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『ダンケルク』(『WEEK-END A ZUYDCOOTE』)を観ました。
64年のフランス=イタリア合作映画。
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、カトリーヌ・スパーク、フランソワ・ペリエ
撮影:アンリ・ドカ
音楽:モーリス・ジャール
第二次大戦初期の英仏軍によるダンケルク撤退作戦の様子を描いた作品。
原題は『ズイドコートの週末』の意で、1940年の6月1日(土)と2日(日)の二日間の出来事を描いた映画です。
戦争映画とはいっても、英仏軍は空からのドイツ軍の攻撃を頭上に受けて右往左往するだけ。
全篇を通して、ベルモンド演じるマイア軍曹の周囲の人間関係だけが描かれているので、邦題から想像しそうな勇壮な戦闘シーンは全くと言ってよいほどありません。
そういう意味では異色の戦争映画と言えるのではないでしょうか。
ドイツ軍による爆撃シーンなどは、昨今のCG技術全盛の映画に比べたら大したことないのかもしれませんが、逆に、だからこそ、作り物でない本物の迫力を感じます。
撮影も相当大変だったようで、爆撃による波飛沫がキャメラを激しく洗う様は圧巻です。
ジャン=ポール・ベルモンドがほぼ出ずっぱりで、彼の魅力に負うところ大の作品なのですが、アンリ・ヴェルヌイユ監督は、作品に程よいエンターテインメント性を交えつつ、戦場を舞台とした人々の悲喜劇を、あくまで淡々と見せます。
ところどころにユーモアも効いており、ベルモンドの飄々とした持ち味が活きています。
先に述べたアンリ・ドカによる迫真の映像も迫力満点で、彼らしい映像美が楽しめる映画ですし、全篇を覆うモーリス・ジャールの音楽も不思議な味わいがあります。
ヒロインのジャンヌを演じるカトリーヌ・スパークは確かに美しいものの、存在感としては今一つかな。
出番は少ないものの、マリー・デュボワがイギリス兵のフランス人妻役で出演しています。
また、メルヴィルの『影の軍隊』でビゾン役を演じているクリスチャン・バルビエが、ジャンヌをレイプする二人組の内の一人として出演しています。
以前にレンタルで借りてきたのですが最初だけ観て止めてしまった思い出が
なぜか、、そうしてしまいました
自分でも情けない、、また再チャレンジしますね
メルヴィル監督作品を最近2作品入手
『いぬ』と『ギャング』
『いぬ』は観たかったので嬉しかったです^^v
私的にはドサイ氏のクラン警視がお気に入りです
あと、伝説(?)の9分38秒のカットも迫力ありましたね
『ギャング』はまだ観てません・・・
女性の方は戦争映画はあまりお好みではないのでそれも分かる気がします。
この映画は悲惨な映像をあまり前面には出していない作品なので、その意味ではお勧めできるかもしれませんが。
あと『いぬ』ご覧になったのですね。
ドサイ氏のクラン警視がお気に召したとのこと、嬉しいです。
おそらく内容が分かりにくかったと思うのですが、できれば何度かチャレンジしてみて下さい(笑)。
『ギャング』の感想も楽しみにしております。
スパークは地味ながらインパクトありました(ワタシ的には)
『穴』のチョイ役の時でも彼女に目がいってしまうんですから…
スパークについては、観る人によって、好みが分かれるかもしれません(笑)。
確か彼女は『穴』がデビュー作なんですよね。
ジャールの音楽もユーモアがあって、不思議な魅力がありました。
『ダンケルク』のリベンジ鑑賞終了しました!
前回はカトリーヌ・スパークが登場する前でギブアップしたので
全く最初から観たのと同じ感じかと思います
空爆のシーンが結構迫力ありましたね
この当時では撮影するのが大変だったのではないでしょうか
案外お金が掛かってる作品かもしれませんね
エキストラさんも大勢いましたし・・・
ベルモンドさんってスタントマンをほとんど使わないと聞きましたが
階段から転げ落ちるシーンもご本人だったんでしょうかね
観ながらそんな事を考えてました
『ダンケルク』ごらんになりましたか。
空爆のシーンは迫力ありますね。
あれだけ激しいと事故が起きても不思議じゃない気がします。
群集のシーンもかなりの迫力でした。
ベルモンドはスタント使わないことで有名なので、階段から転げ落ちるシーンはベルモンド本人でしょうね。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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