忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

4794965931.jpgサムライ-ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生」(ルイ・ノゲイラ著 井上真希訳 晶文社刊)のインタビューの中で、メルヴィル監督が挙げていた「63人の戦前のアメリカの映画監督」のリストをここに転記してみます。

メルヴィル監督が、このリストに挙げる条件は何かというと、「たった一本、私を熱狂させる映画を撮っただけで十分だった。」(「サムライ」)とのこと。
あと、トーキー以後という条件のもとでのリストのようです。

面白いことに、このリストはカイエ・デュ・シネマ誌の61年10月号に初めて掲載されたらしいのですが、その時はなぜか64人の名前が載っていたとのことです。
そこで、実際その64人のリストが記載されている「Jean-Pierre Melville An American In Paris」(ジネット・ヴァンサンドー著)と、ルイ・ノゲイラ著「サムライ」のリストと照らし合わせてみますと、「サムライ」では「Cecil B.Demille」の名前が抜けていることが分かります。
実際、「サムライ」(33ページ)を読みますと、メルヴィルは、デミルを監督としてより俳優として高く評価していることを強調しておりますので、後にあえてリストから外したのかもしれません。

チャップリン
がリストに入っていないのは、「彼は神様で、したがってどんな格付けにも入らないから」(「サムライ」)とのこと。
なお、ここでは「サムライ」から転記したカタカナ表記の他に、便宜上、番号と「Jean-Pierre Melville An American In Paris」に記載されていたローマ字表記を併記します。

1. ロイド・ベイコン Lloyd Bacon
2. バスビー・バークレイ Busby Berkeley
3. リチャード・ボレスラウスキー Richard Bleslavski
4. フランク・ボザーギ Frank Borzage
5. クラレンス・ブラウン Clarence Brown
6. ハロルド・S・バケット Harold S.Bucquet
7. フランク・キャプラ Frank Capra
8. ジャック・コンウェイ Jack Conway
9. メリアン・C・クーパー Merian C.Cooper
10. ジョン・クロムウェル John Cromwell
11. ジェームス・クルーズ James Cruze
12. ジョージ・キューカー George Cukor
13. マイケル・カーティス Michael Curtiz
14. ウィリアム・ディターレ William Dieterle
15. アラン・ドワン Allan Dwan
16. レイ・エンライト Ray Enright
17. ジョージ・フィッツモーリス George Fitzmaurice
18. ロバート・フラハティ Robert Flaherty
19. ヴィクター・フレミング Victor Fleming
20. ジョン・フォード John Ford
21. シドニー・フランクリン Sidney Franklin
22. テイ・ガーネット Tay Garnett
23. エドマンド・グールディング Edmund Goulding
24. アルフレッド・E・グリーン Alfred E.Green
25. エドワード・グリフィス Edward Griffith
26. ヘンリー・ハサウェイ Henry Hathaway
27. ハワード・ホークス Howard Hawks
28. ベン・ヘクト Ben Hecht
29. ガースン・ケニン Garson Kanin
30. ウィリアム・キーリー William Keighley
31. ヘンリー・キング Henry King
32. ヘンリー・コスター Henry Koster
33. グレゴリー・ラキャーヴァ Gregory La Cava
34. フリッツ・ラング Fritz Lang
35. シドニー・ランフィールド Sidney Lanfield
36. ミッチェル・ライゼン Mitchell Leisen
37. ロバート・Z・レオナード Robert Z.Leonard
38. マーヴィン・ルロイ Mervyn Le Roy
39. フランク・ロイド Frank Lloyd
40. エルンスト・ルビッチ Ernst Lubitsch
41. レオ・マッケリー Leo Maccarey
42. ノーマン・Z・マクロード Norman Z.Mcleod
43. ルーベン・マムーリアン Rouben Mamoulian
44. アーチー・メイヨ Archie Mayo
45. ルイス・マイルストン Lewis Milestone
46. エリオット・ヌージェント Elliot Nugent
47. ヘンリー・C・ポッター Henry C.Potter
48. グレゴリー・ラトフ Gregory Ratoff
49. ロイ・デル・ルース Roy Del Ruth
50. マーク・サンドリッチ Mark Sandrich
51. アルフレッド・サンテル Alfred Santell
52. アーネスト・B・シュードサック Ernest B.Schoedsack
53. ジョン・M・スタール John M.Stahl
54. ジョゼフ・フォン・スタンバーグ Josef von Sternberg
55. ジョージ・スティーヴンス George Stevens
56. ノーマン・タウログ Norman Taurog
57. リチャード・ソープ Richard Thorpe
58. W・S・ヴァン・ダイク W.S.Van Dyke
59. キング・ヴィダー King Vidor
60. ウィリアム・A・ウェルマン William Wellman
61. ジェームス・ホエイル James Whale
62. サム・ウッド Sam Wood
63. ウィリアム・ワイラー William Wyler

