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またもやリー・モーガンのリーダー・アルバムのご紹介。
LEE MORGAN『TOM CAT』
①Tom Cat②Exotique③Twice Around④Twilight Mist⑤Rigormortis
リー・モーガン(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)、カーティス・フラー(tb)、マッコイ・タイナー(p)、ボブ・クランショウ(b)、アート・ブレイキー(ds)
録音:64年8月(ブルー・ノート)
何故か長らくオクラ入りだったアルバムで、そのせいか、いまだに国内盤のCDは発売されていない。
しかし、これはリー・モーガンの隠れた名盤である。(タワレコやHMVの大手輸入盤店ならばRVGリマスターのアメリカ盤が比較的容易に入手できる)
お蔵入りになったのが信じられないほど参加メンバーも魅力的だが、とにかくこのアルバムは内容が素晴らしい。
④だけがマッコイ・タイナーの作品で、他はすべてリー・モーガンのオリジナル。
収録曲全てがいいが、やはりというか、御大アート・ブレイキーのスケールの大きさ、“雰囲気作り”に魅了される。
①の冒頭から一挙に惹きつけられるが、こういった演奏を聴くと、他のドラマーとは格が違うと改めて思わされてしまう。
そして、続く②がアルバムのクライマックスと思いきや、③が更に素晴らしい。
リー・モーガンのソロもいいが、ジャッキー・マクリーンのソロが短いながら最高。
これぞジャズ、これぞハード・バップといった最高の曲、演奏である。
④はバラードだが、ここではピアノのマッコイ・タイナーが信じがたい美音を聴かせる。
前にも書いたが、ブルーノートのマッコイは本当にいい。
⑤は前半3曲に比べれば若干テンションが落ちるが、このトラックが悪いというより前半3曲が良過ぎるのである。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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