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ヴィム・ヴェンダース監督の『アメリカの友人』(76年)を国内盤DVD(東北新社)で観た感想。

昔はヴェンダースは好きな監督の一人で、初期のロード・ムーヴィー三部作も観たし、『パリ、テキサス』はオールタイムベスト3に入るくらい好きな映画だったのだが、いつの間にか疎遠な監督になってしまった。(ちなみに『ベルリン・天使の詩』は何度観ても好きになれない)

この『アメリカの友人』も、過去に観たのは一度だけだったが、強烈に面白いクライム・サスペンスという印象が残っていたので、いつかは観直してみたいと思っていた。
たまたまamazonを観たらDVDが60%オフになっていたので、ついポチってしまったという次第。

おそらくは15年ぶりくらいにこの映画を観たわけだが、やはり素晴らしい作品だった。
とにかく全体を貫く緊張感が尋常でなく、舞台となったハンブルクの港のロケーションの魅力、見事な色彩感覚を生かした映像の美しさ、そして、デニス・ホッパーブルーノ・ガンツ二人の見事な演技に惹き付けられた。
ところどころ難解な部分もあり、観ていてすべてが理解できたとは言えないが、やはりこれは大変な傑作。
大袈裟かもしれないが、10年に一本の傑作という印象すら持った。

今更ながら、この映画にジェラール・ブラン(トリュフォー『あこがれ』、シャブロル『美しきセルジュ』『いとこ同志』)が出ていることを知って驚いたし、ニコラス・レイ(画家役)、サミュエル・フラー(ギャングの親分)、ダニエル・シュミット(初めに殺される殺し屋)、ジャン・ユスターシュ(パリのバーで知り合う客)と映画監督が次々と出てくるキャスティングの妙も魅力的である。

原作は『太陽がいっぱい』で有名な女流作家のパトリシア・ハイスミス
デジタル・ニューマスター版というDVDの映像も美しい。

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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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