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先日挙げた私の好きなジャズ・アルバム・ベスト20の中から、1枚1枚を取り上げ、いろいろ書いていこうと思います。
今回取り上げるのはベスト20の①(順位ではありません)に挙げたジャズ・クインテット60の『プレゼンティング・ジャズ・クインテット60』。
『PRESENTING JAZZ QUINTET 60』(Fontana)
①ワン・モア・チャント②アンティシペーション③ヤケ・デ・ヤク④ワルツ・フォー・シャーリーン⑤エヴリー・タイム・ウィ・セイ・グッバイ⑥リトル・アニー・ファニー⑦聖ヴァイタスの踊り
ベント・アクセン(p)、アラン・ボッチンスキー(tp)、ニールス・ハサム(ts)、ニールス・ペデルセン(b)、ビヤルン・ロストヴォルド(ds)
ジャズ・クインテット60はデンマークのグループで、リーダーはトランペットのアラン・ボッチンスキーとピアノのベント・アクセン。
彼らの関連アルバムは近年いろいろCD化されており、澤野工房からも『JAZZ QUINTET 60』という、これと間違えそうなタイトルのCDが発売されています。
なんでも、澤野から出ているのが彼らのファースト・アルバムで、今回取り上げた『プレゼンティング・ジャズ・クインテット60』はセカンド・アルバムなのだということ。
このセカンド・アルバムも数年前に国内盤の紙ジャケが発売されていますが、輸入盤の方が入手しやすいと思います。
私が所有しているのも輸入盤です。
このアルバムは、何の予備知識もないまま輸入盤店で試聴したのがキッカケで購入したのですが、とにかく曲、演奏ともにカッコ良く、すぐに気に入りました。
曲調は典型的なハード・バップで、とりわけニールス・ペデルセンのベースプレイが素晴らしい。
この人は個人的にも好きなベーシストの一人で、このアルバムを聴いて以降、彼の参加しているCDを探し回ったほど。
ベース・プレイの良し悪しは専門家ではないので、ハッキリ言ってよく分かりませんが、一般的に、音の好き嫌いは結構あります。
好みはズンズン、バキバキ響いてくる音。
そういう意味で理想は、やはりチャールズ・ミンガス。
ポール・チェンバース、ジミー・ギャリソンあたりの音も好きですが、ポール・チェンバースのアルコ・プレイ(弓弾き)は苦手。
良さがよく分からないのはロン・カーターとか…。
やはり4ビートのノリ、迫力、美しさがポイントでしょうか。
話が逸れましたが、このアルバムは、アラン・ボッチンスキーのトランペットも印象的で、個々の作品でもボッチンスキー作曲による①③⑥あたりがオススメ。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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