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青山シアターのオンライン上映でメルヴィル『この手紙を読むときは』を観ました。

ご存知のようにこの作品はメルヴィル映画の中でも最も観る機会の少ない映画の一つで、国内でソフト化されていないのはもちろん、日本語字幕付きでもこれまで二回ほどしか国内で上映されておりません。
個人的にも、仏版DVDが出る前はフランスで発売されていたVHSを注文したり(VHSもフランスと日本では規格が違うので観られるようになるまで色々と苦労しました)、仏版DVDが出てからは取り寄せて観たりしてきたわけですが、日本語字幕で観る機会に恵まれたのは今回が初めてです。

今回のオンライン上映は画質も良く、また、字幕もしっかりしており(先日亡くなった寺尾次郎氏によるもの)、映画の鑑賞としてなんの不満もありません。
映画を鑑賞するシステムとして、これは本当にお薦めできます。

私自身、仏版DVD等で映像としてはこれまで何度か観ているので全くの初見とは言えませんが、やはり字幕付きで観るのと観ないのでは内容の理解度が全くと言ってよいほど違いました。
その意味でも、今回初めてこの映画を観たと言ってよいと思います。

映画の内容的には、メルヴィルの作品中でメルヴィル自身最も気に入っていない作品であり、同時に世間的な評価も最も低い作品です。
ところが、意外と言ってはなんですが、結構面白かったのです。
ファンなのでそう思ってしまう側面もあるのかもしれませんが、決して悪い作品とは思えませんでした。
もちろん、傑作とか名作とか言うつもりはありませんが、メルヴィル・ファンには間違いなく一見の価値ありの作品ですし、この時代のいちフランス映画としてもそこそこの作品ではないかと思います。
7月22日までオンライン上映されておりますので(料金は1,200円)、是非ご自身の目で確かめてみられてはいかがでしょうか。
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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