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久しぶりのメルヴィル関連のソフト発売情報です!

海の沈黙』と『マンハッタンの二人の男』が初の国内盤ブルーレイとして発売されます!
発売日は9月25日で、発売元はあのIVC。(DVDも同時発売)

両作品とも過去に国内盤DVDが紀伊国屋書店から発売されており、画質も満足のいくものでした。
一方で両作品とも最近海外でブルーレイが発売されていただけに、なんとなく期待はしていましたが、まさか同時に発売になるとは予想していませんでした。

アマゾンでは現段階で定価しか記載されておりませんが、間もなく値引き価格で予約できることでしょう。
先日発売されたビクトル・エリセ作品のブルーレイと同様に、Blu-ray ツインパックも発売されるようですので、単品で買うよりもツインパックの方がオトクになることは間違いないと思われます。

それにしてもIVCやってくれますね。
他のメルヴィル作品のブルーレイ化にも大いに期待が高まります!


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メルヴィルのインタビュー本『サムライ ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』の著者ルイ・ノゲイラ氏が最近メルヴィルについて語った映像です。



久々にメルヴィルのDVDの話題です。
とはいっても、例によって再発のものばかりですが。

5月9日にユニバーサルから『賭博師ボブ』『いぬ』『影の軍隊』『仁義』『リスボン特急』のDVDが一挙に再発されます。
アマゾンの価格がまたありえないほど安いので、これらの映画を観ていない方、持ってない方には強力におススメです。
それにしても、このラインアップもいい加減飽きたので、そろそろまた何か新しいDVDが発売されませんかねぇ・・・。

ついでに、ユニバーサル盤ではありませんが、『モラン神父』も現在30%オフなので紹介しておきます。


洋画★シネフィル・イマジカで今月から始まるジャン=ピエール・メルヴィル特集
私自身は視聴できる環境にないんであれなんですが、とりあえず今月、来月と3作品ずつの放送らしいのです。
で、今月の放送は『賭博師ボブ』『いぬ』『仁義』。(放送日時はリンク先を参照)
『仁義』に関しては名作発見コラムでも取り上げられています。

実はアラン・ドロンの特集『アラン・ドロン2×10』も今月から始まっていて、これはひと月2作品を10か月に渡って放送するという企画。
今月の放送は『さらば友よ』と『仁義』で、メルヴィル特集と『仁義』が被っちゃってます。

で、気になるのが来月のメルヴィル特集で何が放送されるか。
フェルショー家の長男』のような未公開作とか『サムライ』とか『ギャング』のような未DVD化作品に期待が高まったのだが…。
これを見てアッサリ判明。

答えは『影の軍隊』『リスボン特急』『勝手にしやがれ』(え!?)
ガクンときたのは私だけではないはず。
確かにメルヴィル出てるけどさー。
監督作じゃないのか。
ちなみに、『リスボン特急』はドロン特集ともやっぱり被ってます。

melvilleonmelville.jpg久々にメルヴィル本『サムライ―ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』(ルイ・ノゲイラ著 井上真希訳 晶文社刊)の話題。

今さら言うまでもありませんが、この本はインタビュー形式でメルヴィルの生の肉声を活字化した、ファンにとってはまことに貴重な本です。
日本語版は2003年に出版されましたが、この本がなければ、私のファンサイトもこのブログも存在しなかったでしょう

一部では著者ノゲイラ氏の質問のツッコミが浅いとか批判もあるようですが、初版本はメルヴィルの生前(1971年11月)に出版されていますから、内容は当然メルヴィル自身チェックを入れているはずで、ノゲイラ氏が活字化を希望した問答に対して、メルヴィル本人が許可を出さなかったという可能性も否定できないでしょうし、実際そういった例は少なくないものと思われます。
それを思えば、一概にノゲイラ氏だけを責められるわけでもありません。
むしろ、この本が世に存在することを(しかも日本語版が!)深く感謝したいと私は思います。

ところで、この本がamazon中古価格が高騰していましたので、もしや絶版?と調べてみたのですが、e-honでは“現在取扱いできません”、楽天ブックスでは“品切れ”、セブンネットショッピングでは“絶版重版未定”と表示されていますので、まことに残念ですが、既に絶版なのかもしれません。
肝心の出版元の晶文社のページにハッキリと絶版と表示されているわけではないので確信はありませんが。

