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スタンリー・キューブリック監督の『非情の罠』を国内盤DVDで観た感想です。

image23.jpgKILLER'S KISS』(55年)
監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック、ハワード・O・サックラー
撮影:スタンリー・キューブリック
音楽:ジェラルド・フリード
出演:フランク・シルヴェラ、ジャミー・スミス、アイリーン・ケイン、ジェリー・ジャレット、ルース・ソボトゥカ
 
これも久々に観た作品。
キューブリックの作品はだいたい観ているのですが、カラーになって以降の作品は正直なところあまり好きではありません。
それぞれの作品は、確かに凄いなぁとは思いますが。
むしろ、モノクロで撮ったこの作品や『現金に体を張れ』、『突撃』、『博士の異常な愛情』あたりまでは好きです。

この作品はキューブリックの実質的なデビュー作であり、67分と中篇ながら、実によく出来た作品だと思います。
フラッシュバック、ボクシング、ファム・ファタール、殺しなど、手法的には完全にフィルム・ノワール作品といってよいのではないかと思います。

とりわけ、映画後半の、全く人気の無い工場を舞台とした大立ち回りは迫力満点です。
あの人っ気の無さ、大量のマネキンなどがなんとも不気味。
ただ、ラストの甘さは個人的には納得しがたい。

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ジョーゼフ・H・ルイス監督の『ビッグ・コンボ』を国内盤DVDで観た感想です。

53e0e33c.jpegThe Big Combo』(54)
監督:ジョーゼフ・H・ルイス
脚本:フィリップ・ヨーダン
撮影:ジョン・オルトン
出演:コーネル・ワイルド、リチャード・コンティ、ジーン・ウォレス、ブライアン・ドンレヴィ

紀伊国屋書店から発売されているDVDボックス『フィルム・ノワール傑作選』に収録されている作品の一つで、今回が二度目の鑑賞。
日本公開時の題名は『暴力団』といったらしいですが、日本語のこの言葉のイメージとは映画の内容はかなりニュアンスが異なる感じですので、現況のDVDのタイトルでよいのではないかと思います。

ジョーゼフ・H・ルイス監督の作品では日本では『拳銃魔』(50)の方が有名かもしれませんが、個人的には『ビッグ・コンボ』の方が好きです。
なんといっても、“照明の魔術師”と言われたジョン・オルトンの撮影が凄い。
光と影の対照を活かしたその映像は、美学的といってよいほど徹底されており、ストーリー云々よりも、その映像で映画のトーンが見事に形作られている印象です。

また、補聴器を使った拷問や、あえて補聴器を外して音を消した銃殺シーン、また、金と見せかけてダイナマイトが入っているシーンの演出など、カルトチックな見せ場に事欠かない作品です。
ラストの光景も素晴らしく印象的。

キャストでは、ギャング役のリチャード・コンティが存在感といい、演技といい、完全に刑事役のコーネル・ワイルドを喰っちゃっているように思われました。
セリフの言い方もいかにもそれらしく印象的。
ギャング組織のナンバー2を演じるブライアン・ドンレヴィは、先日観たフリッツ・ラング監督の『死刑執行人もまた死す』で主役の暗殺者役を演じていましたが、ここではかなり影の薄い役廻りとなっています。

ところで、コーネル・ワイルドはこの作品以前、あのヴィヴィアン・リーと結婚していた人なんですね。
この作品のヒロイン、ジーン・ウォレスとは当時、夫婦だったとのことです。(実際、この作品のジーン・ウォレスは魅力的です)
コーネル・ワイルドの顔を、誰かに似ているなぁと思ってこの作品を観ていたのですが、セルジュ・レジアニでした。

フィルム・ノワールの名作と呼ばれる、ジャック・ターナー監督の『過去を逃れて』をDVDで観た感想です。

image157.gifOut of the Past』(47年)
監督:ジャック・ターナー
原作:ジェフリー・ホームズ
脚本:ジェフリー・ホームズ
撮影:ニコラス・ムースラカ
音楽:ロイ・ウェッブ、ロバート・スパークス
出演:ロバート・ミッチャム、ジェーン・グリア、カーク・ダグラス、ヴァージニア・ヒューストン、ロンダ・フレミング、ポール・ヴァレンタイン

この映画、いわゆる500円DVDで出ていて、私はそれを観ています。
正規の国内盤DVDは出ておりませんし、レンタルビデオでも見かけませんので(あることがあるが短縮版とのこと)、このDVDはありがたいです。
しかも、このDVDは短縮版などではありませんし、500円DVDとは思えないほど画質も良好です。
どこぞの国内メーカーなど、見習って欲しいくらいです。

