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ヘンリー・ハサウェイ監督の『Gメン対間諜』(45年)を20世紀FOXから出ているDVDで観たので、その感想。
フィルム・ノワールのカテゴリーに入れてよいのかどうか分かりませんが、とりあえず便宜上入れておきます…。

ヘンリー・ハサウェイ監督の作品はこれまで『闇の曲り角』、『死の接吻』を観ていますが、どちらも実に面白かったです。(どちらもまた観たい!)
そんなわけで期待大でこの作品も観始めました。
結論から言いますと、これまで見た作品に比べると、一枚落ちる感は否めません。

第二次大戦中に米国内で活動していたドイツ人スパイFBIとの対立を描いた作品で、FBIが果たした役割を宣伝する目的の映画と言えなくもない作品です。
映画としては面白いことは確かで、クリストファーというドイツ側の大物スパイが誰なのかという謎が終始興味を惹きつけますし、ラストでのオチもなかなか。
ただ、セミドキュメンタリー色が濃いためにナレーションが多く、映画としてのストーリーが膨らんでこないのと、結果として登場人物の魅力がもう一つ伝わってこないもどかしさがあります。

広島に投下された原子爆弾の製造計画の秘密の漏洩が描かれているところなど、日本人としては複雑な気持ちにもさせられますが、思想的なプロパガンダ色がそれほど強くわけではないので、その点は安心して観られました。

キャストでは、FBI捜査官を演じたロイド・ノーランが、いつもながらの知的な雰囲気を醸し出して印象的。

House On 92nd Street』(45年)
監督:ヘンリー・ハサウェイ
主演:ウィリアム・エイスシグニ・ハッソロイド・ノーラン

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マサヤ
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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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