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松田聖子が99年に発表したアルバム『永遠の少女』。

一般的に、90年代以降の聖子さんのアルバムは玉石混合といった様相を呈するようだ。
とはいえ私自身、まだ一部のアルバムしか耳にしていないから、一概になんとも言えないというのが実情だが、これまで耳にしたいくつかのアルバムは80年代の諸作に匹敵するほど魅力的である。
中でも、このアルバムは(タイトルはともかく笑)内容が素晴らしく、とても好きだ。

ほとんどが穏やかなメディアムテンポの楽曲、生音重視のサウンドで、しっとりした大人の落ち着いたポップアルバムに仕上がっているのが好ましいが、なんといっても、88年の『Citron』以来、11年ぶりに松本隆が(10曲中8曲で)作詞を担当しているのが大きい。
映画の一場面のような情景描写が印象的な歌詞の世界は相変わらずで、さすがに聖子さんの光らせ方をよく分かってらっしゃる。
聖子さんの歌もところどころでファルセットを用いたり、楽曲に合った繊細な歌い回しが印象的。

オープニングの『月のしずく』から軽快なアレンジが印象的な『ペーパードライバー』、バラードの『哀しみのボート』、『櫻の園』と続くアルバム前半の流れは白眉。
先行シングルにもなった『哀しみのボート』は聖子さんならではの名バラードであり、97年に46歳で亡くなった大村雅朗作曲『櫻の園』は故人を偲ぶかのような松本隆の詞が感動を誘う。
アルバム後半では『エメラルド海岸』、『カモメの舞う岬』が素晴らしい。

このアルバムでせっかく復活を果たした松田聖子×松本隆コンビだが、残念ながら、これ以降また疎遠になってしまう。
今度このコラボが実現するのはいつになるのだろうか。

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フランス映画、ジャズ
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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