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以前挙げた私の好きなジャズ・アルバム・ベスト20の中から今回取り上げるのは⑥(順位ではありません)に挙げたグラント・グリーン『アイドル・モーメンツ』。
『Idle Moments』(ブルーノート)
①アイドル・モーメンツ②ジャン・ド・フルール③ジャンゴ④ノマド
グラント・グリーン(g)、デューク・ピアソン(p)、ボブ・クランショウ(b)、アル・ヘアウッド(ds)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ボビー・ハッチャーソン(vib)(63年)
ギタリスト、グラント・グリーンのリーダー・アルバムは今から10年ほど前にブルーノート盤を中心に結構集めましたが、このアルバムは聴きませんでした。
単にタイトルからポップな内容を連想してしまい、敬遠してしまったせいなのですが。
そんなわけで、ずっと無視してきたアルバムですが、最近になって参加メンバーを知ってビックリ。
デューク・ピアソン(p)にジョー・ヘンダーソン(ts)、それにボビー・ハッチャーソン(vib)まで加わっているとは。
ここには、いわゆる“新主流派”と言われるメンツが揃っており、メンバー的にはグラント・グリーンのアルバム中で異質な部類に入るかもしれませんが、実際の内容は想像以上に素晴らしく、今ではグラント・グリーンの中でも一番気に入っているアルバムとなりました。
とにかくアルバム全体のクールな雰囲気が圧倒的に好み。
アルバム全体として、モーダルな響きが印象的で、②、④など実にカッコいい。
②など今聞くとフュージョン風に感じられなくもありませんが、あくまでもグリーン風のソウルフルでブルージーな味付けがなされているので、物足りなさは皆無。
デューク・ピアソン作曲のタイトルトラックの①のブルースも素晴らしい。
とりわけ、この曲ではジョー・ヘンダーソンのつぶやくようなテナーが印象的で、音色も美しい。
③『ジャンゴ』もMJQの名演をよく咀嚼しており、再演モノにありがちな二番煎じ的安っぽさがないのが見事。
左カラム下部に「お気に入りリンク」を加えました。
素晴らしいサイト(ブログ)ばかりですので、是非飛んでみて下さい。
私も久しぶりにこの『アイドル・モーメンツ』聴きましたが、やはりとても良いですね。グリーンのギターは勿論素晴らしいですが、ハッチャーソンのヴァイブの音色がとても美しく素晴らしいですよね。
個人的にハッチャーソンの『ハプニングス』は、永遠の愛聴盤です。
以前は、エルヴィン・ジョーンズ、ラリー・ヤングと共演した『ストリート・オブ・ドリームズ』『トーキン・アバウト』そしてラリー・ヤングのデビュー作『イントゥ・サムシング』などの作品でのグリーンのギタープレイが好きで、良く聴いていたのですが、今回久しぶりに聴いてみて、私も今は『アイドル・モーメンツ』がグリーンの作品の中でも、一番好きかもしれませんね。この雰囲気は最高です。
あと、グリーンのリーダーアルバムではないのですが、昔からの愛聴盤の一枚で、アイク・ケベックの『ブルー・アンド・センチメンタル』がすごく好きで、ここでのケベックの太いテナーの音色とグリーンの甘美でソウルフルでブルージーなギターの音色が相性ピッタリで、何時聴いても酔いしれてしまいます…。
それにしてもブルーノートは1500番台と4000番台はどれ聴いてもハズレがないですよね。本当に凄いジャズ・レーベルです。
グラント・グリーンは独特の粘りのある音になんともいえないブルージーな味があって好きです。
66さんが挙げられたいくつかのグリーンのアルバムもどれも良かったと記憶しています。
他には、世評高い『フィーリン・ザ・スピリット』ももちろん良いですが、『サンデイ・モーニン』とかも好きですね。
ハッチャーソンの『ハプニングス』はしばらく聴いていませんが、また聴いてみようと思います。
アイク・ケベックの『ブルー・アンド・センチメンタル』は未聴です。
今度機会があったら是非聴いてみたいと思います。
ご推薦ありがとうございます。
デューク・ピアソン、ジョー・ヘンダーソン、ボビー・ハッチャーソンとメンバーも最強で、中でもボビー・ハッチャーソンが効いていると思います。
66さん同様、『Happenings』は自分にとってもかなりのお気に入りです。
ジャケもむちゃくちゃかっこいいのでLPでも欲しいのですが、たまに見かけますが、高いんですよね・・・。再発の新品があれば即買うんですが・・・。
リンクありがとうございます。
こちらも追加させていただきました。
今後とも、宜しくお願い致します。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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