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以前挙げた私の好きなジャズ・アルバム・ベスト20の中から今回取り上げるのは②(順位ではありません)に挙げたミハエル・ナウラ・クインテット『EUROPEAN JAZZ SOUNDS』。
MICHAEL NAURA『EUROPEAN JAZZ SOUNDS』(63年)
①Three Seconds②Night Flower③Dr. Jekyll④Down In The Village⑤Gruga Mood⑥Sere
MICHAEL NAURA(p) PETER REINKE(as) WAOLFGANG SCHLUTER(vib) WALFGANG LUSCHERT(b) JOE NAY(ds)
ミハエル・ナウラ・クインテットはドイツ人ピアニスト・ミハエル・ナウラがリーダーのコンボ。
これもヨーロピアン・ジャズの“幻の一枚”的な作品で、63年に録音された音源を近年、日本の澤野工房が復刻したもの。
このアルバムは全く音も試聴せずにジャケ買いした一枚だが、見事に“アタリ”だったもので、実際これまで何度聴いたか分からない。
サウンド的にはモーダルな印象の強いハードバップ。
先に述べたようにピアニストがリーダーのコンボだが、アルトサックスのPETER REINKEとヴィブラフォーンのWAOLFGANG SCHLUTERのソロが印象的で、二人の演奏は聴く者に強いインパクトを残す。
とりわけ、WAOLFGANG SCHLUTERのヴィブラフォーンのソロはすべていい。
もちろん、コンボとしてのまとまりもあり、リーダーのミハエル・ナウラのソロもなかなか渋い。
個人的に残念な点はベースがサウンド的に今一つ存在感が薄いことくらいか。
楽曲もどれもいいが、①②④あたりが別格的な素晴らしさである。
澤野工房の関連ページへのリンク
私もこのジャケットの何ともいえない渋さと“ヨーロピアン・ジャズ最高峰の幻の一枚"という文句で即買いしました。
特に二曲目の『NIGHT FLOWER』でのアルトサックスどヴィブラフォンの演奏は最高ですね。
お酒飲みながら聴くのにぴったりですし、何だか『賭博師ボブ』のBGMなんかにかかってそうな雰囲気のある“こういう感じ”の曲が大好きですね。
四曲目の『DOWN IN THE VILLAGE』は、タビー・ヘイズのライブ盤での演奏が最高ですが、このアルバムでの演奏もなかなか素晴らしいですよね。
このアルバム、久しぶりにじっくり聴きましたが、やはり良いですね。
本当に“アタリ”のアルバムでした。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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