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フランソワ・トリュフォー監督の『緑色の部屋』をVHSビデオで観た感想。
『LA CHAMBRE VERTE』(78年)
監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:ジャン・グリュオー、フランソワ・トリュフォー
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:モーリス・ジョーベール
出演:フランソワ・トリュフォー、ナタリー・バイ、ジャン・ダステ
トリュフォー監督自身が主演を務めた映画で、死者に対する彼の考えや感じ方(?)をそのまま映画化したような作品。
モーリス・ジョーベールの荘重な音楽、ネストール・アルメンドロスの映像の美しさによって底光りのするような美しい映画に仕上がっています。
彼が演じるジュリアン・ダヴェンヌという人物は、死者に対する律儀で敬虔な考えの持ち主ですが、ここではかなり偏屈な人間に描かれていて、必ずしも観る者の同情を買わないかもしれません。
必ずしも好人物とは言い難い行動を取ったりもしますし…。
一方のヒロインのセシリア役のナタリー・バイは『アメリカの夜』『恋愛日記』に続くトリュフォー作品への出演。
演技的にも問題なく、また美しい女優ですが、あまり華のある女優ではないのがちょっと損しているかも…。
もちろん、テーマがテーマなだけに、彼女がヒロインにピッタリと考えたトリュフォーの判断は間違っていないでしょう。
ただ、重苦しい雰囲気の漂う作品であることは否定しがたく、トリュフォーの作品の中でも最も地味な作品の一つと言えるかもしれません。
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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