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ジャン・ルノワール監督の『黄金の馬車』をレンタルビデオで観た感想です。
『Le Carrosse D'or』(53年)
監督:ジャン・ルノワール
原作:プロスペル・メリメ
脚本:ジャン・ルノワール、ジャック・カークランド、レンツォ・アヴァンツォ、ジュリオ・マッキ、ジネット・ドワネル
撮影:ロドルフォ・ロンバルディ、クロード・ルノワール
音楽: アントニオ・ヴィヴァルディ、アルカンジェロ・ユレッリ、オリヴィエ・メトラ
出演:アンナ・マニャーニ、オドアルド・スパダーロ、ポール・キャンベル、ダンカン・ラモント、ラルフ・トルーマン
初見。
18世紀のスペイン統治下のペルーを舞台にした作品。
コスチュームものは苦手な人も多いのではないか。
かくいう私も、この作品を「コスチュームものか…」とずっと食わず嫌いしていたのだが、今となってはその偏見が悲しい。
内容は素晴らしく面白く、ルノワールに関心があるならば、これは食わず嫌いしてはいけない作品だと思う。
これほど映画を観ている間中、(観る側の)幸福感が持続する作品も珍しい。
とりわけ、アンナ・マニャーニの存在感が圧倒的。
体はそれほど大きくない人だと思うのだが、なんというか存在感で非常に大きな人に見えてしまう。
マジックである。
彼女を争う3人の男たちはどこかしら顔が似ているのが困るが、ストーリー的に、それが活かされている場面もあるのでしょうがないのかもしれない。
私の耳にいつもはつまらなく聞こえるヴィヴァルディの音楽が、この映画では魅力的に響く。
カラー映像も美しく、是非DVDで観たい作品だ。
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マサヤ
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フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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