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ジャン・ルノワール監督の『十字路の夜』を国内盤DVD(ブロードウェイ『世界の推理小説 傑作映画 DVD-BOX』)で観た感想。

LA NUIT DU CARREFOUR』(32年)
原作:ジョルジュ・シムノン
脚本:ジャン・ルノワール
出演:ピエール・ルノワール、ジョルジュ・テロフ、ヴィンナ・ヴィニフリート

ジョルジュ・シムノン原作「メグレと深夜の十字路」を初めて映画化した作品とのこと。
助監督にジャック・ベッケル

amazonを見ているとチラチラこのDVDの宣伝が出るので、いつの間に国内盤DVDが発売されてたんだーと調べたら、先日発売されたばかりの『世界の推理小説 傑作映画 DVD-BOX』(ブロードウェイ)に収録されていた。(8月にバラでも発売予定)
他にもいくつか観たい作品が収録されていたのでこのBOXを無理して購入。
一番最初に観たのはやっぱりこれだった。

まず、1932年の映画にしては画質が良いのに驚いた。
いくら映画が良くても画質が劣悪だと観る気を無くすから(ブロードウェイのこの種のBOXにはたまにハズレがある)、これは嬉しい。
正直言って、中盤から後半にかけてストーリーについていけない部分があったが(今残っているプリントはどうもカットがあるらしい)、それでもこの映画がとんでもなく凄い映画であることはよく分かった。
もっとも、ルノワールが凄いのかシムノンが凄いのかは分からないが、後半の畳みかけるような展開は圧倒的。
後の『ゲームの規則』(39)なんかもそうだが、ジャン・ルノワールはサスペンスを撮っても超一流である。
それにしてもルノワールの映画で銃撃戦やカーチェイスが見られるとは・・・。
助監督のジャック・ベッケルが後に撮ったノワールの名作『現金に手を出すな』(54)にはこれらのシーンの影響が如実に表れていると思う。

シムノンのメグレものではどうしても後のジャン・ギャバンのイメージが強いわけだが、この映画のピエール・ルノワール(監督の実兄)も決して悪くない。
スター性は皆無に等しいが、演技は達者だし、体格が立派なので存在感もある。

一方で、ヴィナ・ヴィンフリードのファム・ファタールぶりがたまらない。
彼女の存在がこの映画の大きな魅力の一つである。
同じ年(1932年)に撮られたハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』に出ていたアン・ドヴォラック(チェスカ役)を思い出してしまった。

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