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12月9日に松田聖子のオールタイムベストアルバム「『We Love SEIKO』-35th Anniversary 松田聖子究極オールタイムベスト 50 Songs-」が発売されます。

聖子さんのベストアルバムといえば、これまで一体何枚発売されたのか分からないくらいたくさん発売されていますので、特に新鮮味はないような気もしていたのですが、今回は初めて本人の選曲(以前にもあったような?)、そして、初めてレーベルの枠を超えた3枚組ベストということでかなりの話題となっており、私も初回限定盤A(DVD付)の購入を決めました。
ちなみに、初回限定盤Bはジャケ違いのLPサイズということで惹かれますが、ジャケット写真があまり好みでなかったのとLPサイズは置き場所に困るということでひとまず却下です。

まずは今回のベストアルバムの収録内容を見てみましょう。

DISC 1
01. 青い珊瑚礁
02. チェリーブラッサム
03. 夏の扉
04. 裸足の季節
05. 風は秋色
06. 白いパラソル
07. 瞳はダイアモンド
08. SWEET MEMORIES
09. 櫻の園
10. 哀しみのボート
11. Unseasonable Shore
12. 天使のウィンク
13. 渚のバルコニー
14. 制服
15. 大切なあなた
16. I Love You !! ~あなたの微笑みに~
17. 20th Party
18. 明日へと駆け出してゆこう

DISC 2
01. Rock'n Rouge
02. 天国のキッス
03. 瑠璃色の地球
04. ガラスの林檎
05. 風立ちぬ
06. 蒼いフォトグラフ
07. 秘密の花園
08. 時間の国のアリス
09. I'll Be There For You (松田聖子 with Robbie Nevil)
10. 小麦色のマーメイド
11. ハートのイアリング
12. あなたのその胸に
13. さよならの瞬間
14. いくつの夜明けを数えたら
15. Touch the LOVE
16. 涙のしずく
17. あなたに逢いたくて~Missing You~

DISC 3
01. 赤いスイートピー
02. 永遠のもっと果てまで
03. 夢がさめて(松田聖子&クリス・ハート)
04. 30th Party
05. Bibbidi-Bobbidi-Boo
06. LuLu!!
07. LET'S TALK ABOUT IT
08. Gone with the rain
09. 眠れない夜
10. 私だけの天使 ~Angel~
11. 恋する想い ~Fall in love~
12. 抱いて…
13. 「ありがとう」
14. 特別な恋人
15. 惑星になりたい
16. You Raise Me Up(※初回限定盤ボーナストラック)
17. あなたに逢いたくて ~Missing You~(Orchestral Ver.)(※初回限定盤ボーナストラック)

まず、年代順に曲を並べるのではなく、アルバムの構成を考えた上で並び替えたのは良いと思います。(もう少し年代がバラけてもいいと思いますが)
これまで出ていたベスト盤『Bible』等は、ほぼ年代順に構成されており、その分どうしても80年代の曲ばかりが聴かれて90年代以降の曲はあまり聴かれないという現象があったのではないかと想像されます。
90年代以降の作品にも素晴らしい作品はたくさんありますので、今回のように並び替えることで90年代以降の作品も多くの人たちにも聴かれるようになるのではないかと期待できます。

問題はやはり選曲。
はっきりいって、聖子さんの35年にも渡る輝かしいキャリアを50曲3枚のCDに収めようというのが無理な話。
なんであの曲が入ってないの?という疑問はファンなら誰しも当然あるわけです。
まして今回は”究極のベスト”と謳っているわけですからね。
収録内容が明らかになってから、私もそのことをずっと考えてきました。
もちろん、ファン一人ひとりで意識は皆違うと思いますが、私なりの葛藤?をここで整理してみたいと思います。

今回なぜ入らなかったのか理解に苦しむ曲

Squall、Only My Love、マイアミ午前5時、Call Me、時間旅行、Strawberry Time、素敵にOnce Again、輝いた季節に旅立とう、Believe in Love、bless you

