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フリッツ・ラング監督の『無頼の谷』を国内盤DVD(ジュネス企画)で観た感想です。

image25.jpgRancho Notorious』(52年)
監督:フリッツ・ラング
脚本:ダニエル・タラダッシュ
撮影:ハル・モーア
音楽:エミール・ニューマン
出演:アーサー・ケネディ、マレーネ・ディートリッヒ、メル・ファーラー、ロイド・ガフ、グロリア・ヘンリー、ウィリアム・フローリイ、ジャック・イーラム、ジョージ・リーヴス
 
フリッツ・ラングがアメリカ時代に撮った西部劇で、観てみると思ったよりは違和感がない。
ただ、冒頭に流れる復讐の歌(?)は、これがあのフリッツ・ラングの作品か?と思うほどの意外性があるし、ジョン・フォードやハワード・ホークスのような西部劇とはかなり趣向が異なる。
確かに西部劇なのだが、手法はフィルム・ノワール的なのだ。
途中で展開が微妙に変化して主題が分かりにくくなるのが玉に瑕だが、内容はかなり面白い。

フリッツ・ラングのアメリカ作品に同じドイツ出身のマレーネ・ディートリッヒが出ているのがミソだが、さすがの存在感。
黒い罠』『情婦』など、この手の作品に出てくるディートリッヒはほとんど怪優といってよいような、他には得がたい独特の味わいを醸し出している。
メル・ファーラーのスマートな存在感が良く、それに比べると主演のアーサー・ケネディは少々分が悪い。
嫌いじゃないけど。
最後の撃ち合いはなかなか良かった。

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無頼の谷
>途中で展開が微妙に変化して主題が分かりにくくなるのが玉に瑕だが、内容はかなり面白い。

全く同感です。ストーリー、かなり凝ってましたよね。ただ、個人的にはメル・ファーラーはやはりミス・キャストかと。
TBさせていただきます^^
user t URL 2009/01/23_Fri_23:03:17 編集
ラング
user tさん
コメント&TBありがとうございます。
メル・ファーラーは確かにミスキャストっぽいですが、かえって面白く観てしまいました。
フリッツ・ラングもアメリカでは意外な作品を撮っていますね。
マサヤ@管理人 URL 2009/01/24_Sat_00:19:09 編集
無頼の谷
見直してみたら、初見のときよりも出来が良く感じられました。あらすじを知ってからのほうが、逆にメル・ファーラーなどのオフビートさも含めて楽しめたんですよね。本作、実はかなりの秀作ではないでしょうか。
user t URL 2009/01/27_Tue_15:53:56 編集
無頼の谷
user tさん
再見されたのですね。
私もこの作品、秀作だと思います。
アメリカ時代のラングは良くも悪くも通俗的ですが、それが良い方に出た作品ではないでしょうかね。
私も機会があったら見直してみます。
マサヤ@管理人 URL 2009/01/27_Tue_22:55:41 編集
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『無頼の谷』フリッツ・ラング監督(1952) ★★★
フリッツ・ラング監督の西部劇。 <物語>婚約者べスを強盗に殺されたカウボーイ、ヴァーン(アーサー・ケネディ)は復讐の旅に出る。頼りは、仲間割れで撃たれた強盗の片割れが死ぬ間際に口にした、「チャカラック」という場所。やがてオルター・キーンという女(マレーネ・ディートリッヒ)の存在にたどり着いたヴァーンは、その恋人である銃の名手、フレンチー(メル・ファーラー)に近づくが・・・。 感想は・・・なかなか面白かったです。ただこれもかなり異色な西部劇で、出だしではよくある復讐ものかと...
URL 2009/01/23_Fri_23:04:18
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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