さて、何人の監督の作品をご覧になってらっしゃるでしょうか。
私は恥ずかしながら15人ほどでした…正直言って、知らない名前がほとんどです。

PR

6b733efb.gif前回紹介した『勝手にしやがれ』のクライテリオン(Criterion)盤の特典映像に収録されたジャン=ピエール・メルヴィル監督の1963年のインタビューの日本語訳の続きになります。


Q:現在、ヌーヴェル・ヴァーグに対するあなたのスタンスはいかがでしょうか?

M私は自分をヌーヴェル・ヴァーグの一部分だと思ったことはありませんね。
ヌーヴェル・ヴァーグが1959年に生まれた時には私はすでに旧世代の人間でしたから。

Q:では、家族の友人とでもいった方が?

Mええ(笑)。
もちろん、私は彼らのことがとても好きでしたし、今でもそうです。
彼らは多くの試みをし、実際成功したものもあります。
ヌーヴェル・ヴァーグは162人の才能を生み出しましたが、残ったのは数人です。
よく言って、おそらく4~5人でしょう。
抜け目なくも今になってから誇らしげに言う人たちもいます、“おい?ヌーヴェルヴァーグは今やガタガタじゃないか!”とね。
だからといって、私は急に彼らに背を向ける気はありません。
特に私は彼らが活動を始めた頃からの仲間でしたからね。
彼らに対する私の立場は、あなたがさっき言われた“インディアン”というよりも、かろうじて助言してきた兄貴分といったところでしょうか。
その助言はたいてい、まず聞き入れてはもらえませんでしたが。
(この辺りの翻訳は自信ありません)

Q:あなたが印象的な役柄を演じた『勝手にしやがれ』でヌーヴェル・ヴァーグは成功を収めました。
一方で、ヌーヴェル・ヴァーグが大きな失敗を仕出かしたのも否定できません。
一例を挙げますと、ゴダールの『カラビニエ』はごくわずかな観客動員に終わりました。
あなたのお考えではいかがでしょう?観客が飽きたのでしょうか?それとも、監督たちが行き詰っているのでしょうか?

M私はゴダールを個人的に知っていますが、彼は特殊なケースですね。
なにより、彼は極めて聡明な人間ですよ。
事実、彼らの内の何人かは実に知性に恵まれた人たちです。
トリュフォー、シャブロル、マルは特にそうですね。

Q:知性は映画監督にとって、不可欠の条件なのでしょうか?

Mいや、決して重要ではありません。
それなしでも映画は撮れますよ。
実際、優れた映画監督の中には頭が良いとは言えない人もいますし。

Q:私は彼らに知性が欠けていると言うつもりはありませんが…。

M頭が悪くとも優秀な監督がいたのは事実ですよ。
ええ、知性は監督の必要条件ではありません。

Q:では、彼らの知的な一面を話していただけますか?