特にOnly My Loveマイアミ午前5時Call Meが入らなかったのは理解しがたいものがありますね。
Only My Loveは今さら言うまでもなく聖子さんのキャリアの中で大変重要な曲ですし、マイアミ午前5時は80年代のシングル群に勝るとも劣らぬ人気のある曲です。
そして、Call Meは00年代以降のシングルではトップクラスのクオリティを誇る名曲です。
個人的にCall Meを00年代以降の彼女を知らない人たち(最近まで私もそうでした)に聴いて欲しかったんですけどね・・・。

また、素敵にOnce Again輝いた季節に旅立とうの2曲は聖子さんの90年代を代表するシングルであり、この2曲が選ばれなかったことは腑に落ちません。
90年代の聖子さんの代表曲といえば、どうしてもあなたに逢いたくてということになってしまいますが、是非とも明るいこれらの曲も収録して欲しかったと思います。

そして、個人的な一押しはBelieve in Loveだったんですが、あえなく落選してしまいました。
これはシングル曲ではありませんが、聖子さん自身お気に入りで近年でもライヴで歌うことの多い曲ですし、私自身、今では聖子さんの曲の中でもベストスリーに入るくらい好きな曲なんです。
bless youは娘のSAYAKAの作った曲(上原純名義)で、しかもとんでもなくいい曲なので入ると思ったんですけどね。
これまた残念。

多分入らないだろうけど、できれば入って欲しかった曲

Giselle、Dancing Shoes、just for tonight、Love & Emotion、Forever、風に吹かれて、Why say goodby、林檎酒の日々、続・赤いスイートピー、1992ヌーヴェルバーグ、蛍の草原、Star、ハートをRock、一千一秒物語

まあこれは一ファンの戯言ですね。
本音を言ったらこんなもんじゃすまないんですが。
一人ひとりの希望を言っていたらキリがないのは分かります。
しかし、これらの曲だけでも立派なベストアルバムができてしまいますよ、ホントに。
今さら言うまでもありませんが、松田聖子の偉大さは、何より名曲の多さです。

今回入れなくても良かった曲

I Love You !! ~ あなたの微笑みに~、LuLu!!、明日へと駆け出してゆこう、Bibbidi-Bobbidi-Boo、30th Party、蒼いフォトグラフ、I'll Be There For You、LET'S TALK ABOUT IT、秘密の花園、惑星になりたい

今回の選曲はユーミンに気を使ったんですかね。
ユーミン作曲のシングルは全部入ってますし、制服蒼いフォトグラフまで収録されていることにはちょっと驚きました。
SEIKO名義の海外進出曲ではI'll Be There For YouLET'S TALK ABOUT ITの2曲も悪くはないですが、それほど良い曲とも思えず、聖子さんのオールタイムベストに相応しい楽曲とは思えません。
海外進出曲では今回入らなかったDancing Shoesjust for tonight等の方が躍動感があってカッコ良くてずっと好きですね。
他の曲もまあどれも魅力的ではあるんですが、聖子さんのオールタイムベストというとちょっと違うような気がしますね。


今回よくぞ入れて下さった曲

櫻の園、哀しみのボート、Unseasonable Shore、恋する想い ~Fall in love~、「ありがとう」、Gone with the rain、いくつの夜明けを数えたら

これらの曲がある意味、今回のベストのキモともいえますね。
アルバム『永遠の少女』収録の2大名曲櫻の園哀しみのボートの収録は松本隆とのコラボの復活が大きいかもしれませんね。
恋する想い ~Fall in love~Gone with the rainはどちらもシングルとしては地味でしたが、本当に良い曲で私もどちらも滅茶苦茶好きな曲です。
「ありがとう」は賛否両論あるかもしれませんが、個人的には大好きな曲なので今回の選曲は嬉しかったです。
いくつの夜明けを数えたら涙がただこぼれるだけとか永遠さえ感じた夜とか逢いたいとかいった00年代のバラードと正直なところイメージが被りますね。
どれもホントに良い曲ばかりですが、まあでも中でも1曲となったらいくつの夜明けを数えたらでしょうね。

