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ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の『パニック』(46年)を国内盤DVDで観た感想。

フィルム・ノワール  ベスト・セレクション フランス映画篇 DVD-BOX1』の中の一篇。
第二次大戦中にハリウッドで映画を撮らざるを得なかったデュヴィヴィエの、戦後フランス映画復帰第1作。
ジョルジュ・シムノン原作であり(原作は未読)、後にパトリス・ルコント監督に『仕立て屋の恋』(89年)としてリメイクされているという。

仕立て屋の恋』は当時かなり世評の高かった映画で、私はレンタルで観たが、あまり好きな映画ではなかったような記憶がある。
サンドリーヌ・ボネールはキレイだったが、主人公に共感できなかったし、ノワール的な雰囲気もなかったと思う。

それに比べると、この映画がノワール的な雰囲気が濃いのはヒロインを演じたヴィヴィアーヌ・ロマンスが典型的なファム・ファタールとして描かれているからである。
しかし、どこか憎めないキャラクターなのはこの女優の持ち味のせいか。

主演のミシェル・シモンも必ずしも単純なキャラクターではなく、興味と共感を惹きつける魅力がある。
後半などまるでラングの『M』のようだ。

ラストで真犯人が分かる設定はルイ・マルが『死刑台のエレベーター』(58年)で拝借したのではないだろうか。



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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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