M知性に恵まれた監督たちの中でも、ゴダールは特別な、とりわけユニークなアーティストですが、私は彼が映画作家であるとは完全には確信していません。
もともと『勝手にしやがれ』はあと一歩で失敗作になりかねない作品でした。
とにかく長過ぎたんです。
ゴダールは多くのカットを削除しなくてはならなくなったのですが、突然彼は同じカット内で削除をしたり、シークエンスをまるごと削除するなどの素晴らしいアイデアを見つけたのです。
我々なら決して成し得ないような大胆さでね。
あるカットの冒頭や途中や最後を削除して短くするなんて我々はまず考えませんからね。
ゴダールはそれをやったし、彼の大胆さが素晴らしい結果を生んだんですね。
結果、今日に至り、映画は特別な魅力と洗練さを得たのです。

この項終わり

aa211378.gif『勝手にしやがれ』のクライテリオン(Criterion)盤の特典映像に収録されたジャン=ピエール・メルヴィルの1963年のインタビュー(時間にして5分半ほど)を翻訳して2回に分けて紹介します。
いうまでもなく、メルヴィルは『勝手にしやがれ』に作家パルヴュレスコ役で俳優としても出演していますし、当時は監督のジャン=リュック・ゴダールの兄貴分のような存在でもありました。
このインタビューは自身の映画よりもヌーヴェル・ヴァーグに対してメルヴィルが語っている貴重なインタビュー映像です。
翻訳に当たっては、ほとんど英語字幕を参照していますが、例によって、かなり訳出の怪しい部分もありますので、誤りなどありましたらご教示いただければと思います。


Q:ジャン=ピエール・メルヴィルさん、処女作『海の沈黙』以来ずっとあなたは主流の映画業界から離れたところで仕事をされてきましたね。
それは、あなたが映画を撮るためには唯一の方法だったのでしょうか?  

Mもちろんです。新参者は常に同じ問題を抱えています。
つい3、4年前までは、新人監督が映画スターと一緒に仕事をすることなんて考えられないことでした。
スターの出演なくしては資金が集まらないし、スターの出ない新人監督の映画に興味を示すプロデューサーなんていませんからね。
ですから、私は独立プロという道を採らざるをえなかったのです。
私がロケ撮影をしたのは予算を低く抑えるためでした…事実そう思っていたのです。
それは私がもっと考慮すべきだった間違いの一つでしたが。
私は『海の沈黙』が低予算でロケ撮影された最初の劇映画だったと思いますね。
1946-47年頃は、それが考えられる唯一の方法だったのです。
他の方法で映画を撮るのは不可能でした。

Q:あなたは優れた映画を撮っただけでなく、それが可能であることを証明しましたね。
当時まだ若すぎて映画を撮ろうとは思っていなかった多くの若者たちにも、あなたはヒントを与えたのです。
あなたの自立した活動が、ヌーヴェル・ヴァーグの若者たちにとって、ある種の“保険”となりました。
彼らは何もないところから突然出現したように見えますが、アメリカ人のように、自分たちの先駆者を見つける必要がありました。
あなたは、革ジャケットにスクーターという彼らの西部における草分け的な先駆者、いわば“インディアン”だったのです。
いかがでしょうか?

Mそうですね。
彼らにとって、私はある種のアリバイでした。
“メルヴィルにできたんだから、俺たちにだってできる”となったのです。
面白いのは、そうやって撮り始められた映画すべてが優れていたわけではなかったということですね。
シャブロル、トリュフォー、ゴダールや他の連中が“おい、身に付けた技術を駆使したり、ジャーナリストや批評家になれば、優れた低予算の映画だって作れるんじゃないか?だって、俺たちはあらゆる新作映画を観ているし、何より映画を知っているからな”と考えるようになったのは『賭博師ボブ』以降のことなのです。


次回に続きます。

64361b10.gif最近観た映画というわけではありませんが、仏フィルム・ノワールの傑作男の争い』『DU RIFIFI CHEZ LES HOMMES』(55)を紹介したいと思います。(ネタバレは極力避けています)

原作:オーギュスト・ル・ブルトン、監督:ジュールス・ダッシン、撮影:フィリップ・アゴスティーニ、脚本: ジュールス・ダッシン、オーギュスト・ル・ブルトン、ルネ・ウェレル、美術:アレクサンドル・トローネル