Unseasonable Shoreは夏らしいさわやかな曲調の良い曲です。
90年代から最近まで小倉良とのコラボでほぼ作品を作ってきた聖子さんですが、ファンの間では概して評判は良くないですね。
まあ分からなくもないんですが、実はこの時期にはいい曲もいっぱいあるんですよ。
Unseasonable Shoreもその中の1曲ですが、アルバムとしても『1992ヌーヴェルバーグ』や『Forever』は80年代の作品と同じくらい私は好きですね。
また前記の『Call Me』を始めとする2000年初頭の原田真二とのコラボ楽曲も今ではほとんどライヴで歌われることもないですが、再評価されてしかるべきではないかと私は考えます。
また機会があればこれらのアルバムについても書きたいと思います。

長くなりましたが、ベストアルバム一つでここまで語れてしまう聖子さんの偉大さを改めて痛感しますね。
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松田聖子のニューシングル『永遠のもっと果てまで/惑星になりたい』(両A面)がついに発売になりました。
言うまでも無く、作詞松本隆、作曲呉田軽穂(ユーミン)、編曲松任谷正隆による31年ぶりとなる奇跡のコラボ作品です。(『惑星になりたい』の編曲は中田ヤスタカ氏)

約ひと月ほど前に初めて『永遠のもっと果てまで』を聴いた時はこのメンツの作品としては正直弱いと思いました。
あまりにも期待が大きすぎたのかもしれませんが、♪生きてるって素晴らしい♪等、聖子さん自身の近年の歌詞とさして変わりばえのない松本さんの歌詞、今一つ盛り上がりに欠けるユーミンのサビメロ等、私の希求するこのメンツの楽曲のイメージとはかなりの違いがあったのです。

しかし、それから先行配信を購入したり何度も繰り返し聴くうち、この『永遠のもっと果てまで』という曲がどんどん好きになっていきました。
松本さんの歌詞は、全体を通して聴けばジワジワ心に沁みてくるような、さすがに深みのあるものですし、ユーミンの曲は最初から最後までなんとも品のあるメロディの流れがあり、聖子さんの丁寧な歌と相まってえにも言われぬ格調の高さを感じさせます。

そして、松任谷正隆氏のアレンジがなんとも素晴らしい。
ツインギターのハーモニーとストリングスの絡みが、スケール感のある透明な音の世界を表現しています。

全体として、現在の聖子さんの年齢にも見合いながら、若々しさ、瑞々しさも感じさせるという、絶妙としか言いようの無い、奇跡的なバランスのとれた作品に仕上がっています。
本当に何度聴いても飽きない、素晴らしい作品だと思います。

テレビでは、先日もミュージックフェアで披露され、昨晩はNHKのSONGSの松本隆特集でも披露されましたが、とりわけSONGSにおける聖子さんの歌唱が実に素晴らしかった。
本当に曲に敬意を持って心を込めて歌っていることが伝わってきましたし、高音の伸びも素晴らしく、CDで聴くより作品が魅力的に響くという、いかにも聖子さんらしい稀有な才能を見事に発揮していました。
なによりファンとしては、その気になれば聖子さんの声がまだまだ出ることに大いに安心しました。(間違いなく生歌でした)

また、カップリングの『惑星になりたい』は、作詞松本隆、作曲呉田軽穂は変わりませんが、中田ヤスタカ氏の編曲が新鮮で、"エレクトロポップ"とでもいうべき新たな聖子さんの世界を表出しています。
曲想としてはクラブ系の楽曲の多い02年発表のアルバム『area62』(SEIKO名義)に近いかもしれませんが、ソリッドなイメージの強い『area62』よりも『惑星になりたい』の方がより遊び心があり、このメンツであえて冒険を冒す意欲に驚かされました。

現在、『永遠のもっと果てまで/惑星になりたい』のCDは4種類が発売されていますが(一つはカセットテープ)、私はDVD付のものと特製ジャケット仕様のものと2種類購入しました。
DVDに収録されている『永遠のもっと果てまで』のプロモーションビデオはもうちょっと予算を掛けられなかったのか?という疑問が沸くような内容でしたが(バレエシーンは曲想に合っているとは思えない)、特製ジャケット仕様のものは昔のEPと同じサイズ感がかえって新鮮で、中に封入されているミニポスター、ブロマイドも往年のファンにはニヤリとするような出来栄えでした。

