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パリ旅行4日目の続き。

『サムライ』でジェフ・コステロが殺人の代理人と会うために降りた駅が13区のポルト・ディヴリー駅であることは前回書きました。
その代理人と直接会う場所はどこかの鉄橋なので、それを突き止めるのが最大の目的でしたが、その辺りをウロウロしてみても残念ながらそれらしき場所には当たりませんでした。(意外にも近辺に中華街が広がっています)
鉄橋であるわけですから、線路がなくてはならないわけですが、それが見つけられなかったのです。
ただし、帰り際、地図を見ていてそれらしき場所があることに気づきましたが、ポルト・ディヴリー駅からはかなり歩くようです。

この日は同じ13区のジェンネル通りにあったというメルヴィルの個人撮影所「STUDIOS JENNER」跡地を探すことも大きな目的でしたので、時間の関係もあったので鉄橋はとりあえず諦め、ジェンネル通りへと向かいました。

ジェンネル通りと簡単にいいましても、日本で売っているパリ関連のガイドブックにはまず載っていません。
私はあらかじめ下調べもせず、現地の街頭にある地図を見ればなんとかなるのでは?とほとんど行き当たりばったりで出掛けましたが、幸いどの辺りにあるかはそれで知ることができました。
地下鉄6号線のナシオナル駅が一番近いようでしたので、そこで降りることにしました。
6e35cbff.jpeg
ジェンネル通りはすぐ見つかりました。


なだらかな坂道で、約200メートルほどの短い通りです。
しかし、ハッキリ撮影所の跡地と分かるような場所は見つかりません。
それらしいと言えばなくはないのですが、なんとも分かりません。
駅から向かって右側に病院がありますので、おそらく左側にあったと想像はできましたが・・・。
b4ae53c0.jpegここで頼りになったのが、クライテリオン盤『仁義』の特典映像に出ている在りし日の撮影所の映像ですが、その記憶を辿っても、スタジオ跡地だとハッキリ分かる場所には残念ながら思い至りませんでした。
ホテルに帰ってから、クライテリオン盤『仁義』の特典映像を再見し、ますます分からなくなりました・・・。
どうやらジェンネル通りと、隣のジャンヌ・ダルク通りにまたがっているようにも見えます・・・。

その後、地図をじっくり見ていて一つ謎が解けました。
私は6号線の北側の通りのみ見ていて、南側は見ていなかったのです!
なんたる失策!
それでも『仁義』の特典映像を観る限り、北側にあるような感じもあり、なんとも言えません。
とにかく、このままでは終われませんので、今回の旅行中に再びこの地を訪ねたいと思っています。

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パリ旅行3日目。
仕事が夕方からなので、朝からオルセー美術館に並ぶ。
開門の9時半には既に長蛇の列。
朝方強烈に冷えるので、その中並ぶのはちょっと堪えました。
この日はルーヴルが休みだったので、なおさら混んでいたのかも。

ところで、個人的に今回の旅ではルーヴルよりもむしろオルセーの方が楽しみでした。
オルセーができた頃、NHKから出た4~5冊の画集のような本も持っていたし、やはりなんといっても印象派の絵画が一番好きだから。
オルセーに行くのは長年の夢の一つであったわけで、それが今回実現したのは本当に嬉しい。
実際、見た感想だが、とにかく傑作が多すぎる!
まともに見ていたら数日かかりそうだし、体力的にもキツイので(概して絵画展を集中して見られる時間は1時間半ぐらいが限度)、今回は2時間程度で切り上げました。
それに、フラッシュさえ焚かなければ写真撮影自由というのも驚きました。
お蔭でバンバン撮ってしまった。
滞在中にあと一度は必ず行くつもり。

オルセーを見た後に、サン・ジェルマン・デ・プレに足を伸ばしてみた。
サン・シュルピス通り、グルネル通りなどショッピング通りを眺めつつ、サン・ジェルマン・デ・プレ教会へ。

すぐそばの有名カフェ、レ・ドゥー・マゴで昼食。
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈の活気のある雰囲気はとても気に入ったので、できたらまた行きたい。

そこからシテ島を通って、右岸に入り、シャトレ駅から地下鉄に乗り、ホテルのあるチュイルリー駅まで。
シテ島にはメルヴィル関連の場所がありました。

DSC01397.JPG
シテ島にある司法警察局です。
メルヴィル作品に関心のある方には見覚えのある光景ではないでしょうか。
『サムライ』でアラン・ドロン演じるジェフが警察から釈放され、外に出てタクシーを拾うのがこの場所です。



