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以前紹介した私の好きなジャズ・アルバム・ベスト20の中から今回取り上げるのは⑲(順位ではありません)に挙げたマイルス・デイヴィス『マイルス・イン・ベルリン』。
①マイルストーンズ②枯葉③ソー・ホワット④星影のステラ⑤ウォーキン⑥ゴー・ゴー(テーマ&アナウンスメント)
マイルス・デイヴィス(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウイリアムス(ds)
64年 ベルリン・ジャズ・フェスティバルの行われたベルリン・フィルハーモニック・ホールでライヴ録音
ジャズのベストアルバム20に入れるくらいだから、マイルス・デイヴィスのアルバム中でもとりわけ好きなアルバムであるのは当然だが、それと同時に個人的に思い入れの強いアルバムでもある。
学生時代にこれからジャズを聴こうと思い立ち、始めにレンタルしたCDの中の一枚がこれだったからだ。
当時マイルス・デイヴィスのものが何か聴きたかったのだが、見るからに良さそうな雰囲気のCDがレンタル店にこれしかなかった。
メンバーも曲もよく分からぬままにこのCDを借りたのだが、音楽のあまりのカッコ良さに衝撃を受け、お陰でジャズに目覚めてしまい、以後20数年聴き続けているというわけだ。
そういう意味では実に罪深いCDであるとも言える。
個人的な思い入れは別としても、このライヴ・アルバムは今聴いても実に素晴らしい。
マイルスのライヴ盤は他のものもかなり聴いたが、ウェイン・ショーターが初参加したばかりというグループ内のテンションの高さと演奏内容の見事さ、収録楽曲の魅力など、一枚のアルバムとしてのバランスではやはりこれが一番だと思う。
メンバーも誰が良いとか悪いとか言う以前にとにかくこのアルバムの全てがカッコいい。
とりわけ①は何度聴いても感動してしまう。
『マイ・ファニー・バレンタイン』『フォア・アンド・モア』『マイルス・イン・トーキョー』そしてこの『マイルス・イン・ベルリン』どれも64年のマイルスの素晴らしいライブ盤の作品ばかりですね。
この64年にマイルスが初来日したようですが、もし夢が叶うなら、この時期のマイルスの演奏、是非とも生で観てみたいですね…。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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