9月30日に発売になった松田聖子SACDTinker Bell』。

9月25~27日に国際フォーラムで行われた東京インターナショナルオーディオショウで限定枚数が発売されたり、ステレオサウンドのサイト上でも発売日に限定枚数が発売されたらしいのだが、いずれも短時間のうちに完売となったようだ。

オーディオショウでは『Tinker Bell』目当ての聖子ファンが朝早くから並んだり、ステレオサウンドのサイトに注文が殺到してサーバーが落ちたり(?)と、一枚のSACDを巡ってかなりの狂騒があったらしい。

かくいう私はというと、オーディオユニオン新宿店で予約していたので、何の苦労もなく無事に購入することができた。
正直言うと、本当に購入できるのかどうか若干の不安があったのだが、発売日前日には入荷の連絡があり、発売日当日に無事に入手することができた。
全くオーディオユニオン様々である。

さっそく『Tinker Bell』を同時発売となった『Canary』ともども何回か聴いているが、気のせいか『Tinker Bell』の方がSACDの恩恵をより受けているように感じられる。
とにかく聖子さんのヴォーカルの生々しさが半端ない!
例えば『いそしぎの島』、『不思議な少年』、『Sleeping Beauty』といったメディアムテンポの曲ほどそれは印象的である。

サウンドの違いなのかなんなのか、『密林少女』とか『時間の国のアリス』といったアップテンポの曲もこれまで聴いていたよりずっと魅力的に聴こえる。
時間の国のアリス』なんて、発売当初から個人的に微妙な曲だったが、今回SACDで聴いてこんなにいい曲だったのかと改めて痛感している次第。

ティンカー・ベル』というアルバムは1984年の発売時から聴いているわけだが、個人的に発売当初から微妙なアルバムという印象だった。
前作『Canary』の大人っぽい印象がとても気に入っていた私には、ファンタジー路線に転換したこのアルバムは正直に言うと期待外れであったのだ。
ジャケットもそれほど好きではない(今も)。

ところが、今回のSACDを聴いて、こんなに良いアルバムだったのかと大いに見直しているところ。
アルバム『Silhouette~シルエット~』においても、SACDを聴いてから同じような印象の変化があったが、今回も同様の経験をしているところである。
今回入手できなかった方々にはまことに申し訳ないが、このSACDは本当にいい出来栄えだと思う。

ちなみに、ステレオサウンドのサイト上ではすでに次回10月30日発売予定の聖子さんのSACD『Windy Shadow』『The 9th Wave』の予約が始まっている。
私はさっそく2枚とも予約したが、今回の『Tinker Bell』のような事態がいつ起こらないとも限らない。
気になる方は早めに予約するべきだろう。

先日、松田聖子SACDNorth Wind』、『Silhouette~シルエット~』について書いた。

今後の松田聖子のSACDの発売予定は9月30日に『Canary』と『Tinker Bell』が、10月30日に『Windy Shadow』と『The 9th Wave』が発売される予定となっている。
言うまでもなく、聖子さんの80年代の名盤であるが、ここにきて異変が起こった。

9月30日に発売予定の『Tinker Bell』が、ステレオサウンドストア予約段階ですでに完売となってしまったのだ。

個人的に、これは全く意外なことだった。
昨年発売された聖子さんのSACDは『風立ちぬ』にせよ『Pineapple』にせよ『ユートピア』にせよ、予約段階で完売という事態は一度もなかったし、それどころか、発売から半年ほどはステレオサウンドストアはもちろん、御茶ノ水のディスクユニオンJAZZ TOKYO等の提携店舗でも普通に売られていたからである。

今挙げた3枚は一般的に考えて『Tinker Bell』よりもアルバムとしての評価が高く、ファンの間での人気も高いことは間違いないだろう。
その3枚はもちろん、先日発売されたばかりの『North Wind』、『Silhouette~シルエット~』でも起きなかった予約段階での完売をまさか『Tinker Bell』がやってのけるとは夢にも思わなかったのだ。

