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このところ観た映画のメモの続きです。
今回はサスペンスものが多いです。
●『危険がいっぱい』(64年、監督:ルネ・クレマン、出演:アラン・ドロン、ジェーン・フォンダ)
●『華麗なる賭け』(68年、監督:ノーマン・ジュイソン、出演:スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ)
●『青髭』(62年、監督:クロード・シャブロル、出演:シャルル・デネ、ステファーヌ・オードラン)
『危険がいっぱい』
ラロ・シフリンのジャズが印象的。
若々しいアラン・ドロンは役柄によく合っているし、アンリ・ドカの流麗なキャメラもさすがに見事だが、全体としては、今一つノリきれないストーリーという感が残った。
あと、所有しているDVDで観たのだが、画質があまりにも悪い。
製作年代からいっても、もっと良いマスターがあるはずだが。(以前観たBSの放送の方が画質はずっと良かった)
『華麗なる賭け』
マックィーンの出演作は以前は好きでよく観ていたが、これは初見。
印象としては、オサレ系(?)サスペンスといったらよいか。
マックィーンはさすがにカッコ良いが、作品としてはもう一味欲しい感も。
フェイ・ダナウェイは結構好きな女優だが、この作品ではあまりキレイに見えない。
映画中で多用されるマルチスクリーンも、いかにも感があり、今となっては良い手法とは思えない。
ミシェル・ルグランの音楽はさすがに印象的だが、映画本編以上に目立ってしまうところもあり。
『青髭』
メルヴィルが俳優として出演していることでも知られるクロード・シャブロル監督作品。
ヨーロッパに伝わる青髭伝説を、第1次世界大戦に時期を設定しなおして描いた作品で、ミシェル・モルガン、ダニエル・ダリューなど、青髭に殺される女たちを演じる女優たちの顔ぶれが豪華である。
それぞれの出演場面は短く、勿体無いくらい。
主演のシャルル・デネは、後にトリュフォー監督の『恋愛日記』に主演、『黒衣の花嫁』、『私のように美しい娘』でも怪演を示しているし、『Z』や『相続人』など脇でもユニークな存在感を放つ、私はかなり好きな俳優なのだが、今回観たビデオは英語吹き替え版であり、彼の特徴のある声が聞けないのが残念。(唯一彼の声が聞けるシーンが歌を歌うシーン)
ストーリーもシリアスなのかコメディなのか捉えがたく、どことなく中途半端な感がある。
ところで、私はメルヴィルの出演場面が見つけられなかった。
もしお分かりの方がいたら教えてもらいたいものである。
『危険がいっぱい』のDVD画像がそんなに悪いとは驚きですね
私はBSで放送したものしか持ってませんが
お書きになってるようにそんなに悪くないですもんね
『華麗なる賭け』はダンディなマックィーン登場でお洒落~
『青髭』観たい!
シャブロル監督作品で主演がシャルル・デネ
あと、ダニエル・ダニューも出てる!
これだけでも興味津々なのにメルヴィル監督もご出演ですか
でもマサヤさんが発見できなかったなんて・・・考えられませんが
ほんの少ーーーしの出番だったのでしょうね
どこか別のメーカーから出し直してくれることを期待したいです。
『青髭』は一度観終わった後に、何度もチェックしたのですが、メルヴィルの出演シーンは見つけられませんでした…。
私の見たのは英語吹き替え版でしたが、カット版という可能性もありかもしれませんね。
海外のいろんな信頼性の高いサイトを見る限り、メルヴィルがこの作品に俳優として出演しているのは確かなようですが。
役名は「ジョルジュ・マンデル」ということです。
ご覧になったら登場シーンを是非チェックしてみてくださいー
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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