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数日前にパソコンが復活した。
データの救出を業者に頼んで、リカバリは自分でやった。
その分大変だったが、とにかくパソコンが生き返ったのは嬉しい。

そして、ここ数ヶ月、ジャズ愛が復活してきた。
このところデューク・エリントンやカウント・ベイシーなどのビッグ・バンドを聴く機会が多かったのだが、最近聴いて度肝を抜かれたのが今回取り上げるチャーリー・パーカーワン・ナイト・イン・バードランド』。

1950年収録の2枚組ライヴ盤だが、まずメンバーが凄い。
ファッツ・ナヴァロ、バド・パウエル、カーリー・ラッセル、アート・ブレイキー
そして、なんといっても演奏が凄まじい

チャーリー・パーカーのライヴ盤はこれまでもいろいろと聴いてきているが、ここまでリズム・セクションの存在感が際立った録音は珍しいのではないか。

スタジオ盤含めパーカーの録音は、パーカーを引き立たせるためなのか、ベースとドラムスの音が遠いというか、存在感が薄い録音が多く、そのことが私がパーカーの録音にもう一つのめり込めない理由の一つなのだが、このCDにおけるカーリー・ラッセルアート・ブレイキー(あのブルーノート盤『バードランドの夜』のリズム隊)は、とにかく音がはっきり聴こえるのが素晴らしい。
そして、豪華メンバーに囲まれて大いに張り切ったためか、演奏も圧倒的に凄いのである(特にブレイキー)。

もちろん、パーカーの演奏も素晴らしい。
録音時間に制約のあったスタジオと違って、ここではライヴだけあって、心行くまま、思う存分アドリブに没入している様子が感じられる。
こういった演奏を聴くと、やはり素直にパーカーはいいなぁと実感する。
アルトの音色の美しさも特筆モノ。

バド・パウエルもまだまだ全盛期を思わせる演奏内容で絶好調である。
とりわけDISC1(4)『ディジー・アトモスフィアー』のソロは、まるでアート・ブレイキーのドラムスと喧嘩しているようなスピード感溢れる演奏で、圧倒される。

一方で、ファッツ・ナヴァロは若干遠い録音の関係か、このメンバーの中では存在感が薄目だが、演奏内容は決して他のメンバーに劣らない。

気になる録音状態だが、他のパーカーのライヴ盤同様、確かに決して良くはない。
良くはないが、先に述べた通りリズム・セクションがよく聴こえるし、演奏の熱気を生々しく捉えているので、聴いていて十分に楽しめる仕上がり。

パーカーのライヴ盤といえば、個人的にこれといって愛聴している録音がなかったのだが、これはメンバーといい、演奏内容の良さといい、2枚組というボリュームといい、ようやく気に入った1枚(2枚)が見つかったという思いである。

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あっという間に年が明けました。
このところ更新が途絶えましたが、主にパソコンの故障と私生活のトラブルが原因です。
パソコンは今手元になく、直るかどうかも微妙な状況。
今はスマホでこれを書いていますが、iPhone6と忍者ブログの相性の問題かどうかは分かりませんが、本当に書きにくいです。
スマホでブログを書きたい人には忍者ブログは勧められません。

私生活のトラブルは詳しくは書けませんが、いわゆる巻き込まれ型のトラブルです。
相手が入院中なので、とりあえず現在は小康状態ですが、その間に色々と対策を立てなければ…。

ここ数年の恒例となった紅白の聖子さんについてですが、正直言ってあまり書きたくありません。
もちろんリアルタイムで観ましたし、今回は待望の『薔薇のように咲いて 桜のように 散って』の披露ということで本当に楽しみにしていたのですが…。
まぁ長年のファンの方ならお気づきだと思います。
まさか紅白で…という思いです。