私もそのうち予約すればいいやぐらいの軽い気持ちでいたので、すっかり乗り遅れてしまった。
ステレオサウンドストアのTinker Bell』のページを見ると、予約完売となり追加プレスの予定もないということなので、少なくともステレオサウンドストアを通じて入手することはほぼ不可能のようである。

ちなみに同時発売予定の『Canary』は今でも予約受付中である。(私も遅ればせながら予約した)
Canary』については以前このブログでも取り上げたが(リンク)、実は個人的に聖子さんのアルバムで一番好きなアルバムが『Canary』であるから、『Tinker Bell』の方だけがこういう事態になってしまったのは全く意外であったのだ。

とはいえ、『Tinker Bell』ももちろん優れたアルバムであり、是非ともSACDで聴いてみたい。
発売を楽しみにしていた我々ファンは一体どうすればよいのか。
諦めるしかないのか、それともいずれプレミア付の中古品に手を出すしかないのか。

ところが、つい数日前、私はある店舗で『Tinker Bell』を予約することができたのである
お店はオーディオユニオン新宿店
なぜこのようなことができたのか?

ステレオサウンドからは多くのジャンルのSACDが発売されているわけだが、ジャズファンの方ならご存知の通り、7月にはブルーノートの名盤6枚のSACDボックス6 GREAT JAZZ』が発売になった。
やはりこのボックスもステレオサウンドストアでは発売前にすでに予約完売となっていたのだが、私の知る限り、御茶ノ水のディスクユニオンJAZZ TOKYOや、新宿や吉祥寺のディスクユニオンジャズ館等では、発売後に店頭で普通に売っていたのである。

つまり、ステレオサウンドストアが抱えている在庫と他の提携店舗に回される在庫は異なっているようなのである

ちなみに『6 GREAT JAZZ』の購入は、さんざん迷った末、収録内容がどうしても好みでなかったため見送った。
仮にソニー・ロリンズのディスクが『Vol.2』ではなく『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』だったら、また、ケニー・ドーハム『カフェ・ボヘミア』かウェイン・ショーターナイト・ドリーマー』か『スピーク・ノー・イーヴル』あたりが入っていたら間違いなく買っていただろう。
その意味では残念だった。

話が逸れたが、聖子さんのSACDもステレオサウンドストア上で予約完売となったといえ、オーディオユニオン等の提携店舗には別の在庫が回されるはずであるから、そちらも予約完売になっているとは必ずしも限らない

そこで、私はダメ元でオーディオユニオン新宿店に出向いて、『Tinker Bell』の予約ができるかどうか聞いてみたところ、まだ予約受付枚数には達していなかったようで、『絶対とは約束できませんが、ある程度の枚数は店頭で確保できる予定ですので、今ならおそらく大丈夫だと思います。』との言質を取り、晴れて予約できたのである。
もちろん、そのような話であるから100%大丈夫という確証はないのだが、とりあえずかなり希望の持てる状況になったことは確かだ。

ステレオサウンドストアで『Tinker Bell』が予約できずにガッカリしているファンは少なくないはず。
しかし、私のような例もあるから、全く希望が無くなったわけではなさそうである。
ディスクユニオンのオーディオユニオンという店は新宿以外にもお茶の水吉祥寺町田千葉にもあるようなので、それぞれの店舗でまだ『Tinker Bell』の予約を受け付けている可能性はある。
気になる方は問い合わせてみてはいかがだろうか。
ステレオサウンドに予約していた松田聖子SACDNorth Wind』、『Silhouette~シルエット~』の2枚が届き、さっそく聴いた。


昨年秋、ステレオサウンドから松田聖子の80年代のアルバム6枚がSACD化された。
昨年発売された分は私は運良くすべて買い揃えたが、現在は完売。

今回は、これまでSACD化されていなかった80年代のアルバム6枚が順々に2枚ずつSACD化されることになり、今回まず『North Wind』、『Silhouette~シルエット~』の2枚が発売されたという次第。

とにかく、若い頃の聖子さんの歌声を良い音質で聴く喜び、これは他の何物にも代えがたい。
昨年、SACDでアルバム『Candy』の1曲目『星空のドライブ』を耳にした瞬間、鮮かな音質で再現された聖子さんの音楽の魅力にノックアウトされ、涙した。
このSACDシリーズが”私の聖子リバイバル”に大きな役割を果たしたことは確かである。

