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ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ第12集『カッティング・エッジ1965-1966』をようやく聴いた。
6枚組と2枚組が出ているが、私が聴いたのは2枚組の『ザ・ベスト・オブ・カッティング・エッジ1965-1966』の方。

ディランのブートレッグ・シリーズはこれまですべて購入してきているし、とても気に入っているシリーズだから、今回も当然義務として買わなくてはいけないという強迫観念に駆られていたが、正直なところ、今回ばかりはどうも気が乗らなかった。
65年から66年という黄金期のディランとはいえ、同じ曲のバージョン違い(しかもデモ)を続けて聴かされるのは元来あまり楽しいものではないからである。
そういったことは、ジャンルは違うが、ジャズ、特にチャーリー・パーカーやバド・パウエルなどでもこれまで何度も経験してきている。

それに加え、近年のディランのブートレッグ・シリーズは、『ベースメント・テープス』にしろ、『アナザー・セルフ・ポートレイト』にしろ、CDの内容はすこぶる良いものの、豪華な箱物仕様に分厚い写真集を付けて価格設定を高くしているのではないかという疑問もあったし、本棚の場所を取るのが困るという問題もあったりで、今回は6枚組の購入はひとまず見送った。

それよりまず、内容が楽しめるかどうかという大きな問題もあり、今回はとりあえず2枚組のベストを買って聴いてみたのである。

内容は素晴らしい

さすがに黄金期のディランというべきか、ボツテイクであっても、聴き応え十分。
アレンジや歌い方、メロディなども、これまで聴き慣れたマスターテイクとはさまざまな相違があって聴いていて新鮮だし、なによりディランの声が素晴らしい
この頃のディランの声、歌いまわしは、理屈を超えた魅力があり、これをお馴染みの名曲とともに聴く喜びはまさに至福としか言いようがない。
もうこれだけで満ち足りた気分になってしまうのである。
曲順の配置も絶妙。
購入してから、もう何度も繰り返し聴き返しており、これを聴くことが日々の楽しみの一つとなっている。

4月の来日公演は良かったものの、意外と感動のなかった自分に『さすがにディランにも飽きてきたのかなぁ』という疑念を感じていたのだが、『カッティング・エッジ1965-1966』を聴いて、またもディラン・マジック?の手中に堕ちてしまった自分に一安心(笑)。
さすがにディランは奥が深い。

もうこうなったら6枚組もいくべきか…。

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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
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