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エリック・ロメール監督の『モンソーのパン屋の女の子』を国内盤DVD(紀伊国屋書店)で観た感想です。
『LA BOULANGERE DE MONCEAU』(63年)
監督:エリック・ロメール
脚本:エリック・ロメール
撮影:ジャン・ミシェル・ムリス
出演:バルベ・シュローデル、ミシェル・ジラルドン、クローディーヌ・スブリエ
再見。
エリック・ロメール監督の連作『六つの教訓物語』の第一作に当たる作品で、上映時間26分という短編映画。
時間は短い分、ストーリーもシンプルな作品ですが、いかにも若い頃にありがちな恋愛模様が面白く、観る度に楽しめる作品です。
パリのロケ撮影もいかにもヌーヴェル・ヴァーグを思わせるもので魅力的。
キャストでは、シルヴィ役のミシェル・ジラルドンも美しいですが、パン屋の娘ジャクリーヌ役のクローディーヌ・スブリエの存在感がなかなか強烈ですね。
主演のバルベ・シュレデールは、ロメールの年下の友人(21歳差!)で、62年に共に映画製作会社『レ・フィルム・デュ・ロザンジュ』を創立。
DVDの解説書によれば、この作品の最終的な製作も『レ・フィルム・デュ・ロザンジュ』、つまりシュレデールがプロデューサーです。
シュレデールは後にはプロデューサー以外に、映画監督としても活躍します。(監督作にピンク・フロイドを音楽に起用した『モア』『ラ・ヴァレ』など)
なお、どういうわけか、この作品では、バルベ・シュレデールの声の吹替えをベルトラン・タヴェルニエが担当しています。
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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