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デンマークのジャズ・レーベル『スティープル・チェイス』の過去の名盤が国内盤で100枚復刻されます。

4月19日にはまず25タイトルが発売されますが、なにより驚かされたのがバド・パウエルのゴールデン・サークルにおけるライヴ盤が久々に国内盤で再発されることです
国内盤で発売されるのはおそらく20年ぶりくらい(それ以上?)ではないでしょうか。

これはバド・パウエルが晩年にデンマークのジャズ・クラブ、ゴールデン・サークルに出演した際の録音で、演奏の素晴らしさでパウエル・ファンの間で評判となったものです。
(5枚のシリーズとなっていますが、それ以後に未発表録音が3枚組でも発売されました)
このシリーズは昔パウエルを愛聴していた頃にすべて聴きましたが、とりわけVol.2Vol.3が印象的だったと記憶しています。
今回は24bitデジタル・リマスタリングということで音質の改善にも期待大です。

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この秋、東京国立近代美術館 フィルムセンターで『生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美(仮)Jean-Pierre Melville at His Centenary: Beauty of Film Noir (tentative title)』という企画展が2017年9月26日[火]-12月10日[日]の間行われるそうです。
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フランス映画に一時代を築き、ヌーヴェル・ヴァーグ世代にも敬愛された巨匠監督メルヴィルの作品と生涯を紹介する”とのことですので期待大ですね。
どのようなものが展示されるのか今からとても楽しみです。
松田聖子ジャズアルバムを発売! 

個人的には待望としか言いようがないプロジェクトであり、こうして現実化したことが今でも信じられない。  
もっとも、いきなり結果を求めるのは酷かとも思ったが、これはアルバムとして期待以上の出来栄えである。 
いや、間違いなく素晴らしい内容であり、あえて言えば、聖子さんが新たな金字塔を打ち立てたと言っても過言ではないと思う。

なにより選曲が良く、歌唱、アレンジ、演奏等、一曲一曲が高水準に仕上がっている。
聖子さんもとても丁寧に歌っているのが印象的。
アルバム全体の曲調も今の聖子さんの声質、音域に合っており、無理がなく安心して音楽に浸れる。

聖子さん自身”エレガントなジャズ”を目指したとかで、全体的にストリングスが目立つのが特徴。
言うまでもなく、ストリングスが入っているからジャズらしくないというわけではない。
イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ』を始めとするフランク・シナトラの黄金期のキャピトル時代のバラード・アルバムにストリングスはことごとく入っているし、ジャズ・ヴォーカルの名盤であるナット・キング・コール恋こそはすべて』、ビリー・ホリデイレディ・イン・サテン』、リー・ワイリーナイト・イン・マンハッタン』、ジョー・スタッフォードニューヨークの秋』といったところもストリングスの印象が強いアルバムである。 
一言でジャズといっても、エラ・フィッツジェラルドサラ・ヴォーンカーメン・マクレエといった黒人たちの圧倒的なジャズ・テイスト、テクニックは望むべくもないのだから、この路線で正解だろう。

もっとも、これがジャズアルバムなのか?という疑問はないでもない。
選曲もジャズ・スタンダードよりもポピュラーに傾きがちで、歌唱法的にもジャズのセンスはあまり感じられない。
こういう話を始めると、どうしても”ジャズ・ヴォーカルとか何か?”という問題に行きついてしまうのであるが、私自身、答えはこれだという確たるものがあるわけではない。
例えば、ノラ・ジョーンズがジャズ・ヴォーカルか否かというのも人それぞれ考えは異なるだろうし、結局、聴く人それぞれの感性次第ということになってしまう気がするのだが、この『SEIKO JAZZ』はジャズっぽさは今一つながら、ところどころに”らしさ”が感じられることもまた事実である。

もちろん、問題はジャズであるか否かということよりも、音楽として良いか否かである。
例えジャズであってもつまらないものは世の中にいくらでもあるし、ポピュラーであっても素晴らしいものはたくさんある。
”ジャズであるか否か”だけを良し悪しの判断基準にすることは間違っているだろう。

