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SEIKO JAZZ』については発売間もない頃に簡単な感想を書いた。(リンク

それ以来、ほぼ毎日のようにこのアルバムを耳にしている。
主に通勤時間を利用して、だいたい一日1~2回は聴いているはずだ。
回数的には40~50回くらいは聴いた計算になるだろうか。
聖子さんに限らないが、一枚のアルバムをここまで聴き込んだのはいつ以来だろう。
ラストの『星に願いを』が終わると、つい1曲目の『スマイル』から聴き返したくなってしまうのである。
全くスルメのような音楽であり、このアルバムを聴いている時間は私にとって至福としか言いようがない。

今回のアルバムで改めて感じたことは、聖子さんの声がなんとも魅力的に録られているということだ。
”録られている”というと、何か録音で特殊な加工がされているのかと思われる向きもあるかもしれないが、決してそういう意味ではなく、何の変哲もないありのままの聖子さんの声が、素晴らしい楽曲に乗った時に実に魅力的に響くという、ごく当たり前のことがここに記録されているに過ぎない。
それがなんとも素晴らしい結果をもたらしているのだ。

聖子さんとて55歳、若い頃のような高音は確かにもう出ない。
しかし、それに代わって、中音域、低音域が実に魅力的な音色となって醸成されてきたことがこのアルバムを聴くとよく分かる。
現在の聖子さんの声とその音域が、このアルバムに収録された楽曲にぴったり合っていると同時に、ジャズという音楽の雰囲気に実によく溶け合っているのだ。

今の聖子さんの声にはジャズがよく似合う、そう感じたのはいつ頃からだろうか。
2012年の『東京JAZZ』でのボブ・ジェームスとの共演も素晴らしかったし、近年の夏のコンサートツアーで『SWEET MEMORIES』がジャズ色が強いアレンジで歌われているのも大きかったかもしれない。

どんなアルバムでも、つまらなかったり、物足りなさを感じる曲が何曲かはあるものだが、このアルバムに関しては1曲もない。
捨て曲なしという表現がここまで相応しいアルバムも珍しい。
噂によると秋にはジャズナンバーを中心としたコンサートも予定されていると聞く。
聖子さんのこの新たな路線がどう展開していくか、本当に楽しみである。

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フランス映画、ジャズ
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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