映画のストーリーですが、5年の刑期を終え出所したトニー・ステファヌワ(ジャン・セルヴェ)が、仲間に誘われて宝石強盗を計画、実行するのが映画の前半。
トニーの昔の女を巡って、ナイトクラブのオーナー、ピエールとの確執から、双方の争いへと発展するのが映画の後半です。

共に宝石強盗に挑むのは、ジョー(カール・メーナー)、マリオ(ロベール・マニュエル)、金庫破りの名人であるイタリア人、セザール(監督のジュールス・ダッシン本人)。

一方、昔の女絡みで、トニーと対立するナイトクラブのオーナー、ピエール(マルセル・リュポヴィシ)、ヤク中毒の弟レミ(ロベール・オッセン)、ピエールの手下にデビュー間もないピエール・グラッセ(『マンハッタンの二人の男』『ギャング』)。
女優陣も粒揃いで、トニーの元愛人で、現在はピエールの愛人に収まっているマドー(マリー・サブレ)、セザールが惚れるクラブのダンサーのヴィヴィアン(マガリ・ノエル)、ジョーの妻(ジャニーヌ・ダルセイ)、マリオの妻(クロード・シルヴァン)など。

この作品、現在では紀伊国屋書店よりDVDが発売されていますし、ビデオレンタルも大手のところでは見掛けます。
メルヴィルの『賭博師ボブ』などと同様、ジョン・ヒューストンの『アスファルト・ジャングル』からの大きな影響を受けたと思われる“押し入り強盗もの”です。
あるインタビューにおいて、メルヴィルが「『男の争い』はもともと私が監督するはずだったんだ」と語ったという記事を読んだ記憶がありますが、真偽のほどは分かりません。
実際のところ、メルヴィルがこの作品を気に入っていたのは事実のようです。

81657aca.gifキャストでは、なんといっても、主演のジャン・セルヴェの中年男の魅力が素晴らしい。
風貌はどこか指揮者のカラヤンを彷彿とさせる二枚目ですが、雰囲気というか佇まいがなんとも渋く、魅力的です。
この人の出演作は、他に『美しき小さな浜辺』(48)『ガラスの城』(50)『宿命』(57)『熱狂はエル・パオに達す』(59)などがありますが、個人的に観たものでは、ベルモンド主演の『リオの男』(63。監督:フィリップ・ド・ブロカ)ぐらいしか思い浮かびません。

e0db6409.gif他に配役の点で特筆すべきは、監督のジュールス・ダッシン本人が、重要な役であるセザールを演じていることでしょう。
しかし、彼はもともと役者を目指して演技の勉強をしていたくらいですから、ここで俳優として出演しているのも決して不思議ではないのです。
この作品のおいて、正装したセザールが宝石に下見に行き、金庫を発見するシーンなど、『仁義』のイヴ・モンタン演じるジャンセンのそれを予見するシーンだと言えるでしょう。(ジャンセンは警報システムの場所などをチェックします)
事実、ダッシン監督は、この作品の後も自らの監督作品に俳優としても出演しているようです。

a11ff5a9.gifちなみに、私はダッシン監督の他の作品ではハリウッド時代の『深夜復讐便』、『裸の街』を観ていますが、どちらもきびきびとしたテンポが心地良い素晴らしいサスペンスです。
中でも『裸の街』はニューヨークの街でのロケ撮影が印象的な作品ですが、そのロケ撮影の巧みさは、この『男の争い』でも存分に発揮されています。(もちろん、こちらの舞台はパリ)
赤狩りによって、ハリウッドを追われ、フランスに来て撮ったのがこの作品だったとのことで、ダッシン監督は、この作品で55年のカンヌ映画祭において監督賞を受賞しています。