この作品を観たのは今回が二度目なのですが、プロットはやはり複雑で分かりにくい。(特に映画後半)
しかし、独特のノワール的雰囲気といい(とりわけ照明が見事)、怪しい登場人物たちといい、俳優の魅力といい、どれも素晴らしく、堪能できました。
展開も無駄がなく、ストーリーの面白さに惹きこまれます。

プロットが複雑になるのは、とりわけ映画後半で、ロバート・ミッチャムがカーク・ダグラスから頼まれた納税申告書の書類と、ジェーン・グリアの供述書の書類がゴッチャになってしまうのが大きな理由ではないでしょうか。
一度観ただけで内容をキチンと理解するのはなかなか大変かも。

これも典型的なファム・ファタールものといえますが、それにしても、ジェーン・グリアはいいですね。
この手の悪女ものにピッタリの美しさと、人間的弱さを見せつけてくれます。
映画中盤での、探偵役ロバート・ミッチャムと元同僚(フィッシャー)の殴り合いから銃声に至るまでのスリリングな展開は素晴らしいシーンですが、その殴り合いを眼で追うジェーン・グリアの表情といったら!

ロバート・ミッチャムは、役の上では一応現在はガソリンスタンドの経営者ですが、元探偵という役柄であり、そのどこか陰のある存在感が魅力的。
少し前にこのブログでも紹介した『さらば愛しき人よ』でのフィリップ・マーロウ役も見事な出来でしたが(この映画より30年後!)、この作品でも立派な体格が映え、タフな探偵役という意味では、当時でもボギーに匹敵する数少ない一人だったのではないでしょうか。

主役二人以外のキャストも揃っており、カーク・ダグラスは、狡猾そうな役柄にピッタリでしたし、その手下役のポール・ヴァレンタインも良かったです。
また、アン役を演じたヴァージニア・ヒューストンの清楚な魅力、一方で、秘書役のロンダ・フレミングの物腰の色っぽさなど、見た目も楽しめる作品でした。
他にも、聾唖の少年の存在感がところどころで効いています。

レイモンド・チャンドラーの原作小説を映画化した、ディック・リチャーズ監督の『さらば愛しき女よ』を観たので簡単な感想。
image140.gif
FAREWELL,MY LOVELY』(75年)
監督:ディック・リチャーズ
脚本:デヴィッド・Z・グッドマン
撮影:ジョン・A・アロンゾ
音楽:デヴィッド・シャイア
出演:ロバート・ミッチャム、シャーロット・ランプリング、ジョン・アイアランド

以前読んだ原作小説が面白かったこともあり、この映画を観るのがずっと楽しみだった。
評判の良いロバート・ミッチャムフィリップ・マーロウ役がどうなっているのかが興味の大半。

観た印象としては、想像以上に魅力的な映画だったという印象。
冒頭のデヴィッド・シャイアによる哀感に満ちたスコアから映画に惹きこまれるが、ストーリー的にも、原作と違和感があまりないし、マーロウを演じたロバート・ミッチャムが期待以上に良かったから。
撮影当時58歳だったというミッチャムは、マーロウ役としては老けていることは間違いないのだが、思ったよりも老けた印象がなかった。

そして、個人的な考えなのだが、こういったハードボイルド映画の一つの条件、それは、帽子を見事に被りこなしているか否かである。
被り方はもちろんだが、帽子の形、サイズ、色などがその人にキチンと合っていなければならないというのは絶対条件。
ハワード・ホークス監督の『三つ数えろ』において、同じくマーロウを演じたハンフリー・ボガートが魅力的なのは、帽子姿があまりにカッコ良くサマになっているということもあるのではないか。
もちろん、トレンチコートの着こなしのカッコ良さも大きいが。

その意味において、この映画のロバート・ミッチャムの帽子の被り方、カッコ良さは見事である。
顔と帽子のバランス、薄いカーキっぽい渋い色目もよく似合っている。
それに加えて、トレンチコートの着こなしぶりも実にサマになっている。
個人的には、これだけでマーロウ役として十分合格。
なんともいえない色気を感じさせるのも、この役には相応しいと思う。

これだけ魅力的だと、あまりにタフでシャープなイメージの強いボギーのマーロウよりも、ミッチャムのマーロウの方が好きだという人がいても不思議ではない。
ちなみに、マーロウと懇意の刑事ナルティを演じたジョン・アイアランドの帽子の被り方も見事であった。

