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11月には初の国内盤DVDとなる『リスボン特急』、12月には新国内盤DVDとなる『いぬ』の発売と、年末にかけてメルヴィル作品のDVD発売が相次ぎますが、米Amazonに予約注文していたCriterion盤『いぬ』『ギャング』のDVDがようやく届きました。
今回は、主に『ギャング』について。
言うまでもなく、『ギャング』のCriterion盤発売はメルヴィル・ファンにとって大きなニュースです。
これまで英語圏では『ギャング』のDVDは未発売でしたので、英語字幕の入った『ギャング』のDVDは、今回が初めての発売となると思われるのです。
今回のCriterion盤の発売により、『サムライ』『影の軍隊』『仁義』など後の作品に比しても全く引けを取らない傑作である『ギャング』が、世界的に再評価される可能性も高いのではないでしょうか。
ひいてはメルヴィル監督の再評価にもつながることも大いに期待されます。
ところで、この2枚のCriterion盤DVDは、都内の輸入DVD店では1週間ほど前からすでに発売されていて、某ショップでは価格は4900円ほどでした。
今回私は米Amazonで購入したわけですが、DVD1枚の価格が$27・99、郵送料が$10・97、合計$66・95かかった計算になります。
日本円にして7千円程度でしょうか。
国内で購入していれば、1万円ほどはかかったはずですので、安く収まった方だといえるでしょう。
気になる内容ですが、『ギャング』だけ本編の冒頭10分ほど観ました。
さすがにCriterion、画質は優れています。
気になるのは、『ギャング』のパッケージに、本編の時間が144分と表示されていることです。
国内盤VHSでは150分ほどだったと思います。
あのルイ・ノゲイラ著『サムライ』でも150分となっています。
気になって、私が持っている仏盤DVD(Rene Chateau盤)を調べてみましたら、140分となっています。
Criterion盤DVDのパッケージの裏には、“Under exclusive license from editions Rene Chateau.”と記されていますので、内容はRene Chateau盤と変わらないと思われます。
このあたりの謎に関しては、また改めて確認の必要がありそうです。
もっとDVDの内容を紹介したいところなのですが、このところ、仕事がますます立て込んできまして、なかなかゆっくりと内容を確認する時間もありません。
また、リージョン問題の事情もありまして、映像をパソコンでキャプチャーすることもすぐにはできません。(上の画像はRene Chateau盤をキャプチャーしたもの)
画質、特典内容等につきましては、またきちんと紹介する機会を作りたいと思います。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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