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エドゥアール・モリナロ監督の『殺られる』(やられる)を国内盤DVDで観た感想です。

8d60920a.jpegDES FEMMES DISPARAISSENT』(59年)
監督:エドゥアール・モリナロ
原作:G・モリス・デュムラン
脚本:G・モリス・デュムラン
撮影:ロベール・ジュイヤール
音楽:アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ
出演:ロベール・オッセン、フィリップ・クレイ、マガリ・ノエル、エステラ・ブラン、ジャヌ・マルカン
 
この作品を観るのは今回で3回目ぐらいなのですが、何度観ても緊迫感のあるすごい映画だと思います。
若い女性(処女)を騙して売りつけようとする、人身売買をテーマとしながらも、カノジョを救おうとする男とギャングたちの息詰まる争いがなんとも面白く描かれている。
その内容も、深夜を舞台にしたいかにも暗めの映像も、モロ暗黒映画って感じなのですが、その出口の見えないようなドス暗さがある意味なんとも言えない魅力。

33a07e2a.jpegとりわけ殺し屋を演じるフィリップ・クレイの容姿と凄みに圧倒されます。
顔の長い、いわゆる馬ヅラの俳優ですが、ガムを噛んでニタニタ笑いながら、相手を攻める、あのしつこさ、ねちっこさ!
それでいて、どこかユーモアと余裕があるんですよね。
他の映画ではほとんど見かけたことのない俳優ですが、実に魅力的な悪役です。

主人公ピエール役のロベール・オッセンは、役柄のイメージにピッタリで演技も良かった。
その恋人役ベアトリスを演じたエステラ・ブランは、容姿も演技もなかなか魅力的ですが、あのジェラール・ブランの元妻で、後に自殺してしまったとのことです。
先日このブログで取り上げた『筋金を入れろ』にも出演していたマガリ・ノエルが、ギャングの妻役として登場、重要な役柄を演じています。
また、マガリ・ノエルの夫役や、ギャング集団のリーダーなど、ギャング役にいかにもそれらしいキャラが揃っています。

それと、この作品は、当時フランスでも絶大な人気を誇ったアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズが音楽を担当していることでも有名な作品。
彼らの音楽はオープニングクレジット以外は、ほんのさわり程度しかかからないのが残念なのですが、ブレイキーのドラムだけでサスペンス感を盛り上げるところなどはさすが。
ちなみにメンバーも、リー・モーガンベニー・ゴルソンボビー・ティモンズジミー・メリットという全盛期のメンバーが揃っています。

また、『仁義』でアラン・ドロンに宝石店強盗を持ちかける看守を演じていたピエール・コレがフィリップ・クレイの仲間のギャング役で出演しています。

現在は廃盤となった国内盤DVD(IVC)で観ましたが、VHSの写しみたいな映像で、画質は良くないです。
是非、別のところからでも出し直して欲しいもの。

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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