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メルヴィルの『仁義』の国内盤DVDが9月22日にユニバーサルから再発されます。
昨年発売された新品は市場からほぼ消えつつありますし、今回も価格が価格ですので、未所有の方には絶対のおススメです。
もちろん画質は良好、特典映像も入っています。

 
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無題
仁義のラストシーンについて私の結論です。
(次の故物屋との取引がジャンセンから打診されたとき)故物屋が警察かもしれないということは、コーレイは疑いたくなかったのです。なぜならば、ジャンセンがサンティは信用できると(車の中で)言っているためです。一方ヴォージェルは、サンティは裏切らないと認めていますが、多少疑っていたと思います。ただし、それを表明することは、信頼しているサンティを裏付けのないまま疑うこととなること、また、立ち直ったジャンセンのサンティへの信念を侮辱したくなかったためです。また、それをコーレイに伝えても、やはり同じように疑わず、逃げないという判断をすると思ったのです。そのへんの微妙な心象が、コーレイの出発の前の落ち着かないボージェルの態度が表現されているのではないでしょうか。自身で確認したいボージェルが見たものは、勝手知ったるマテイで、ここで初めて「警察だ。逃げろ」ということができたのです。「言えば逃げない」は、「言っても逃げない」ということではないでしょうか。こう考えると、5人が結びつきます。また、ジャンセンの最後のセリフである「サツは間抜けだ」というセリフは、サンティを信じた自身への自嘲です。コーレイとボージェルは、ジャンセンのサンティへの信頼を尊重し、裏切りでないと信じたかったボージェルが、マテイを知っていたことから、全ては破滅するのです。
matsusan 2012/05/25_Fri_17:31:33 編集
仁義
matsusanさん

返信遅くなり申し訳ございません。
仁義のラストシーンについてのお考え、興味深く拝読いたしました。
人によっていろいろな解釈が成り立つ、とても深い作品ですので、どの考えが正しいということを結論付ける自信は今の私にはありませんが、matsusanさんの解釈には大変説得力を感じました。
どうもありがとうございました。
マサヤ@管理人 2012/05/31_Thu_23:57:41 編集
仁義
マサヤさん、返信ありがとうございました。これ程メルヴィルに拘ったサイトを他に知りません。これからも拝見させていただきます。海外のサイトなどでもラストシーンの議論があるようですね。また、トリビアなどが自慢されており、ジャンセンが撃った鍵穴に、メルヴィルの頭文字「JPM」が刻印されているなど、自分は気づかないことが披露されていました。
matsusan 2012/06/02_Sat_22:28:32 編集
無題
matsusanさん

私事ですが、ここ数年あまりに仕事プライベートともに忙しく、更新が滞りがちになっていますが、今後ともよろしくお願いいたします。
貴重なトリビアもありがとうございます。
マサヤ@管理人 2012/06/03_Sun_22:04:12 編集
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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