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ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『舞踏会の手帖』を国内盤ブルーレイIVC)で観た感想。

本当に久しぶりにこの映画を観た。
前回は確かIVCの旧盤DVD。
画質はお世辞にも良いとは言えなかった。
そのせいだろうか、作品も、他のデュヴィヴィエの名作に比べるとワンランク落ちるように感じられた。
それは、ヒロインのマリー・ベルにさほど魅力を感じなかったのも理由の一つかもしれないし、130分という長さに、どことなく散漫な印象を持ったのも理由の一つかもしれない。

今回ブルーレイでこの映画を観直したわけだが、まず作品の評価を一変せねばならない。
これは他のデュヴィヴィエの傑作にワンランク劣るどころか、もしかしたら凌駕するかもしれないほどの傑作である
オムニバス形式で語られている映画だが、時に暖かく、時に残酷なエピソードは驚くほど意外性に満ち、一つ一つがとにかく深い。
前回観た時は、恥ずかしながらここまで深い内容だとは気づかなかった。
これらのエピソードを流れるような語り口でまとめていくデュヴィヴィエの職人芸は全くもって素晴らしい。

そして、戦前のフランス映画を代表する俳優陣が皆上手い。
私もほとんど知らない俳優も何人か出ているが、とにかく一人ひとりの俳優たちが舌を巻くほど上手く、一つとしてつまらないエピソードがない。

ブルーレイの画質も最高で、私のようにこれまでひどい画質のDVDでこの映画を観ていた方にこそブルーレイでの鑑賞を薦めたい。

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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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