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ブルーレイ化を密かに熱望している作品として、マーティン・ブレスト監督の『ミッドナイト・ラン』(88年)がある。
ロバート・デ・ニーロチャールズ・グローディンのコンビぶりが最高に笑えて泣ける、本当に面白い映画だが、どうしてブルーレイにならないのか不思議でしょうがない。(とりわけラストが最高)

もちろん、DVDも持っていたが、幼馴染の友人にスタンリー・キューブリック監督の『現金に体を張れ』(56年)と2枚貸したまま長いこと返ってこない。
絶対に面白い映画として自信を持って貸したにもかかわらず、この仕打ちは酷い。
返して欲しいが、なんとなく彼の手元には既にないような予感がする。

そういえば『現金に体を張れ』もなぜかブルーレイが出ていない。
言うまでも無くアメリカの生んだ最高のフィルム・ノワールの一本だが、こんな名作がブルーレイにすらならないとは本当にどうしたものか。

とここまで書いたら無性にこの2本の映画が観たくなってきた。
どちらもツタヤに行けばいくらでも置いてある映画だが、もともとDVDを持っていたのにレンタルするのも癪に障る。
やはりブルーレイで観たいものである。


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ピーター・イエーツ監督の『エディ・コイルの友人たち』(73年)を国内盤DVDで観た感想。

かなり良かった。
まず、ストーリーが面白いのと、銀行強盗のシーン等、一つ一つのシークエンスの緊張感が印象的。
いかにも70年代的な?少しくすんだような映像も良いし、舞台となったボストンの街並み等、映画の雰囲気、空気感が良い。
また、デイヴ・グルーシンのフュージョン風の音楽も良い。
主役のロバート・ミッチャム始め、捜査官役のリチャード・ジョーダンらキャストも皆好演。

ラストだけどうも乗れなかったが…。

川本三郎氏の新刊本『サスペンス映画 ここにあり』が発売になりました。

サスペンス映画、というタイトルですが、主に40年代から60年代までのフィルム・ノワールか、それに近い作品が数多く取り上げられています。(取り上げられている作品に関してはアマゾンのリンク先参照)
ノワール・ファンにとってはまさに待望の本と言えるでしょう。

フィル・カールソン監督の『スキャンダル・シート』を国内盤DVD(フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.3)で観た感想。

新聞社を舞台にした社会派ノワールの作品で、サミュエル・フラーの原作、主演は『オール・ザ・キングスメン』のブロデリック・クロフォード、助演にドナ・リードジョン・デレク
この種の作品にドナ・リードが出ているのが珍しい。

皮肉の効いた面白さがあり、俳優陣の好演もあってストーリー展開には惹きつけられる。
これといった冴え渡るような演出はないが、手堅い出来といったところ。



ブロードウェイから発売されている『フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOXシリーズ』は先日フランス映画篇が発売されたことにより、Vol.5まで続いていたアメリカ映画篇はてっきり打ち切りになったのかと思っていましたが、なんと9月2日にVol.6が発売されるとのことです。

まだアマゾンには収録作品の詳細は出ておりませんが、調べたところ次のような収録作品となるようです。

マルタの鷹
ビッグ・ボウの殺人
パスポートのない女
14時間の恐怖
テレグラフ・ヒルの家
底流
ヒッチ・ハイカー
M

マルタの鷹』といえばジョン・ヒューストン監督のそれ(41年)が有名ですが、1931年にもロイ・デル・ルース監督によって映画化されていますので、もしかしたらそちらのほうかもしれません。
名作との誉れ高いアイダ・ルピノ監督の『ヒッチ・ハイカー』のDVD化も楽しみです。

それにしてもフランス映画篇Vol.2はいつになったら発売されるのでしょうか。

エドワード・ドミトリク監督の『十字砲火』(47年)を国内盤DVD(ジュネス企画)で観た感想。

フィルム・ノワールの名作として有名な映画だが、ようやく観ることができた。
以前IVCから出ていた国内盤DVDを所有していたが、あまりの画質の悪さに呆れて観ること叶わず。
今回観たジュネス企画盤も画質は良いというほど良くもないが、さすがにIVC盤ほどは酷くなく、さして問題なく観通すことができたという次第。

それにしても、やはりこれは傑作だった。
リチャード・ブルックスの原作は同性愛者の殺人を取り上げていたらしいが、映画化にあたって人種問題に変えられたらしい。
殺人事件に人種問題を絡めてくる点は、今観ても少々やりすぎの感もあり、公開当時3ヶ月で上映が禁止されたというのも分かる気がする。
しかし、だからこそこの映画が観客の興味を惹きつけたというのも事実であろうし、社会派ノワールと呼ばれる所以でもあろう。

ロバート・ヤングロバート・ライアンロバート・ミッチャムとロバート尽くしで揃った配役も魅力的。

とりわけ刑事役のロバート・ヤングが素晴らしい。
これまでほとんどこの人の出演作を観た記憶がないが、パイプを加えた姿も端正でサマになっており、冷静に事件を解決していく物腰が魅力的。
自分の祖父の話をする件はちょっと感動的だった。
あのグロリア・グレアムも出ており、登場時間はさほど多くないが、いかにも彼女らしい役柄で印象が強い。

殺人犯は意外とすぐに分かってしまうのが難といえば難か。(冒頭の“影"でだいたい分かる)

ルドルフ・マテ監督の『武装市街』(50年)を国内盤DVD(フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX Vol.3)で観た感想。

誘拐もののフィルム・ノワールであるが、かなり見ごたえのある秀作。
原題が『Union Station』という映画に登場する駅名であり、実際映画の舞台である駅が大きな役割を果たすこともあって、妙にリアルというかセミ・ドキュメンタリータッチの映画である。
やはりバリー・フィッツジェラルドが出演していた『裸の町』(48年。ジュールス・ダッシン監督)に近い感触のある映画だった。
ストーリーもなかなか一筋縄では行かないというか、ありがちな展開に簡単に陥らないのが良い。
なんというか、演出に粘りがあるのである。

主演はウィリアム・ホールデンナンシー・オルソンだが、この二人は同じ年(50年)にあの『サンセット大通り』でも共演している。
あと忘れてはならないのが警視役のバリー・フィッツジェラルドであり、この俳優の醸し出す独特の暖かい雰囲気がこういった作品では一服の清涼剤となっていると言ったら言い過ぎか。

DVDの画質も良かった。

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マサヤ
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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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