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クロード・ミレール監督の『検察官~レイプ殺人事件』を国内盤DVD(IVC)で観た感想。
『GARDE A VUE』(81年)
監督:クロード・ミレール
脚本:クロード・ミレール、ジャン・エルマン
台詞:ミシェル・オーディアール
撮影:ブルーノ・ニュイッテン
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
出演:リノ・ヴァンチュラ、ミシェル・セロー、ロミー・シュナイダー、ギイ・マルシャン
再見。
実に面白いサスペンス。
それもそのはず、キャストだけでなく、スタッフもオールスターといってよいほど揃っています。
映画の内容はそのほとんどがクリスマスの夜の幼児殺人容疑者の取調べシーンに限定されていますが、容疑者ミシェル・セローと刑事リノ・ヴァンチュラのやり取りが大変見ごたえあります。
また、世間のクリスマスの喧騒とは正反対の取調室の無味乾燥、という対比にリアリティがあり、なんともいえず惹きつけられます。
そして、なんといっても、リノ・ヴァンチュラの自然体で渋い演技がなんともいえず素晴らしい。
この人の刑事役はこれに限らず、本当に人間味があります。
この頃の主演作がほとんど国内DVD化されていないので、この作品は貴重です。
一方のミッシェル・セローの演技も実に上手いです。
ロミー・シュナイダーは亡くなる前年の作品で、その表情になんとなく暗い影が差しているように見えるのは役柄のせいだけではないように思えます。
その意味では観ていて心の痛む作品です。
それにしても『警察官』ならまだしも、『検察官』というタイトルはナゾ。
副題も余計ですね。
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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