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このブログでこれまで二度お知らせしましたサントラCD『Jean-Pierre Melville Le Cercle Noir』ですが、注文していた商品が届きました。
そう、気づかれた方もおられるかと思いますが、事前の情報とCDのタイトルが違っています。
事前の情報では、『Jean-Pierre Melville Serie Noire』とのことでしたが、実際のCDのタイトルは『Jean-Pierre Melville Le Cercle Noir』となっています。
どこかで見たタイトルですね(笑)。
今現在、当CDを聴きながらこの記事を書いています。
気になる内容ですが、曲目は前回お知らせした内容と変わりはないようです。
しかし!
サプライズがありました。
CDの最後に収録されている『仁義』の音楽3曲(トラックでいうと22~24)は、なんとミシェル・ルグランによる、いわゆる“ボツ・テイク”なのです。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、『仁義』の音楽にはもともとミシェル・ルグランが予定されており、曲も出来上がっておりましたが、メルヴィルはそれが気に入らず、締め切りギリギリで、担当がエリック・ドマルサンに変更になったという経緯があります。
すでに『華麗なる賭け』(68)でオスカーも受賞、飛ぶ鳥を落とす勢いだった当時のルグランをクビにしたのがメルヴィルだったというわけで、いかにメルヴィルが音楽で妥協を許さなかったかがよく分かるエピソードと思います。(もちろん、ミシェル・ルグランがいかに素晴らしい音楽家であるかもまた言うまでもないことです)
このCDのブックレットの解説文(Stephane Lerouge筆)にも触れてありますが、『ギャング』では、メルヴィル自身大ファンであったという、MJQのジョン・ルイス作曲によるサウンドトラックを気に入らず、クビにしてしまっています。
解説文によると、ジョン・ルイスによるサウンドトラックは、67年のジェンネル・スタジオの火災で、焼けてしまったとのことです。
そのせいでしょうか、その音源を聴くことは現在不可能となっています。
話をルグランに戻しますが、ルグランによる、これらのボツ・テイクは近年4枚組国内盤CDも発売になった『シネマ・ルグラン~ミシェル・ルグラン 映画音楽集成』にも収録されているようですが、価格のこともあって、なかなか手の出しづらい商品であることは確かでした。
それがこうして聴くことができて、我慢していて良かったという思いで、嬉しさのあまり、これらの曲からCDを聴き始めてしまったくらいです。
これらの曲の印象については、また時間を置いて書いてみたいと思います。
ちなみに、ブックレットにはクリスチャン・シュヴァリエ、マルシャル・ソラール、エリック・ドマルサンのインタビューが収録されています。(仏語、英語)
また、機会があれば、そのインタビューの内容も紹介したいと思います。
1 『賭博師ボブ』 - Theme de Bob par L'orchestre d'Eddie Barclay
2 『マンハッタンの二人の男』 - Deux hommes dans Manhattan
3 『マンハッタンの二人の男』 - Deambulation nocturne
4 『マンハッタンの二人の男』 - Filature
5 『マンハッタンの二人の男』 - Street in Manhattan, par Glenda Leigh
6 『モラン神父』 - Leon Morin
7 『いぬ』 - Le doulos
8 『いぬ』 - Jazz rapide
9 『いぬ』 - Final
10 『フェルショー家の長男』 - Les Appalaches
11 『サムライ』 - Le samourai
12 『サムライ』 - Fatalite / Blessure
13 『影の軍隊』 - Theme de Gerbier
14 『影の軍隊』 - Le 20 octobre 1942
15 『影の軍隊』 - Mathilde / Les barraquements
16 『仁義』 - Le cercle rouge
17 『仁義』 - Quand les hommes ont rendez-vous
18 『仁義』 - Final inedit
19 『リスボン特急』 - Un monsieur distingue
20 『リスボン特急』 - Un casse
21 『リスボン特急』 - C'est ainsi que les choses arrivent, par Isabelle Aubret
22 Musique inedite pour le cercle rouge - Chasses-croises
23 Musique inedite pour le cercle rouge - Visions
24 Musique inedite pour le cercle rouge - Engrenages (Final)
そう、気づかれた方もおられるかと思いますが、事前の情報とCDのタイトルが違っています。
事前の情報では、『Jean-Pierre Melville Serie Noire』とのことでしたが、実際のCDのタイトルは『Jean-Pierre Melville Le Cercle Noir』となっています。
どこかで見たタイトルですね(笑)。
今現在、当CDを聴きながらこの記事を書いています。
気になる内容ですが、曲目は前回お知らせした内容と変わりはないようです。
しかし!