ストーリー的には、小説の面白さに映画は明らかに及んでいないが(あの小説の内容を95分に収めるのは土台無理)、こういった視覚的な魅力が小説にはない大きな魅力である。
もちろん、原作を読んでから観たほうが楽しめるとは思うのだが、映画だけ観ても内容は理解しやすいに違いない。
アムソー役が大女なのは映画ならではの発想だが、これはこれで強烈な印象が残る。
原作にはないジョー・ディマジオの連続安打のニュースがところどころに顔を出すのは余計な感もあるが、40年代の雰囲気が見事に再現されているセットは良かった。

シャーロット・ランプリングは、どうしても『脱出』あたりのローレン・バコールとイメージがダブるが、いかにも退廃的な雰囲気は、当時としても貴重であったと思われる。
あと、シルヴェスター・スタローンがチンピラ役で出演しているのだが、緊張感のない表情に興をそがれる。
ヴィム・ヴェンダースデイヴィッド・リンチの映画の常連、ハリー・ディーン・スタントンも出ていたみたいだけど、どこに出ていたか気が付かなかった。

それにしても、こんな魅力的な映画がどうしてDVDにならないのか不思議でならない。

苦い報酬』はフィルム・ノワールの傑作の一つと目される48年のアメリカ映画。
国内DVD化もされていないし、劇場公開もされていない、幻といえそうな作品であるが、先日レンタルビデオで発見、すぐさま借りてみた。
この作品に関心を持ったのは、紀伊国屋書店から発売されているDVDボックス『フィルム・ノワール傑作選』の付属冊子『フィルム・ノワール手帖』に掲載された『カルト・ノワール25選』に選ばれていたから。
image137.gifそして、あのジョン・ガーフィールド主演作ということもある。

Force of Evil』(48年)
監督:エイブラハム・ポロンスキー
撮影:ジョージ・バーンズ
音楽:デイヴィッド・ラクシン
出演:ジョン・ガーフィールド、
ビアトリス・ピアソン

エイブラハム・ポロンスキーはこの作品が初監督作品であり、ガーフィールド主演、ロバート・ロッセン監督の『ボディ・アンド・ソウル』(47年)というボクシング界を舞台にした映画の脚本家でもあるという。
この作品は半年ぐらい前に観ている。

この『苦い報酬』は、ウォール街を舞台とした、資本主義社会の闇の部分を描いた作品で、ハリウッド映画にしては、実に重苦しい雰囲気を持った作品であり、そのストーリーを簡単に説明するのは難しい。

ナンバーズという数合わせの賭博に不正をすることで、中小規模の胴元を破産させようとするギャングがいて、ガーフィールドが演じる役柄は、そのギャングの弁護士。
ところが、ガーフィールドには小さい胴元を経営する兄がおり、ガーフィールドは兄に不正を前もって知らせて助けようとするのだが、不正を嫌う兄は弟の言うことを聞こうとしない…。
兄弟の対立、兄の秘書の女性(ビアトリス・ピアソン)とガーフィールドの恋愛、そして、ガーフィールドとギャングの対立など様々な要因が絡み合って、かなり複雑な人間模様が展開される。
しかし、演出、演技ともに、とてつもない熱とパワーを感じさせる力作であると思う。

ポロンスキー、ガーフィールドともに、この後赤狩りにあい、ポロンスキーは20年もの間、映画界から締め出され、ガーフィールドは自殺に近い死を遂げることになったといわれている。

image138.gifそういえば、この作品の社会派的な作風、兄弟のやりとりなど、後のエリア・カザン監督の『波止場』(54)を思い起こさせた。
車の後部座席での会話のシーンなどは、『波止場』の有名なシーンの一つだし(この映画では兄弟の対話ではなく、男女の会話だが)、言うまでもなくエリア・カザンも、赤狩りに深い因縁のある人。
また、ガーフィールドの代表作の一つである『紳士協定』(47)の監督もカザンだった。

赤狩り、赤狩りと、直接映画の内容とは関係のない、時代背景ばかり強調するのは、映画の観方としては、決して正しい?ものとは思えないが(実際、私はよく知ってもいないのだが)、それに深い関係のある人たちがかかわっている作品に触れると、どうしてもそのことが脳裏をかすめてしまうのもまた確かである。

事実、この映画でのガーフィールド演じる弁護士役は、清濁併せ呑むといった印象のタフで複雑な役柄であるが、ガーフィールドは役柄そのものになりきっているかのような熱演ぶり。
その演技は、あまりにリアルで、観ていて少々疲れを覚えてしまうほどである。
ヒロインのビアトリス・ピアソンも可憐で魅力的。