この間にもミシェル・モルガンが亡くなったり、ストーンズの新作が出たりといろいろ記事にしたいニュースもありましたが、こんな事情ですので、現段階では割愛させていただこうと思います。
コスミック出版から発売されている10枚組DVDのシリーズから『フランス映画 ジャン・ギャバンの世界 フィルムノワール映像の頂点』が12月24日に発売されます。

いわゆるパブリック・ドメイン(著作権が切れた映画作品等)ですので正規品ではありませんが、中には正規品にも遜色ない品質のものも少なくなく、正規では未発売の作品がDVD化されたりしているので無視できません。
なにより、規格外の廉価が大きな魅力と言えましょう。

今度のギャバンのものの内容ですが、

望郷』(デュヴィヴィエ)
どん底』(ルノワール)
陽は昇る』(カルネ)
獣人』(ルノワール)
愛情の瞬間』(ドラノワ)
港のマリィ』(カルネ)
夜霧の港』(アーチー・L・メイヨ)
ラインの処女号』(ジル・グランジェ)
逃亡者』(デュヴィヴィエ)
面の皮をはげ』(レイモン・ラミ)

というかなり興味深い内容です。
もちろん、往年のフランス映画ファンには御馴染みの名作が多く、ほとんどは国内でもDVD化されていますが、『夜霧の港』『逃亡者』の2作品は初の国内DVD化だと思われます。
夜霧の港』はアイダ・ルピノ共演の42年のアメリカ映画、『逃亡者』は『望郷』と同じデュヴィヴィエ監督作品ということで、貴重なDVDとなりそうです。

パッケージには”第1集”と銘打っていますので、続編も期待できそうです。

ジャック・ベッケル監督の『七月のランデヴー』を国内盤DVD(『珠玉のフランス映画名作選 DVD-BOX Vol.1』)で観た感想。

RENDEZ-VOUS DE JUILLET』(49年)
脚本:ジャック・ベッケル、モーリス・グリフ
撮影:クロード・ルノワール
音楽:ジャン・ヴィエネル
出演:ダニエル・ジェラン、ブリジット・オーベール、ニコール・クルーセル、モーリス・ロネ

戦後フランスの若者たちの日常を生き生きと描いた作品で、ジャック・ベッケルに駄作無しを証明する傑作である。
1949年の映画だが、こうした若者の群像劇を描いた映画は当時はまだ珍しかったのではないか?
この作品の作風は、シャブロルの『いとこ同志』、ロメールの『獅子座』、ゴダールの『女は女である』、『男性・女性』等、後のヌーヴェルヴァーグの作品にも大きな影響を与えたのではないかと思われる。

ダニエル・ジェランモーリス・ロネ等を始めとするキャスティングも素晴らしく、ブリジット・オーベールニコール・クルーセルといった女優陣も魅力的。
また、モーリス・ロネがジャズ・バンドでバイトする役柄を演じるなど、ベッケルのジャズ好きを表した作品である点にも注目。

11月30日、松田聖子SACD金色のリボン』『Snow Garden』の2枚がStereo Soundから新たに発売された。

これまで何度か書いてきたように、Stereo Soundの聖子さんのSACDはすでに12枚が発売済みで、ほとんどが完売。
私は運よくこれまで発売された12枚のSACDをすべて入手できたのだが、とりわけ昨年の『Tinker Bell』の予約段階での完売は印象的な出来事だった。(そのあたりの経緯については昨年書いたこの記事を参照

今回は送料の関係でStereo Soundの通販リンク)は利用せず、以前『Tinker Bell』のSACDを奇跡的に購入することができた新宿オーディオユニオンに予約して購入した。

今回発売された2枚はいずれも80年代に発売されたクリスマスアルバムで、ベスト盤的要素も取り込んだ企画盤
出来ることならSACDで未発売のオリジナルアルバム(例えば『Strawberry time』『Citron』等)を発売してもらいたいと思うのがファン心理だが、こういった珍しい企画盤の再発売もそれはそれで嬉しいものである。