サプライズがありました。
CDの最後に収録されている『仁義』の音楽3曲(トラックでいうと22~24)は、なんとミシェル・ルグランによる、いわゆる“ボツ・テイク”なのです。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、『仁義』の音楽にはもともとミシェル・ルグランが予定されており、曲も出来上がっておりましたが、メルヴィルはそれが気に入らず、締め切りギリギリで、担当がエリック・ドマルサンに変更になったという経緯があります。
すでに『華麗なる賭け』(68)でオスカーも受賞、飛ぶ鳥を落とす勢いだった当時のルグランをクビにしたのがメルヴィルだったというわけで、いかにメルヴィルが音楽で妥協を許さなかったかがよく分かるエピソードと思います。(もちろん、ミシェル・ルグランがいかに素晴らしい音楽家であるかもまた言うまでもないことです)
このCDのブックレットの解説文(Stephane Lerouge筆)にも触れてありますが、『ギャング』では、メルヴィル自身大ファンであったという、MJQのジョン・ルイス作曲によるサウンドトラックを気に入らず、クビにしてしまっています。
解説文によると、ジョン・ルイスによるサウンドトラックは、67年のジェンネル・スタジオの火災で、焼けてしまったとのことです。
そのせいでしょうか、その音源を聴くことは現在不可能となっています。
話をルグランに戻しますが、ルグランによる、これらのボツ・テイクは近年4枚組国内盤CDも発売になった『シネマ・ルグラン~ミシェル・ルグラン 映画音楽集成』にも収録されているようですが、価格のこともあって、なかなか手の出しづらい商品であることは確かでした。
それがこうして聴くことができて、我慢していて良かったという思いで、嬉しさのあまり、これらの曲からCDを聴き始めてしまったくらいです。
これらの曲の印象については、また時間を置いて書いてみたいと思います。
ちなみに、ブックレットにはクリスチャン・シュヴァリエ、マルシャル・ソラール、エリック・ドマルサンのインタビューが収録されています。(仏語、英語)
また、機会があれば、そのインタビューの内容も紹介したいと思います。
1 『賭博師ボブ』 - Theme de Bob par L'orchestre d'Eddie Barclay
2 『マンハッタンの二人の男』 - Deux hommes dans Manhattan
3 『マンハッタンの二人の男』 - Deambulation nocturne
4 『マンハッタンの二人の男』 - Filature
5 『マンハッタンの二人の男』 - Street in Manhattan, par Glenda Leigh
6 『モラン神父』 - Leon Morin
7 『いぬ』 - Le doulos
8 『いぬ』 - Jazz rapide
9 『いぬ』 - Final
10 『フェルショー家の長男』 - Les Appalaches
11 『サムライ』 - Le samourai
12 『サムライ』 - Fatalite / Blessure
13 『影の軍隊』 - Theme de Gerbier
14 『影の軍隊』 - Le 20 octobre 1942
15 『影の軍隊』 - Mathilde / Les barraquements
16 『仁義』 - Le cercle rouge
17 『仁義』 - Quand les hommes ont rendez-vous
18 『仁義』 - Final inedit
19 『リスボン特急』 - Un monsieur distingue
20 『リスボン特急』 - Un casse
21 『リスボン特急』 - C'est ainsi que les choses arrivent, par Isabelle Aubret
22 Musique inedite pour le cercle rouge - Chasses-croises
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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