ヘンリー・ハサウェイ監督の『Gメン対間諜』(45年)を20世紀FOXから出ているDVDで観たので、その感想。
フィルム・ノワールのカテゴリーに入れてよいのかどうか分かりませんが、とりあえず便宜上入れておきます…。

ヘンリー・ハサウェイ監督の作品はこれまで『闇の曲り角』、『死の接吻』を観ていますが、どちらも実に面白かったです。(どちらもまた観たい!)
そんなわけで期待大でこの作品も観始めました。
結論から言いますと、これまで見た作品に比べると、一枚落ちる感は否めません。

第二次大戦中に米国内で活動していたドイツ人スパイFBIとの対立を描いた作品で、FBIが果たした役割を宣伝する目的の映画と言えなくもない作品です。
映画としては面白いことは確かで、クリストファーというドイツ側の大物スパイが誰なのかという謎が終始興味を惹きつけますし、ラストでのオチもなかなか。
ただ、セミドキュメンタリー色が濃いためにナレーションが多く、映画としてのストーリーが膨らんでこないのと、結果として登場人物の魅力がもう一つ伝わってこないもどかしさがあります。

広島に投下された原子爆弾の製造計画の秘密の漏洩が描かれているところなど、日本人としては複雑な気持ちにもさせられますが、思想的なプロパガンダ色がそれほど強くわけではないので、その点は安心して観られました。

キャストでは、FBI捜査官を演じたロイド・ノーランが、いつもながらの知的な雰囲気を醸し出して印象的。

House On 92nd Street』(45年)
監督:ヘンリー・ハサウェイ
主演:ウィリアム・エイスシグニ・ハッソロイド・ノーラン

image87.gifKiss me Deadly』(55年)

監督:ロバート・オルドリッチ(アルドリッチ)
原作:ミッキー・スピレーン
脚本:A・I・ベゼリデス
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:フランク・デ・ヴォル
出演:ラルフ・ミーカー、アルバート・デッカー、ポール・スチュワート、マキシン・クーパー、ギャビー・ロジャース

私立探偵マイク・ハマーラルフ・ミーカー)は深夜の道路で精神病院から脱走したという女を車に乗せる。
その後、彼らはある組織につかまり、拷問され、女は死亡、マイクは一命をなんとかとりとめる。
事件に巨大な陰謀の影を嗅ぎ取ったマイクは自ら危険な捜査に乗り出す…というのがこの映画の発端のストーリー。

image86.gif国内盤DVDにて二度目の鑑賞。
この作品の魅力をなんと言ったらよいでしょう。
観客を映画にいきなり引き摺り込む冒頭から、ミステリアスでハードボイルドなストーリー展開が最高で、もう全篇ワクワクしっぱなし。
物語の内容はどこか不可解でもありますが、その訳の分からなさこそが実に魅力的で、一つ一つのシークエンスの面白さにストーリーの難解さなどほとんど気になりません。

ところどころに見られるバイオレンスシーンがまた大変に凝っており、実に映画的な面白さ。
ストーリーに当時の社会情勢に関する部分もあるので、深読みをしてしまいがちですが、監督のオルドリッチ、脚本のA・I・ベゼリデス、ともにそんな意図はなかったらしく、社会派的な、妙な高尚趣味(?)に陥っていないところも好感度高し。

主役のタフな私立探偵マイク・ハマーラルフ・ミーカー好演)を始め、映画にまともな人間はほとんど出てきませんが、その一人一人のキャラが実に立っています。

image88.gif個人的に、一番印象に残るのが、リリー・カーヴァー役を演じる短髪のギャビー・ロジャースで、ベッドに横たわりながら拳銃を構える登場シーンからして、それを後ろから捉えたキャメラといい、その気だるそうな色気のある表情といい、実に素晴らしい。
彼女の、ところどころに見せる、人懐っこそうでいながら、よく見ると実は不気味な笑顔も印象的ですし、客を良い意味で唖然とさせるラストの展開も良し。
女性といえば、プールでラルフ・ミーカーを迎える色情狂の女性も色気があって最高です。

全篇を通して一番謎で不気味な人物は、ずっと足元の革靴しか映らず、顔の映らない人物(アルバート・デッカー)。
実際は顔が出てから意外と呆気ないのが少々残念ですが、その靴のデザインがかなり個性的ということもあって、かなり観る者の注意を惹きつけます。
そういえば、善人だか悪人だかさっぱり分からないパット・マーフィー警部補役のウェズリー・アディもかなり良かった。

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男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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