6a53a3bc.gifそして、この作品は、宝石強盗のシークエンスが凄い。
床に穴を開け、下階に降りて宝石店を襲うというアイデアはもちろん、傘などの小道具を実に巧く利用しているのに感嘆させられます。
この間、セリフは全くありませんが、置き時計や、男たちの目配せや汗が(間違えて鳴ってしまうピアノの音までも!)緊迫した状況を見事に表現しています。
宝石店の天井に穴が開いて、そこから上階のほの暗い明かりが見えるシークエンスが美しく、実に印象的。

個人的に、唯一この作品で苦手な点は、ストーリーに子供の誘拐が絡んでくるところです。
これは私の個人的な趣向の問題なのですが、どうもこういったサスペンスものに子供が絡んでくると落ち着かないというか、居心地の悪さを感じてしまうのです。
しかし、他は文句の付けようのない見事な作品だと思います。

今更ですが、今年度のアカデミー賞の監督賞はコーエン兄弟がとったんですね。
これまでコーエン兄弟の作品は『ミラーズ・クロッシング』『ファーゴ』『バーバー』『ディボース・ショウ』を観ていますが、この中では『ファーゴ』が面白かったです。
『バーバー』は、内容は現代のノワールともいえる作品で、ストーリーは悪くなかったのですが、ナレーションの使い方があまり好きではありませんでしたし、スタイリッシュ過ぎる(?)映像にも違和感を感じました。
『ディボース・ショウ』はつまらなかったです。
 
というわけで(?)、最近観た映画の続きです。

●『ショック集団』(63年、監督:サミュエル・フラー、出演:ピーター・ブレック、コンスタンス・タワーズ)

精神病院で起きた殺人事件の犯人を見つけるために、病人を装って入院する記者のお話。
紀伊国屋書店から出ているサミュエル・フラーのDVDが単品、BOXともに半額になっていたので購入。
特製ブックレット付きのBOXも欲しかったのですが、先に『裸のキッス』を買ってしまっていたので、今回は『ショック集団』だけにしました。
カルト的な内容の作品で、こういった作品は合うか合わないかで好みが分かれましょうが、私個人としては、観ていて決して愉快な作品とは言えませんでした。
いくつか注目すべきシークエンスがあり、確かにそれらは驚くべきものなのですが、それが観ていて好きか否かは別問題です。

引き続き、最近観た映画のメモです。

●『祇園の姉妹』(35年、監督:溝口健二、出演:山田五十鈴、梅村蓉子)

祇園を舞台に、芸者の日常を描いた作品。
正規盤のDVDで観ましたが、残念ながら20分以上のカットがあるとのことです。
しかしながら、作品は素晴らしい。
なんといっても、若かりし山田五十鈴の魅力が凄い。
やはり同じ溝口作品で、同じ年に撮った『浪華悲歌』によって、女優開眼したと言われる彼女ですが、私個人は、『浪華悲歌』よりも『祇園の姉妹』の彼女の方をずっと魅力的に感じました。

このところ観た映画のメモです。
今回は40年代のアメリカ映画から。

●『らせん階段』(45年、監督:ロバート・シオドマク、出演:ドロシー・マクガイア、エセル・バリモア)

フィルム・ノワールの枠内に入れられることもあるサスペンス映画ですが、観た印象ですと、フィルム・ノワールというよりは、むしろホラーといった方がピッタリくるような内容です。

ロバート・シオドマク監督の作品では、以前バート・ランカスター主演の『殺人者』を観ましたが、それは実に面白い内容でした。
それに比べると、この作品では、お屋敷、嵐、地下室、口のきけない女性、寝たきりの老婆、嫌味な若者…など、面白い映画となる要素はたくさん揃っているのですが、肝心の登場人物のキャラクターにこれといった魅力を感じなかったという印象です。

[143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153]
テンプレ作った人:おみそ
今すぐブログ始めるなら:[PR]

PR:忍者ブログ
ブログ内検索
プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
カテゴリー
最新コメント
[04/14 マサヤ@管理人]
[04/10 mon]
[11/07 マサヤ@管理人]
[11/06 mon]
カウンター
忍者AdMax
NINJA TOOLS
アーカイブ