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フランスのフィルム・ノワールのテーマ曲などを一挙に収録した『Du rififi au cine - L'integrale』という4枚組のCDボックスです。
貴重音源が多く、それも、フレンチ・フィルム・ノワールの主だった作品のサントラ、テーマ曲などがズラリと収録されている様は壮観(?)です。
未見の映画でも、音楽を聴いているだけでも充分楽しめます。
また、24ページに及ぶ、写真満載のブックレットも楽しいです。(右下の画像がその内容の一部です)
このCDボックス、日本では『フレンチ・フィルムノワール・アンソロジー・ボックス・セット』と銘打って発売されましたが、既に廃盤となり、中古盤は高価で取引されているようです。
私は今回、運良く輸入盤を見つけました。
これまで私は『Vol.1』(国内盤)のみ所有しておりましたが、内容は50~60年代の映画のものばかりでした。
『Vol.2』は70年代、『Vol.3』は80年代、『Vol.4』はテレビドラマ関係の内容のようです。
これらはバラでも発売されておりましたが、現在は中古でも『Vol.4』をたまに見かける程度で、他の3枚はまず見つけることができません。
全体の詳しい内容に関してはこちらを参照。
肝心のメルヴィル関係の収録内容ですが、以下の通り。
『Vol.1』収録
●『いぬ』(「いぬのテーマ」「ジャズ・ラピード」作曲:ポール・ミスラキ)
●『賭博師ボブ』(「ボブのテーマ」作曲:ジョー・ボワイエ、エディー・バークレイ)
●『マンハッタンの二人の男』(「テーマ」「マンハッタン・ストリート」作曲:クリスチャン・シュヴァリエ)
『Vol.2』収録
●『仁義』(「テーマ」作曲:エリック・ド・マルサン)
●『リスボン特急』(「上品な紳士~ジャン・ドサイの場面にかかる音楽」 作曲:ミシェル・コロンビエ)
「ボブのテーマ」や、『マンハッタンの二人の男』の音楽などは、ことサントラCDでは、ここでしか聞けないものではないでしょうか。
大変貴重です。
ただ、ちょっと残念な点もありまして、『いぬ』に関しては、冒頭のあのテーマ音楽が収録されていませんし、また、『リスボン特急』に関してはエンドクレジットに流れるイザベル・オーブレの歌「事が起こるように」も収録されておりません。
しかし、ここまでフランス映画の、それもフィルム・ノワール関連の音源がまとめて聴けるのは嬉しい限りです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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