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エドワード・ドミトリク監督の『影を追う男』を国内盤DVD(ブロードウェイ『フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.3』)で観た感想。

Cornered』(45年)
脚本:ジョン・パクストン
撮影:ハリー・J・ワイルド
主演:ディック・パウエル、ウォルター・スレザック、ミシェリン・チェイレル

いやはやこれも素晴らしい。
以前紹介した『ブロンドの殺人者』同様、エドワード・ドミトリク監督、ディック・パウエル主演作だが、実に面白い映画である。
ブエノスアイレスが舞台というのもこの種の映画としては珍しいが、それゆえの異国情緒みたいなものはほとんどない。
敵か味方かも分からぬ怪しげな人々が次から次へと現れ、物語をかき乱す。
まさにノワール的であり、それだけでも嬉しくなってしまう。
ストーリーは少々複雑かつ分かりにくい面もあるが、かなりの秀作と思う。

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ブロードウェイから『ハリウッド悪女映画傑作選 DVD-BOX』が3月2日に発売されます。

収録作品は「生まれながらの悪女」(ニコラス・レイ)「天使の顔」(オットー・プレミンジャー)、「追憶の女」(ジョン・ヒューストン)、「危険な女」(ジョン・ブラーム)、「裏切りの街角」(ロバート・シオドマク)の5作品。

既発売のものばかりですが、DVDジャケットも良い感じですし、なかなかの好企画と思います。

ブルーレイ化を密かに熱望している作品として、マーティン・ブレスト監督の『ミッドナイト・ラン』(88年)がある。
ロバート・デ・ニーロチャールズ・グローディンのコンビぶりが最高に笑えて泣ける、本当に面白い映画だが、どうしてブルーレイにならないのか不思議でしょうがない。(とりわけラストが最高)

もちろん、DVDも持っていたが、幼馴染の友人にスタンリー・キューブリック監督の『現金に体を張れ』(56年)と2枚貸したまま長いこと返ってこない。
絶対に面白い映画として自信を持って貸したにもかかわらず、この仕打ちは酷い。
返して欲しいが、なんとなく彼の手元には既にないような予感がする。

そういえば『現金に体を張れ』もなぜかブルーレイが出ていない。
言うまでも無くアメリカの生んだ最高のフィルム・ノワールの一本だが、こんな名作がブルーレイにすらならないとは本当にどうしたものか。

とここまで書いたら無性にこの2本の映画が観たくなってきた。
どちらもツタヤに行けばいくらでも置いてある映画だが、もともとDVDを持っていたのにレンタルするのも癪に障る。
やはりブルーレイで観たいものである。


ピーター・イエーツ監督の『エディ・コイルの友人たち』(73年)を国内盤DVDで観た感想。

かなり良かった。
まず、ストーリーが面白いのと、銀行強盗のシーン等、一つ一つのシークエンスの緊張感が印象的。
いかにも70年代的な?少しくすんだような映像も良いし、舞台となったボストンの街並み等、映画の雰囲気、空気感が良い。
また、デイヴ・グルーシンのフュージョン風の音楽も良い。
主役のロバート・ミッチャム始め、捜査官役のリチャード・ジョーダンらキャストも皆好演。

ラストだけどうも乗れなかったが…。

川本三郎氏の新刊本『サスペンス映画 ここにあり』が発売になりました。

サスペンス映画、というタイトルですが、主に40年代から60年代までのフィルム・ノワールか、それに近い作品が数多く取り上げられています。(取り上げられている作品に関してはアマゾンのリンク先参照)
ノワール・ファンにとってはまさに待望の本と言えるでしょう。

フィル・カールソン監督の『スキャンダル・シート』を国内盤DVD(フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.3)で観た感想。

新聞社を舞台にした社会派ノワールの作品で、サミュエル・フラーの原作、主演は『オール・ザ・キングスメン』のブロデリック・クロフォード、助演にドナ・リードジョン・デレク
この種の作品にドナ・リードが出ているのが珍しい。

皮肉の効いた面白さがあり、俳優陣の好演もあってストーリー展開には惹きつけられる。
これといった冴え渡るような演出はないが、手堅い出来といったところ。



ブロードウェイから発売されている『フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOXシリーズ』は先日フランス映画篇が発売されたことにより、Vol.5まで続いていたアメリカ映画篇はてっきり打ち切りになったのかと思っていましたが、なんと9月2日にVol.6が発売されるとのことです。

まだアマゾンには収録作品の詳細は出ておりませんが、調べたところ次のような収録作品となるようです。

マルタの鷹
ビッグ・ボウの殺人
パスポートのない女
14時間の恐怖
テレグラフ・ヒルの家
底流
ヒッチ・ハイカー
M

マルタの鷹』といえばジョン・ヒューストン監督のそれ(41年)が有名ですが、1931年にもロイ・デル・ルース監督によって映画化されていますので、もしかしたらそちらのほうかもしれません。
名作との誉れ高いアイダ・ルピノ監督の『ヒッチ・ハイカー』のDVD化も楽しみです。

それにしてもフランス映画篇Vol.2はいつになったら発売されるのでしょうか。

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性別:
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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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