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ジャン=ピエール・メルヴィル特集が岡山市シネマ・クレールにて4月21日~27日に上映されます。
シネマ・クレールのHP

メルヴィル特集の地方巡演、今度は岡山です。
上映時間は11:35~14:20~の2回で、やはり一週間の限定上映となります。
詳しい上映日程は右画像をご覧下さい。
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小津安二郎監督の『浮草』の4Kデジタル復元版Blu-rayが6月29日に角川から発売されます。

近年小津監督作品が次々とデジタル修復されBlu-ray化されていますが、いよいよ『浮草』のBlu-rayが登場です。
個人的に小津映画はとても好きなのですが、中でも一番好きな作品が『浮草』なのです。
これまで何度も観返していますが、その度に感動します。

他の作品のデジタル修復、Blu-ray化には監督が所属していた松竹が絡んでいましたので、大映製作の『浮草』のBlu-ray化が遅くなるのは致し方ないかと思っておりましたが、それだけに今回の発売は嬉しいですね。

シルヴィ・バルタンが”最後の”来日公演を行うそうです。(日本公演のオフィシャルサイト

2018年5月31日(木)大阪・NHK大阪ホール 開場 18:00 / 開演19:00(予定)
2018年6月1日(金)東京・Bunkamuraオーチャードホール 開場 18:00 / 開演19:00(予定)
スペシャル・ゲスト:八代亜紀

数年おきに来日している印象のある彼女ですが、これまで一度も生の彼女の歌を聴いたことがありません。
今回は”最後の来日公演”と銘打っておりますが、ご本人のコメントには”最後の来日”という言葉はありませんね。
アズナブールの例もありますので、”最後”が繰り返される可能性も否定できないのでは…。
八代亜紀さんのゲストというのも正直ちょっと謎ですね。
もちろん、状況が許せば是非行ってみたいですが。

小津安二郎監督の『秋刀魚の味』を国内盤DVDで観た感想。

小津監督の遺作だが、衰えとか死の気配とかは全く感じられない。
この映画を観ながら別の小津作品に似ているなと思ったが、『晩春』のリメイクということらしい。
『晩春』はしばらく観直していないが、こちらの方がユーモアという点では秀でているか。

加東大介杉村春子の使い方など勿体無いくらいの豪華キャストだが、中でも笠智衆中村伸郎北竜二による3人の会話シーンが無類の面白さである。
佐田啓二の妻役の岡田茉莉子のキャラクターも時代を先取りしていて驚かされる。
娘役の岩下志麻の凛とした存在感も素晴らしい。

ホレス・シルヴァー・クインテットヴィレッジ・ゲイトにおけるライヴ盤『ドゥーイン・ザ・シング/Doin the Thing』(61年)。

久々に聴き直したら、あまりのカッコ良さに驚愕。
かれこれもう10回ぐらい繰り返し聴いている。
全曲シルヴァーのオリジナルだが、なにしろ曲がいい。
それも全曲良いのだ。
他のアルバムを聴いていても思うことだが、ホレス・シルヴァーはピアニストとしてだけでなく、コンポーザーとしてもジャズ界屈指の人物だったと思う。

レギュラー・メンバーによるクインテットの演奏だけあって、アンサンブルに優れ、個々のソロも聴いていて実に気持ちいい。
とりわけタイトルトラックでもある2曲目『ドゥーイン・ザ・シング』はベストトラックで、ブルー・ミッチェルのトランペット・ソロが聞き物。
3曲目『キス・ミー・ライト』もいかにもこの時代のブルーノートらしいトラックで、シルヴァーのピアノ・ソロが素晴らしい。
全体的に、ジュニア・クックのテナーも重過ぎず軽過ぎずのバランスの良い音色で、ジーン・テイラーによる粒の立ったベースの音色もいい。

CDは国内盤に比べ輸入盤の方が2曲多く収録されているのでお奨め。

5月4日~6日に池袋・新文芸坐においてメルヴィル特集が上映されます。
魅惑のシネマ・クラシックスVol.28』という企画の一環として上映されるようです。
新文芸坐のツイッターに情報が出ています

いつか新文芸坐でもメルヴィルが上映されるのではないかと思っておりましたが、やっと来ましたね。
現段階では『海の沈黙/ある道化師の二十四時間』、『賭博師ボブ』、『いぬ』、『影の軍隊』、『仁義』が5月4日、5日上映、『モラン神父』のみ6日上映という予定だけ分かっています。
また詳細が分かり次第お知らせする予定です。
ロジェ・ヴァディム監督の危険な関係4Kデジタル・リマスター版をスクリーンで観た感想。

私が観たのは名古屋の栄と新栄の間ぐらいにある名演小劇場というところ。
ここで映画を観たのは初めてかもしれない。
本当に小さい映画館で、スクリーンも小さかった。

この映画を観るのは二度目だが、前回はIVCから出ていたDVDで見た。
これが酷い画質で、内容もよく憶えていないほど。
今回ほとんど初めて観たような印象である。

映画本編の前にロジェ・ヴァディム監督による映画の短い紹介がある。
それが終わると、一聴してそれと分かるセロニアス・モンクのピアノ。
続いてチェスのボード上に次々とクレジットが映し出される。
このオープニングが実に素敵である。

以前ロジェ・ヴァディム監督の映画を観て楽しめたことがないというようなことを書いたが、これは前半少々たるいところもあるが、間違いなく面白かったので訂正したい。
それも、主演の二人が実に素晴らしかったからである。

ジャンヌ・モローという人は時にひどく魅力なく撮られていることがあるが、この作品における彼女は本当に美しい。
演技、存在感でも先輩格のジェラール・フィリップに一歩も引かないところはさすが。
ジェラール・フィリップはスマートな物腰といい、気品といい、遺作というのが信じられない。
一見彼らしくない役柄と言えるが、彼でなかったら、この映画はもっとギスギスしたものになっていただろう。
他に、アネック・ヴァディム(当時のロジェ・ヴァディム夫人)、ジャンヌ・ヴァレリージャン=ルイ・トランティニャンといった助演陣も揃っている。

意外なところでは、ジャン=ピエール・メルヴィルも59年のベスト10にこの作品を選んでいる。(リンク

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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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