私がネット上で調べた中ではブックサービスではまだ取扱いがあるようです。
このブログをご覧になるような皆様はほとんどの方がすでに所有されていると思われますが、もしまだお持ちでない方があれば、まだ書店に在庫が置いてある可能性もありますので、早めのご購入をおすすめいたします。

映画ファンなら一度は『IMDb』のサイトをご覧になったことがあるでしょう。
IMDb』という名称は“The Internet Movie Database”の略称で、一般的に古今東西の映画に関する最強のデータベースと言われています。
もちろん、拙サイト、ブログも大いにその恩恵に与っています。
スタッフ、キャストの詳しい情報が参考になるのはもちろんですが、とりわけ興味深いのは映画ファンによって各作品に対する評価(10点満点)が投票によってなされているところではないでしょうか。

当然のことながら、各作品への投票の数はまちまちですが、世界中の映画ファンが投票に参加しているということで、その評価にはかなりの説得力が感じられます。
ちなみにトップ250はこちら
そこでメルヴィル作品はどのように評価されているのでしょう?
以下、作品リストとその得点を書き出してみます。(年代順、5月15日現在)

『ある道化師の二十四時間』 (6.2)
8096cc72.jpeg『海の沈黙』 (8.0)
『恐るべき子供たち』 (7.4)
『この手紙を読むときは』 (7.4)
『賭博師ボブ』 (7.9)
『マンハッタンの二人の男』 (7.2)
『モラン神父』 (7.2)
『いぬ』 (7.9)
722904a3.jpeg『フェルショー家の長男』 (7.0)
『ギャング』 (8.1)
『サムライ』 (8.1)
『影の軍隊』 (8.2)
『仁義』 (8.1)
『リスボン特急』 (7.1)

『IMDb』で他の監督の作品の評価も調べていただくとよくご理解いただけると思うのですが、8点以上の評価を得ている作品は、映画史的にも“真の傑作”との評価が定まったものばかりです。
一例として挙げるならば、ジャック・ベッケル監督の傑作『現金に手を出すな』と『』はどちらも8.0という評価です。

上のメルヴィル作品のリストを見ますと、8点以上の作品が5作品もあり、嬉しいことにメルヴィル作品は世界的にもしかるべき評価を受けているという印象です。
むろん、この高評価(?)は一ファンとしては当然という思いですが。
作品それぞれの評価も、全体的なバランスからいって、ほぼ適正と言ってよいのではないでしょうか。
一番驚いたのは、『この手紙を読むときは』の評価が意外に高く、『リスボン特急』などより上回っているということです。

作品中『影の軍隊』がトップというのは、これまた意外な感もありますが(もちろん質的には当然)、2006年のアメリカ公開とそこでの高い評価が影響しているのかもしれません。
先日初の国内盤DVDが発売された『賭博師ボブ』の評価が7.9と予想以上に高く、健闘しているのも嬉しいですし、また、『ギャング』の評価が『サムライ』や『仁義』に劣っていないのも個人的には嬉しかったですね。

protectedimage.jpgHPのトップページのNEWS欄でもお知らせ済みですが、英Oprimum Releasingより、メルヴィル作品の6枚組DVD・BOXが3月2日に発売されます

収録作品は、『賭博師ボブ』(56)、『モラン神父』(61)、『いぬ』(62)、『影の軍隊』(69)、『仁義』(70)、『リスボン特急』(72)の6作品。
内容が詳しく紹介されたDVD Timesへのリンク

英盤なので、リージョン2PAL盤英語字幕付きです。
『賭博師ボブ』と『リスボン特急』以外の4作品は以前英BFIから出ていたものと同一のもののようです。

BOXにしては価格が安いのも特徴で、現在英Amazonでは32.99ポンド、つまり日本円にして4600円ほどと破格の安さです。(送料別)
個人的にBFI盤は『モラン神父』『いぬ』『仁義』を所有していますが、どれも1枚4000円前後しましたから、6枚組でこの価格はお得ですね。

ここ一年ほどでメルヴィル作品は国内盤が次々と発売されていますので、正直なところ、海外盤の有難味は徐々になくなりつつありますが、例えば『モラン神父』などはいまだに国内盤はありませんし、『仁義』のBFI盤は国内盤とはお話にならないくらい画質が良いですから、関心のある方には大いに勧められるBOXかと思います。

ちなみに、このDVD・BOXのデザインもメルヴィルらしくて実にいいですね。
日本でも同じようなボックスが発売されると嬉しいですが…。

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テンプレ作った人:おみそ
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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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