この後、ホテルで一息ついた後、夕方からの仕事のため、オペラ座へ。
この日仕事が終わったのは0時にならんとする時間だった。


パリ旅行4日目。
天気がすぐれず、みぞれ交じりの雨が降っていました。
仕事は夜から。

↑で『サムライ』の一場面を紹介しましたが、この日も『サムライ』にゆかりのある地を訪ねてみました。
警察から釈放されたジェフはタクシーでバイロン街へと向かうわけですが、それからの足取りを追ってみたのです。
バイロン街とは、シャンゼリゼ大通りにあるノルマンディー劇場のちょうど裏手の通りですが、ジェフが訪れたとおぼしき建物は残念ながら工事中でした。
DSC01428.JPG
写真を撮ると、作業員らしき二人の黒人が「撮らないで!」とばかりに合図をしましたので、ちょっとコワかったです(笑)。





そして、ジェフはノルマンディー劇場の脇からシャンゼリゼ大通りに出て、ジョルジュ・サンク駅で地下鉄1号線へと乗ります。
262e4d4a.jpeg
地下鉄の入り口は、嬉しいことにまだ当時のままのようです。






そして、パレ・ロワイヤル・ミュゼー・デュ・ルーヴル駅で地下鉄7号線に乗り換え、13区郊外にあるポルト・ディヴリー駅へと向かうわけです。
ちょっと大変でしたが、ここまで足を伸ばしてみました。
DSC01444.JPG
ここからジェフは“仕事”の代理人と会うためにある鉄橋へと向かうわけですが、今回は残念ながらそれがどこかを探り当てることはできませんでした。




その代わりといってはなんですが、現地で13区の詳しい地域図を見ることができましたので、その13区に存在したというメルヴィルのスタジオ兼映画製作会社であったジェンネル・スタジオ跡地を訪ねることができました。
これにつきましては次回紹介したいと思います。

パリ2日目。
さすがに寒く、朝から雨や少量のみぞれが舞っていました。

今日は昼前に仕事場であるオペラ座への案内があり、それ以後は自由時間となりましたので、マドレーヌ寺院、シャンゼリゼ大通りに繰り出してみました。
今日は思いの他早くから目が覚め、早朝から近くをウロウロしていました。
カフェにも一人で入り、地下鉄にも少しだけですが、乗ってみました。
とにかく今日ほど歩いた日も珍しく、夕方ぐらいにはさすがにグロッギーになり、ホテルにいったん帰ってからは仮眠を取ってしまいました。

それにしても、パリの街は行き交う人々、街並み共に今まで観てきた映画のワンシーンのようであり、いまだにもう一つ実感が沸きません。

ド定番観光スポット、凱旋門にも当然行きました。
image2.jpg
メルヴィル作品でも『影の軍隊』の冒頭のドイツ軍行進シーン、『リスボン特急』のラストなどでお馴染みの場所です。





そして、前回お約束したヴァンドーム広場の画像です。
image1.jpg写真がどうもまずくてすみません。
実はここではたくさん撮ったのですが、出来上がった写真はどれも実際のイメージとは違う感じでして、本当はこんなものではありません。
あくまで参考までにご覧下さい。
私の個人的な妄想かもしれませんが、この場に立ちますと、イヴ・モンタンの乗った車が音を立てて走ってくるような臨場感が今なおあるような気がします。

『仁義』で宝石強盗に入られたモーブッサン宝石店も健在です。
image3.jpg
映画の頃とは入り口の雰囲気がガラっと変わってしまっています。






明日は夕方から仕事なので、早い時間にオルセー美術館に行こうかと思っていますが、これからも徐々にメルヴィル関連の場所を訪れたいと思っています。

無事パリに到着しました。
宿泊先のホテルにはなにかと不満はありますが、なにしろ立地が良く、まずまずといった感じです。
無線LANも有料ですが、こうして無事つながっています。
なんとか更新もできそうです。

今日は12時間以上のフライトで、しかもホテルに着いてからもいろいろバタバタし、パリの街を楽しむというわけにはいきませんでしたが、先ほど(こちらの夜10時頃)ホテルからほど近いヴァンドーム広場を散策してきました。
いやはや美しいです。
とともに、正しくあの『仁義』の世界、雰囲気そのままであることに感動です。
例えば、『仁義』で、宝石強盗に入る前に建物の屋上からアラン・ドロンとジャン・マリア・ヴォロンテがヴァンドーム広場を見渡すシーンや、宝石強盗が済んでイヴ・モンタンが全速力でヴァンドーム広場の宝石店の前まで車で乗りつけるシーンがありますが、現在のヴァンドーム広場もあれそのものなのです。
今日はまだ写真は撮っていませんが、そのうちこちらへもアップしたいと思います。

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テンプレ作った人:おみそ
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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