実際のところ、私にはSACDを再生する機材はなく、日頃それほどオーディオにこだわっているわけではない。
聖子さんのSACDはハイブリッド仕様なので私はCD層の音で楽しんでいるのだが、それでもこれまで発売されていた他のCDに比べると音質の違いは歴然である。

もちろん、聖子さんのアルバムは今やハイレゾでも聴くことができるようになっている。
しかし、配信で音楽を聴く習慣のない私のような古いタイプの人間には、CDとかレコードといった、形となったソフトの方がどうしても馴染みがある。

ちなみに今回発売された『North Wind』(80年)と『Silhouette~シルエット~』(81年)はそれぞれ聖子さんのセカンドアルバム、サードアルバムにあたる。
ジャケットの”聖子ちゃんカット”でも分かるように、デビュー当時の聖子さんのはち切れんばかりの若々しい歌声が記録された奇跡のようなアルバムである。

二つのアルバムとも内容の素晴らしさは今さら言うまでもない。
既にSACD化されたファーストアルバム『SQUALL』と同様、初期にもかかわらず楽曲のレベルの高さには驚くばかり。
アレンジ一つ取っても、よくぞここまで!と驚くほどよく作りこまれており、本当に宝物のようなアルバムである。

今回聴いてみて、個人的に『Silhouette』の良さに改めて感動させられた。
正直言って、これまで私の中では『Silhouette』は他のアルバムに比べると若干評価が低かった。
しかし、今回SACDで聴き直してみて、それは間違いだったことに気づいた。
楽曲も『SQUALL』、『North Wind』に全く劣らない出来栄えであるが、なにより聖子さんのヴォーカルが最高なのだ。

まだ殺人スケジュールで喉を壊す前の自信に溢れたはつらつとした歌声は正に圧巻。
それに加え、デビュー時より更に進化した表現力が相まって、えにも言われぬ耳の快感が味わえる。

殺人スケジュールの影響でこの後すぐ聖子さんの声は大きく変化する。
もちろん、”キャンディ・ボイス”に変化した後の聖子さんの声も好きだが、本当に凄かった頃のヴォーカルが聴けるのはこの『Silhouette』までである。
それを思うと、尚一層この二つのアルバムに対する愛おしさが増すのだ。

松田聖子さんのデビュー35周年記念ツアー『Bibbidi-Bobbidi-Boo』が現在全国で開催中ですが、私は7月10日の日本武道館公演に行ってまいりました。


まだツアー真っ最中ということもあって、コンサートの内容に関するネットの書き込みはネタバレの恐れありということで遠慮してくれとのことです。
よって、私もコンサートの内容については触れませんが、すでに多方面で情報が流れているように、途中、聖子さんから重大発表がありました。

この秋に発売される聖子さんのシングルが、なんと作詞が松本隆、作曲が松任谷由実、編曲が松任谷正隆という80年代の聖子さん黄金時代のメンツで製作されるということです!

なにせデビュー35周年ということで、なんとなく噂というか予感のようなものはありましたが、聖子さんの口からこのことが発表され、それを生で聞けたのは本当に嬉しかったですね。
また、このことを発表する聖子さん自身もとても嬉しそうでした。

松本隆とは99年に『永遠の少女』で再び組んでいますが、ユーミンとはいつ以来ですかね?
もしかすると84年の『時間の国のアリス』以来でしょうか?
久しぶりということもあって、作詞作曲のお二人にかかるプレッシャーも凄いでしょうね。

あまり期待しすぎると失望した時の落差が大きいのでほどほどにしておきますが(笑)、とにかく本当に嬉しいニュースでした。


松田聖子さんのニューアルバム『Bibbidi-Bobbidi-Boo』が6月10日発売されました。
DVD付、写真集付、通常盤と3種類の形態で発売されていますが、私はDVD付を購入。
まだ付録のDVDしか見ていませんが(笑)、アルバムは明日通勤時間を利用して聴きます!

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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