといった”バンドの音”は本当に魅力的だったが。(実はフレディよりもロジャー・テイラーのヴォーカルの方が好きだった)
それだけ、フレディの個性の強いバンドだったということなのかもしれない。

年が明けてから溝口健二監督の映画ばかりDVDで観ていた。

観たのは『雨月物語』『近松物語』『山椒大夫』『西鶴一代女』『赤線地帯』『武蔵野夫人』『元禄忠臣蔵』『浪華悲歌』『祇園の姉妹』『祇園囃子』『残菊物語』、そして新藤兼人監督の『ある映画監督の生涯』。

こう作品名を並べてみると、その数に自分でも驚くほど。
溝口監督の代表作はほとんど観たと言ってよいかもしれない。
もっとも、以前観たことのある作品がほとんどなのだが、どれも今回の方がはるかに面白く感じられたのは不思議である。

もう内容を忘れかけているものもいくつかあるが、これからメモ程度でも感想を残しておきたいと思う。
昨年11月に角川から発売されたメルヴィル映画6作品のBlu-rayですが、現在amazonでは価格が下落中です。
現在、特に下落率の顕著なのは『いぬ』『リスボン特急』『影の軍隊』あたり。
この価格もいつまで続くか分かりませんので、まだお手に入れられていない方はこの機会に是非。


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マサヤ
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男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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