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スタンリー・キューブリック監督の『現金に体を張れ』を国内盤DVDで観た感想。

5493d7fe.jpegTHE KILLING』(56年)
監督・脚本:スタンリー・キューブリック
撮影:ルシアン・バラード
音楽:ジェラルド・フリード
出演:スターリング・ヘイドン、マリー・ウィンザー、コリーン・グレイ、ヴィンセント・エドワーズ、ジェイ・C・フリッペン、テッド・デ・コルシア、ティモシー・ケリー、イライシャ・クック・ジュニア

再見。
フィルム・ノワール随一の傑作。
この作品を残しただけでもキューブリックは偉大である。(ちなみにカラーになってからのキューブリック作品はあまり好きではない…)
時間の進行を立体的に前後させて描いたユニークな構成が見事な効果を挙げており、ルシアン・バラードによるスタイリッシュなモノクロ映像も素晴らしい。

主演のスターリング・ヘイドンも良く、タフガイとしての存在感だけでなく、どことなく男の哀愁が感じられるのが魅力。
また、マリー・ウィンザーが史上最強(?)のファム・ファタールを演じており、イライシャ・クック・ジュニアが独自の怪演ぶりで存在感を発揮しているのも嬉しい。

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モノクロのフィルム・ノワール
キューブリックは、カラー作品の方が一般的には評価があるようですが、この『現金に体を張れ』『非情の罠』『突撃』『ロリータ』『博士の異常な愛情』あたりのキューブリックのモノクロ作品の方が個人的に好きですね。

フィルム・ノワールの傑作『アスファルト・ジャングル』でのスターリング・ヘイドンのタフガイぶりも良かったですが、この『現金に体を張れ』でもいい味出してますよね。確かにタフガイでどことなく男の哀愁感を表現出来る良い俳優だと思います。

個人的にモノクロのフィルム・ノワールの作品が一番好きなので、『現金に体を張れ』は、もうバッチリとツボにハマる作品ですので、ノワールな雰囲気?に魅了されて何度も観てしまいますね(笑)。
正にキューブリックが残したフィルム・ノワールの傑作だと思います。

66 2009/07/22_Wed_12:37:19 編集
キューブリック
66さん
私もキューブリックのカラー作品はアクが強すぎて(?)苦手です。
ご指摘のモノクロ作品はすべていいですね。
キューブリックが後にフィルム・ノワールを撮らなくなったのが残念です。
マサヤ 2009/07/23_Thu_10:19:17 編集
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フランス映画、ジャズ
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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