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●『暗黒街の弾痕』(37年、監督:フリッツ・ラング、出演:ヘンリー・フォンダシルヴィア・シドニー)を観た感想です。

フリッツ・ラングらしい重厚なサスペンス。
個人的にヘンリー・フォンダがもともと苦手なのだが、この映画でもその印象は変わらず。
この映画の彼は誰かに似ていると思ったら、ロベール・ブレッソン監督の『スリ』の主演俳優マルタン・ラサールに顔も佇まいもソックリだということに気づいた。

映画は後半、ボニー&クライド的な逃避行となる。
主演女優のシルヴィア・シドニーの美しさで多少は救われるが、映画の内容は重苦しく、観終わった後、ちょっと胃にもたれる。
それにしても、邦題は意味不明。

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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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