その意味において、これは大変に魅力的なアルバムであることは間違いない。  
誰もが一度は耳にしたことのある、もしくは聴きなれた曲が並んでいるが、ジャズ風のアレンジを施されることによって一曲一曲が驚くほど新鮮に響く。  
それは当然聖子さんの歌唱についても言える。

実はこのアルバムで印象的なのはいわゆる聖子風でない歌唱ではないかと思う。 
とりわけ『イパネマの娘』、『マシュ・ケ・ナダ』は出色で、これまでの聖子さんの歌唱とはだいぶイメージが異なるが、これがなんとも魅力的なのだ。 
無謀とも思えた『ドント・ノー・ホワイ』への挑戦も実に魅力的に仕上がっているし、なんといっても感動的な『追憶』・・・。
まったく聖子さんの懐の深さというか、奥深さには本当に驚かされる。

せっかくだからビッグバンドでスイングする聖子さんや、ピアノトリオなど、スモールコンボだけの伴奏でしっとり聴かせる聖子さんも聴きたかったが、最初からそれはさすがに無い物ねだりか。 
まぁこのプロジェクトが続いていけば、おいおいそういった要素も加味されてくるであろう。
このアルバムでは使われていないようであるが、ジャズ・ギターヴィブラフォンなどと聖子さんの声の組み合わせも是非聴いてみたい。
おそらく相性は良いと思う。

とにかく、これは聖子ファン、ジャズ・ファン(?)にとって(アルバム単位としては)久々の話題作であり、一聴の価値のある素晴らしいアルバムであると思う。

現在(3月19日)アマゾンで発売中のIVCブルーレイ40%オフになっています。(もっと安くなっているものもあります)
実は数週間前からこうなっていましたが、お知らせしそびれていました。
価格が戻る前にお早めに。


ロバート・ミッチャムフィリップ・マーロウを演じた作品のソフト化のニュースです。

さらば愛しき女よ』(75年、ディック・リチャーズ監督)と『大いなる眠り』(78年、マイケル・ウィナー監督)のDVD、ブルーレイが復刻シネマライブラリーから3月27日に発売されます。

どちらも、これまでDVD、ブルーレイで未発売だっただけに嬉しいニュースですが、ことに『大いなる眠り』(ハワード・ホークス監督の『三つ数えろ』と同じ原作)は未見なだけに嬉しいです。
さらば愛しき女よ』について以前書いた記事

ダグラス・サーク監督の『ショックプルーフ』を国内盤DVD(巨匠たちのハリウッド フィルム・ノワール傑作選 DVD-BOX)で観た感想。

Shockproof』(49年)
脚本:サミュエル・フラー、ヘレン・ドイッチュ
撮影:チャールズ・ロートン・JR
音楽:ジョージ・ダニング
出演:コーネル・ワイルド、パトリシア・ナイト、ジョン・ハラグリー

あのサミュエル・フラーが脚本を書いているが、あまりに救いのないラストをコロンビアに改変させられたため、フラーを庇ったサークが怒りのあまりコロンビアを去る原因となったとのこと。
結果的にサークは移籍先のユニバーサルで名実ともに大監督にのし上がっていくわけだから、結果オーライだが。

保護監察官役のコーネル・ワイルド、殺人罪で服役中に仮釈放されたパトリシア・ナイトという実生活でも夫婦だった二人の共演作で、映画の展開は正直微妙だが見ごたえはある。
オープニングなどは見事。
パトリシア・ナイトは無名の美人女優だが、この頃のハリウッドがいかにスター未満の美人女優で溢れていたかを改めて感じさせる。

昨年なにかと話題を投げかけたボブ・ディランですが、なんと3枚組のニューアルバムトリプリケート』が3月31日に発売されます。

ただ、ニューアルバムとはいっても、今回も近年の二枚のカバーアルバムと同様のコンセプトのようで、ある意味、これまで以上に問答無用のアメリカン・スタンダードがずらりと並んだ様は壮観。
個人的には『September Of My Years』『As Time Goes BY』『How Deep Is The Ocean』『Here’s That Rainy Day』『Day In, Day Out』『Sentimental Journey』『These Foolish Things』『You Go To My Head』といった有名曲がディランのヴォーカルでどんな仕上がりになるか興味は尽きません。

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テンプレ作った人:おみそ
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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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