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レイモン・ラミ監督の『面の皮をはげ』(47年)を国内盤DVDで観た感想。

これも『フィルム・ノワール  ベスト・セレクション フランス映画篇 DVD-BOX1』の中の一篇。
主演はジャン・ギャバン、その息子役にダニエル・ジェラン

DVDの解説書によれば、レイモン・ラミ監督は監督作が2作しかなく、主にロベール・ブレッソンやサッシャ・ギトリの編集担当者として知られているという。
ちなみに、『面の皮をはげ』はその監督第2作目。

映画はいかにもジャン・ギャバン主演作らしい内容で、期待に違わぬ作品である。
ギャバンは、表の顔=実業家、裏の顔=ギャングという二面性を持ち、しかも過去にさらに別の顔を持つという難役を見事に演じている。
映画前半で、ギャバンが裏の顔で営業するキャバレーやカジノを動き回るシークエンスが、何がどうということもないのに面白く、いかにもフランスのギャング映画を観ているという充実感に浸れる。
また、付き合いのある刑事や、敵方であるマルセイユのギャングとの緊張感のある腹の探り合いも見ものである。

昔からギャバンを愛する女クレオを演じたコレット・マルス(Colette Mars)は本職(?)が歌手で、この映画でも歌手役を演じているが、彼女がシャンソンを歌うシーンがいい。
ボクサーの恋人役を演じたのは若き日のマルティーヌ・キャロル

DVDの画質はまあ及第点。
特別悪くもないが、特別良くもない。
年代的な違いももちろんあるだろうが、前回レビューを書いた同DVDボックスの『ランジュ氏の犯罪』のような悪さではなかったのでとりあえず一安心。

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フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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