特に『金色のリボン』(82年)は当時は2枚組LPで発売され、写真集も入った箱物の豪華版であっただけにオールドファン?には懐かしい。(今回のSACDには残念ながら写真集は封入されていない)
Snow Garden』はCDでも発売されていたが、CDの音質が良くなかっただけに、今度のSACDは楽しみ。
どちらも、まだ音は聴いていないが、明日以降、誰にも邪魔されない環境でゆっくり聴くつもり。

この後にも『Touch Me, Seiko』(いわゆるB面集)のSACDも発売が予定されているらしいので楽しみである。
ルイ・ノゲイラ著、井上真希訳、晶文社刊『サムライ―ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』を再読した。

思えば、この本がなければ私のHPもブログも存在しなかったことは間違いない。
この本の翻訳が発売されたことに今更ながら感謝である。

今から10年以上前に出た本だから(2003年発売)、もしかしたら、こんな本が出ていたなんてご存じない新しいメルヴィル・ファンもいるかもしれない。
この本は、メルヴィル監督が映画ジャーナリスト、ルイ・ノゲイラの質問に答える形で、自身の監督作と映画人生について語った対談本である。(原書は1970年にロンドンで発売)

いつの間にか廃刊となったようで、Amazonでも中古しか取り扱っていないのが残念だが(大手書店等では在庫がある可能性もなくはないと思う)、昔からのファンはもちろん、最近『サムライ』のBlu-rayやDVDを観てメルヴィルに興味を持った人たちにも是非とも読んでいただきたい本である。
この本を読んだら、メルヴィルの全監督作品を観たくなることは必定である。

今回、全篇を読み返してみて、内容の面白さには改めて夢中になったし、私自身、かなりの部分を忘れていることに気づいた。
もちろん、メルヴィル映画の面白さも改めて思い起こした次第である(最近はほとんど観ていないので・・・汗)。
それと同時に、初めて読んだ時から感じていた、どこか他人行儀的というか、本音を語り尽していないもどかしさも感じたのは確か。
おそらくは本に載せられなかったインタビューも相当あったのではないかと推測される。
メルヴィルが自作や映画全般についてとことん本音で語ったら、こんな内容では済まなかっただろう・・・。

思えば、この本が2003年に出た時は、日本では『海の沈黙』や『モラン神父』は公開もソフト化もほぼされていない、まさに幻の作品であったし、その後、この2作の他にも『賭博師ボブ』、『いぬ』(再販)、『サムライ』(再販)、『影の軍隊』(再販)、『仁義』(再販)、『リスボン特急』といった作品のDVD化が実現したことは、今では信じられないくらいだ。

その意味では、この本が出た頃に比べて、現在がメルヴィル映画の鑑賞環境としては遥かに恵まれていることは間違いないし、この本を楽しむという意味でもそうであるに違いない。(もっとも、本の内容は『仁義』までで、遺作『リスボン特急』についてはメルヴィルの口からは触れられていないが)

『サムライ』の映像ソフトも再販されたことだし、この本も是非とも復刊して欲しいと思う。
現在はもう一冊のメルヴィル本『映画伝説 ジャン=ピエール・メルヴィル』を読み進んでいるところ。

シネマヴェーラ渋谷で『山田宏一セレクション ハワード・ホークス特集』が上映されます。
期日は12月17日から1月13日までで、上映予定作品は24作品(デジタル上映)。(リンク

これはとても楽しみな企画。
私自身、ホークスの作品は観ていない作品の方がはるかに多いのですが、それでもこれまで観た作品を思い起こすと、その明快でシャープな作風にたまらない魅力を感じますね。
このラインアップを見ますと、未見の作品はもちろん、『暗黒街の顔役』『ヒズ・ガール・フライデー』『三つ数えろ』『赤い河』等、DVD含め観直したい作品が目白押しですね。

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テンプレ作った人:おみそ
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マサヤ
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男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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