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ジャン=ポール・ラプノー監督の『うず潮』を国内盤DVD(『カトリーヌ・ドヌーヴ トリプルBOX』)で観た感想。
『LE SAUVAGE』(75年)
監督:ジャン=ポール・ラプノー
脚本:ジャン=ポール・ラプノー、ジャン=ルー・ダバディ、エリザベート・ラプノー
撮影:ピエール・ロム
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:イヴ・モンタン、カトリーヌ・ドヌーヴ、トニー・ロバーツ、ルイジ・ヴァンヌッチ、ダナ・ウィンター
初見。
前回紹介した『潮騒』とタイトルが紛らわしい。(他に『ひきしお』という映画もBOXに含まれている)
イヴ・モンタンとカトリーヌ・ドヌーヴの初共演作。
これはまた快調なテンポのラヴ・コメディだ。
それをカトリーヌ・ドヌーヴが実にいきいきと演じているのが見もの。
彼女のイメージからかなり離れた役柄だが、このような“汚れ役”(ちょっと意味は違うが)を体当たりで演じているのには驚かされる。
そして、なんといってもこの映画のドヌーヴは美しい。
それも人形のようなそれではなく、なんとも人間味に溢れた?美しさなのだ。
コミカルなマシンガン・トークもすごい。
声も良いってことに今さらながら気づいた。
ドヌーヴ、ちょっと見直したかも(笑)。
一方のイヴ・モンタンもすばらしい。
ホントにこの人は軽妙なコメディもうまいし、野性味のある役も似合う。
音楽はあのミシェル・ルグラン、撮影はピエール・ロム(『影の軍隊』)。
とにかく理屈抜きで楽しめる作品であることは確か。
DVDの画質もまずまず。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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