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ロジェ・ヴァディム監督の危険な関係4Kデジタル・リマスター版をスクリーンで観た感想。

私が観たのは名古屋の栄と新栄の間ぐらいにある名演小劇場というところ。
ここで映画を観たのは初めてかもしれない。
本当に小さい映画館で、スクリーンも小さかった。

この映画を観るのは二度目だが、前回はIVCから出ていたDVDで見た。
これが酷い画質で、内容もよく憶えていないほど。
今回ほとんど初めて観たような印象である。

映画本編の前にロジェ・ヴァディム監督による映画の短い紹介がある。
それが終わると、一聴してそれと分かるセロニアス・モンクのピアノ。
続いてチェスのボード上に次々とクレジットが映し出される。
このオープニングが実に素敵である。

以前ロジェ・ヴァディム監督の映画を観て楽しめたことがないというようなことを書いたが、これは前半少々たるいところもあるが、間違いなく面白かったので訂正したい。
それも、主演の二人が実に素晴らしかったからである。

ジャンヌ・モローという人は時にひどく魅力なく撮られていることがあるが、この作品における彼女は本当に美しい。
演技、存在感でも先輩格のジェラール・フィリップに一歩も引かないところはさすが。
ジェラール・フィリップはスマートな物腰といい、気品といい、遺作というのが信じられない。
一見彼らしくない役柄と言えるが、彼でなかったら、この映画はもっとギスギスしたものになっていただろう。
他に、アネック・ヴァディム(当時のロジェ・ヴァディム夫人)、ジャンヌ・ヴァレリージャン=ルイ・トランティニャンといった助演陣も揃っている。

意外なところでは、ジャン=ピエール・メルヴィルも59年のベスト10にこの作品を選んでいる。(リンク

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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